「相手のことをもっと知りたい!」というのは、誰かを想うならきっと当たり前の気持ちだ。
そんな、恋愛における気持ちの機微を圧倒的物量で再現した恋愛シミュレーションが、『恋と深空』。配信前にもかかわらず大きな注目を集めている本作は、全世界で事前登録者数500万人を突破している。
『シャイニングニキ』、『ミラクルニキ』を手がけたPapergamesが開発する本作は、一見するだけで引き込まれる美麗なビジュアルと豊富なコンテンツ量が魅力のタイトルだ。
とりあえず、本作に収録されているコンテンツを書き出したので見てほしい。
・メインシナリオ
・デート機能
いつもそばに(ボイスシナリオ)
心の約束(映像)
秘話(小説)
楽しいお出かけ(ミニゲーム)
一緒に撮影(写真撮影)・特別交流(メイン画面でのスキンシップ)
彼の鼓動
リラックス
何食べる
おしゃべり・スマートフォン
メッセージ
電話(ボイス・ビデオ)
SNS・戦闘
零時追跡
深空試験
コアハンティング
訓練室
多すぎるだろう、いくらなんでも。
「ゲーム」である以上、現実とは大きな隔たりがある。では、ゲームの中の存在をリアルに感じるにはどうしたらいいか。物量によって解像度を上げまくればいいのだ。
想い人と一緒に過ごす時間というのは何気ない時間も、特別な一瞬も等しく愛おしい。その両方を物量で再現するというのはある種の力技にも思えるが、「相手を知り、好きになっていく」という恋愛の過程を再現するにはピッタリの方法だ。
無数のやり取りやたまに見える意外な一面などの情報が山積していき、自分の心の中で実体を伴ったときに相手のことが「好きだ」と気づく。
ドラマチックな一瞬も、じゃれあいのようなやり取りも、それらを取り巻く壮大な物語もすべて取りこぼさず表現する本作。この圧倒的物量はリリース時に実際に体験してもらうとして、本稿ではこの中の一部をピックアップして紹介していければと思う。
文/anymo
※この記事は『恋と深空』の魅力をもっと知ってもらいたいPapergamesさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
王道(?)、スパダリ、自由人。秘密の過去を抱えた攻略対象たちと、彼らを取り巻く壮大で重厚なファンタジーストーリー
なにより最初に、本作でいちばん大事な攻略対象を紹介しよう。
主人公と同じ“深空ハンター”でありながら謎の多い青年、「セイヤ(CV:小林裕介)」。シナリオの一番最初に登場する男性で、クールな言動を見せるもののクレーンゲームに熱中するなど意外な一面も。王道な印象を受けるが、年齢はなんと「不明」。抱えている秘密は壮大な何かを予感させる。
エリート心臓外科医の「レイ(CV:佐藤拓也)」は、主人公の主治医でもあり常に体を気にかけてくれるいわゆる「スパダリ」な印象。検査が終わるとアメをくれたりと主人公をどこか子ども扱いしていたり、メッセージにウィットに富んだ返信をしてくれたりと年上の彼の余裕をいつも感じさせてくれる。
自由な芸術家「ホムラ(CV:立花慎之介)」は、主人公に個人的にボディガードを依頼してくるクライアントでもある。掴みどころがないものの寂しがり屋な面もあり、「もう帰るの?」と寂しげな顔を見せたり、この中でも特に情熱的な言葉が多い印象を受ける気ままな彼に心揺るがされる方も多いだろう。
試遊時点ではこの3名が攻略対象となっているものの、兄のマヒルやホムラのマネジャーのトウ、同僚のモモコなどこのほかの登場人物の美麗さも特筆すべきだろう。個人的には主人公の上司である「ミナミ」が好きだ、もっと会話させてほしい……。なお、キャラクターが並ぶ画面では「乞うご期待」との文字があり、キャラクターの追加についても期待できそうだ。
また、本作の第一印象としてとにかく美麗なグラフィックが挙げられるだろう。ムービーシーンではもちろん、思念(カード)では3Dモデルではない彼らが描かれているからこその美しさがあり、コレクション心をくすぐられる。
舞台は近未来、新科学技術都市の臨空市。“Evol”と呼ばれる超能力を持つ主人公は、宇宙から訪れた恐ろしい怪物・ワンダラーに対抗する「深空ハンター」として彼らの、そして自分自身の秘密に迫っていくこととなる。
