ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、10月20日に発売されるPS5用オープンワールドアクションアドベンチャー『Marvel’s Spider-Man 2』のメディア向け発表会を東京・池袋のHall Mixaで開催した。
本作は、世界的な大ヒットとなった『Marvel’s Spider-Man』シリーズの最新作だ。今回はピーター・パーカーとマイルズ・モラレスというふたりのスパイダーマンが登場。PS5の能力を存分に活かして、それぞれのスパイダーマンを瞬時に切り替えながらプレイできるところが最大の特徴となっている。
イベント冒頭、本作のディレクターを務めるブライアン・インティハー氏からのビデオメッセージが流された。
ブライアン・インティハー氏:
今日は参加できませんが、本作を紹介できてワクワクしています。今作では、オープンワールドでふたりのスパイダーマンを操作できます。独自の物語で新たなヴィランも登場。クレイブン、リザードに、あのヴェノムも。戦闘や移動のアビリティも各ヒーローで増えており、マップもクイーンズとブルックリンが追加。約倍の広さになりました。探索しがいがありますよ。このオープンワールドで、物語性の高いコンテンツを楽しめます。また、本作はPS5の性能を最大限活用するように作ってきました。前作よりも移動やファストトラベル、ヒーローの切り替えも速く行えますし、建物内外を行き来するボス戦などもシームレスに描いています。
本稿では、霜降り明星のせいやさんと見取り図の盛山晋太郎さんのトークセッションを中心にイベントの様子をお届けしていく。
文/高島おしゃむ
霜降り明星 せいやさんと見取り図 盛山晋太郎さんがスペシャルゲストで登場!
まずはスペシャルゲストとして、霜降り明星のせいやさんと見取り図の盛山晋太郎さんが登壇した。ふたりともスパイダーマンを意識してか、盛山さんはモラレスの赤と黒、せいやさんはピーターの赤と青といった衣装で登場。それぞれゲームや今回の『Marvel’s Spider-Man 2』に関するトークセッションが行われた。
━━普段おふたりはどれぐらいゲームをされていますか?
盛山さん:
僕はめちゃくちゃゲームします。朝の番組でゲーム王としてやっているくらい。空き時間もスマホでゲームしています。
せいやさん:
僕もゲーム配信をしたり普段からよくゲームをしています。この『スパイダーマン2』の前作は、プライベートで70時間ぐらいはやりました。すべてクリアして、スイングだけしている時間もありました。自分の地元みたいに。
━━おふたりのうち、ゲーム愛があるのはどちらですか?
せいやさん:
そりゃあ、僕ですよね。
盛山さん:
まぁ、僕でしょう。できることなら、野田クリスタルさんみたいにプログラミングもしてみたいです。
せいやさん:
じつは大阪時代に盛山さんと一緒に暮らしていた時期があって。
盛山さん:
1ヵ月ぐらいですね。
せいやさん:
「今日はふたりでゲームしよう」と約束をしていたんです。当時、ナダルが東京で先に売れていたんですけど、ゲームをする前にテレビでナダルの大活躍を見てふたりともちょっとヘコんでもうて。盛山さんが涙目で「ゲームやめて今日はもう寝よか」って。
盛山さん:
それはほんまにありました。そのときだけは、ゲームに手をつけられなかったです(笑)。
せいやさん:
ようやりました、盛山さんとゲーム。
盛山さん:
トイレ掃除とか賭けたりして(笑)。
━━今回おふたりには、事前に『Marvel’s Spider-Man 2』を体験していただきました。率直な感想はいかがでしたか?
盛山さん:
僕はせいやと違ってプレイしたことはなかったんですけど、前作でも映像が綺麗だったのにさらに綺麗になっていてびっくりしました。スパイダースーツのツヤの感じとか、昼と夜の移り変わりや水辺の表現とかも美しくて。没入感がすごかったですね。
あと、コントローラーが振動してくれるんです。それで、本当にスパイダーマンになったかのような気分になります。やり過ぎたら街中でビルから飛び出してしまいそうなぐらい没入してしまいました。バトルシーンについてはゲームが苦手なかたも、カッコイイアクションができると思います。
せいやさん:
今回は映像の解像度がすごい。前作も映画みたいなクオリティやったんですけど、今回は細かいところもリアルです。ピーター・パーカーとマイルズ・モラレスのふたりでプレイできるところもいいですよね。
スパイダーマンになったら交通整理をしたい
━━特に「コレ!」と印象に残ったところはどこでしたか?
盛山さん:
やっぱバトルシーンです。簡単な操作で、自分が思い描いている3倍のスパイダーマンアクションをしてくれます。僕はスイングよりも、ずっと戦っていたかったです。悪くないやつもどついていきたかったです(笑)。
せいやさん:
街中の人をびっくりさせるみたいなね。オープニングの早い段階から、サンドマンが出てくるんです。「えーっ」みたいな。前作は、シニスター・シックスが後半に出てきましたが、今回は出し惜しみなくスーパー・ヴィランが出てきます。
━━もし、ご自身がスパイダーマンになれるとしたら、こんなことをやってみたいというのはありますか?
盛山さん:
スパイダーマンがやっていることを全部やってみたいですね。困っている人を助けたり。あと、上から高速を見て、渋滞している地点に降りてどけてあげたいですね。キミが、そんなにちんたらしてるからやって。
せいやさん:
まさかの交通整理?
盛山さん:
あと、普通にスパイダーマンの格好で、確定申告とか行ってみたいですね(笑)。
せいやさん:
バレバレですけど、大丈夫ですか?
僕はソファーに座っているときに、リモコンをシュッと取りたい。
盛山さん:
それぐらい自分で起きて取れよ!
せいやさん:
僕は街に出たくないです。記者に追いかけられたりするので。スパイダーマンといえば“大いなる責任”というテーマですけど、僕は“小さなる責任”でいい(笑)。領収書整理とか、そのまま貼り付けたりとか。
盛山さん:
なんで俺ら、税金関係なんや(笑)。
━━今回の『Marvel’s Spider-Man 2』は、「BE GREATER. TOGETHER.(絆)」がテーマになっています。おふたりの絆について教えてください。
せいやさん:
みんなだいたい養成学校に入ったりするんですけど、僕はちょっと変な入り方しているんです。相方の粗品が3年ぐらいピン芸人やっていて、当時僕は一般人でした。なのに粗品が急に誘ってきたんです。だから3年目スタートで、3年間が空白なんです。劇場レベルでも階層があったので、周りの芸人はみんな「こいつ誰やねん」みたいな状態でしたが、盛山さんは最初から優しくて。10年前ですよ。
盛山さん:
さっきの一緒に住んでいたというのも、せいやはマジでなにもできないんです。社会をあまり知らないというか。いろいろ教えようと思いました。というのも、ある日「炊飯器で米を炊いておいて」と言ったら、「わかりました」と言ったんです。でも1時間後に炊飯器を見に行ったら空のままでした。それくらいなにもできなかったやつなんです。
せいやさん:
僕は最近結婚したんですけど、証人も盛山さんにお願いしました。
盛山さん:
結婚報告の電話がかかってきたんですけど、「今、電話大丈夫ですか?」という次の言葉でもう号泣していたので、目の前で粗品が死んだんかと思いました(笑)。
「以心伝心ゲーム」でせいやさんと盛山さんの絆の度合いをチェック!
トークセッション終了後、ふたりの絆が本物か確認するためのコーナー「以心伝心ゲーム」が行われた。こちらはふたりに同じ質問をして、それぞれこれだと思った答えをフリップに書き、同時に発表するというもの。ふたりに本気になってもらうために、全4問中3問正解なら特製のパーカーとTシャツがプレゼントされるというルールで行われた。
最初のお題は「せいやさんが考える盛山さんの好きなところは?」というもの。これは盛山さんも思わず、「カップルYouTubeですか?」とツッコミを入れていた。ここで盛山さんが書いたのは「兄貴感」。それに対して、せいやさんは「銀歯」と回答し、これに対しても盛山さんは「おまえなめんなよ!」とツッコミを入れ、会場にいた報道陣から笑いを取っていた。
2問目の「大阪時にいちばん絆を感じたときは?」という問いは、ふたりとも「M-1」と回答。3問目の「最近いちばん絆を感じた感じたときは?」という問いもせいやさんは「結婚報告」で、盛山さんは「証人になる」と、ほぼ同じ答えということで一致した。
いよいよ商品ゲットが掛かった最後の問いは、「共演する中で今まででいちばん焦ったときは?」というもの。これに対して、盛山さんは「M-1準決勝敗退」と回答。一方、せいやさんは「映画のイベント」と答え、それぞれ別の思い出が印象に残っていたようだった。残念ながら答えは合わなかったのだが、MCのジャッジでパーカーとTシャツがふたりにプレゼントされることも決定。最後に、ふたりからゲームの感想が発表され、イベントが締めくくられた。
盛山さん:
『Marvel’s Spider-Man 2』は映画のようなグラフィックなのでスイングも楽しいですが、僕のオススメはやっぱいバトルシーンです。もしかしたらスパイダーマンを知らない方もいるかもしれませんが、関係なく楽しい作品になっています。ぜひプレイしてみてほしいです。
せいやさん:
前作のファンの方も、ここから始められる方も、アクションの心配は必要ありません。ゲームの中のふたりが、めちゃくちゃカッコイイ動きをしてくれるので。オリジナルのストーリーもめちゃくちゃ楽しめるし、ミッションも細かい。クリアしてもまだまだいろいろやることがあるので、なかなか遊び尽くせないと思います。ずっとできるゲームになってますんで、ぜひやってみてください。