今回のプレイでは、メインストーリーの4章までをプレイした。1〜2章では彼らとの出会いにくわえて、主人公のいる世界がどのようなものなのか、「深空ハンター」とはなにか、何を目的に戦うのかが明確に丁寧に提示される。
そして、3章の後半に起こるとある出来事をきっかけに物語は加速していく。物語に出てくる謎の組織「暗点」や彼らの秘密など、物語のさまざまな要素が複雑に絡み合った重厚なシナリオであることがこの時点で伝わってくる。彼らとの恋愛はもちろん主軸に置いているものの、それらの土台となる世界設定がしっかり練られている。そのため、恋愛部分だけではなくフィクションとしての面白さも担保されていることで、より深く物語に没入できるのだ。
シナリオはメインシナリオ/個人シナリオ共にムービーと3Dモデルが動く立ち絵のふたつで構成されており、特に前者のムービーではさまざまなロケーションが登場する。昼の太陽光や、夜の月明かりなどさまざまな環境光が彼を照らしており、そのいずれも絵のように美しくシチュエーションのロマンチックさを引き立てている。
コメントに返信も来るし、メッセージで構ってもらえる。アプリ内スマホの細々としたやり取りが実在性を高める
先述の通り、本作ではコンテンツ量が多い。日常のじゃれあいのようなやり取りを通して相手を知ったあとに彼らと距離が縮むような映像を見ると、ものすごい湿度を持って迫ってくる。まず、「スマートフォン」を通した彼らとの関わり合いについて見ていこう。
「スマートフォン」の機能から使用できるメッセージ機能では、ゲームの進行に応じて彼からメッセージが届く。そのどれもが他愛もない話なのだが、たまに彼がすごくロマンチックな文章でカマしてきて「ギャッ!」となる。駆け引きというよりは、愛おしさが漏れたような素直な文章なのが余計に胸を締め付ける。丁寧なコミュニケーションはテキスト上であっても愛情に満ちていて、くすぐったいような気分になる。これがリアルなやり取りなら、飲み会で友達に「これ正味私のこと好きくない?」と相談してしまうほどのものだ。
また、スタンプを送信することで「構って」の合図を彼に出すことができるのも素晴らしい機能だ。用事がないのに相手に連絡するというのは、相手も自分に心を許している関係性ならでは。まさに彼の懐にいる自分の特権で、それを行使することができるのだ。スタンプの内容ごとに違うメッセージが返ってくるのも、彼がフィクションの存在であることを曖昧にしてくれる。
あわせて、彼の呟きをチェックできるSNS機能も必見だ。自分といないときに彼がなにをしているのか、なにを感じているのか。彼自身が表現する言葉からは人と成りが滲み出ていて非常に味わい深い。自分が投稿すれば彼からいいねが来て、彼の投稿にはコメントを残せるし、そしてそれに返信も来るという徹底ぶりだ。
プレイしている中でちょこちょこ触れることになる本機能だが、もっとも「ヤバい」と思ったのはミニゲームで獲得した景品を彼が載せてくれたときだ。共に過ごした時間を彼も記録として刻んでいるのだ、しかもSNSで。自分の同じ内容の投稿が並んだとき、あまりにも「今」の恋愛でびっくりした。令和の恋愛シミュレーション、すごすぎる。
ここまで機能におけるエモーショナルの部分に多く触れてきたが、どのメッセージでもSNSのコメントでも、自身の選択肢が3つ出てくることも伝えたい。このすべてに対応するテキストが存在していると思うと、やはり本作の物量は一線を画している。
これらのテキスト情報でいえば、個人シナリオの一部である「秘話」も欠かせない。これは彼らに自身にフォーカスした小説で、主人公は登場しない。セイヤであればハンターに憧れる子どもとの触れ合い、レイは雪山での過酷な任務、ホムラはとある女性についてなど、主人公との恋愛と関係のない部分を仔細に描くことで、彼らの人生やパーソナリティ、そしてこの世界の一端を知ることができるコンテンツとなっている。
同じくゲーム内のスマートフォンに搭載された電話機能ではボイスだけでなくビデオ通話までもが楽しめるほか、個人シナリオの一種「いつもそばに」ではバックグラウンド再生が可能な5〜10分ほどのボイスが聞ける。本作はテキスト、ボイス、そして後述の映像によって非常に多角的に彼を掘り下げていくのだ。
テキストで感じた実在性が、質量と湿度を持って迫ってくる。マジでドキドキする彼らとのスキンシップ
「心の秘密」はテキストとはまた異なる、そしてテキストで作り上げられた実在性を持ってして臨むことで質量と湿度を持ってこちら側に迫ってくる映像コンテンツだ。本作の目玉のひとつでもあるだろう。最高レアリティ思念(カード)の一部に付属しているものと絆(親愛度)で解放されるものが存在しており、それぞれ映像で彼とのロマンチックなひとときを過ごせるコンテンツとなっている。
至近距離まで近づくことが予感されるシナリオであっても、そこまでのフリが結構長い。久しぶりに会えたふたり、雨に降られたふたり、嵐の中1台しかないベッド……シチュエーションはさまざまだが、思わずのけぞりそうなほどの至近距離で交わされるやり取りの数々は、恋愛シミュレーションにおける「ドキドキ」の最たる部分で、ひとつの到達点とも言える。
メイン画面で佇む彼とコミュニケーションを楽しめる「特別交流」は、先述の「心の秘密」とはまた違う、近しい関係ならではのカジュアルなスキンシップを楽しむことができる。パーソナルスペースに入るし、入れてもらえる関係であることを楽しむこのモードは、ふたりで過ごすあたたかい時間を体験できるとても大切なコンテンツに思えた。
特に「彼の鼓動」は、彼の左胸に触れることで実際に端末がバイブレーションして鼓動を伝えてくれるもの。スマートフォンという端末をフルに活用した演出で、言葉だけではない人の温もりまでをも擬似的に感じることができるのだ。
『シャイニングニキ』と同じ会社ならではのキャラクリ要素、ポーズもメイクも自在な撮影機能で時間が無限に溶けていく
本作では主人公の見た目を好きに変更することができるのだが、とにかくこの自由度が高い。パーツが多いとかそういうことではなく、顔のパーツのすべての位置や開きをいじることができるのだ。奥目、出目、Eライン、忘れ鼻──本作のグラフィックにまず惹かれた方の一部には、「こういう顔が好き!」という強いこだわりがある方も多くいるだろう。それをすべて叶えてくれるのだ。
写真を撮影して取り込んだり、自身に寄せたキャラクターを作ることももちろん可能。本作をせっかく楽しむなら、「趣味全開で好みの女の子も作ろう!」とキャラクリを楽しんだところめちゃくちゃ時間がかかったが、超絶好みの丸顔童顔猫目ができたので一切後悔していない。情報解禁まで見せびらかせないのが残念なほど、満足いく出来だ。
なお、ベースの造形をしてからメイクを選択、その後もう一度ベースを整えることでバランスのよい顔にすることができたので、リリース時にはぜひ同じ手順でキャラクリを楽しんでほしい。
そうして出来上がった自アバターを使うことで際限なく時間が溶けていくのが「一緒に撮影」機能だ。彼と一緒に撮れるプリントシール機のような機能で、ポーズはもちろん衣装やメイクまで好きに編集することができる。
キャラクリの項目が非常に多いと書いたが、もちろんメイクの幅も広い。眉毛、リップ、アイシャドウ、アイライン、まつ毛、チークにくわえて二重幅やほくろ・そばかすまでもが編集可能。目周りやリップといったポイントメイクに関しては色や形と合わせて濃淡がいじれる上、リップに至ってはグロッシー、マットなど5つの質感が選べるこだわり様である。また、この写真撮影でのみ髪色を好きにいじることができるため、大幅にイメチェンだってできる。
やっとキャラクリを終えたと思ったら次はメイクで悩めるなんて!と嬉しい悲鳴が出そうな本機能だが、こうしてようやく撮影までこぎつけたとしても、まだだ。まだあるのだ。
本機能では「自分」、「彼」、「ふたり」の3つから写真に写る人を選び、4枚連続で撮影をする。このポーズと表情も個性豊かでかわいらしいものが多く目移りする。あの髪型と衣装ならこのポーズで、やっぱりあのアクセサリーもつけたい!とあれこれしているうちに、あっという間に時間が過ぎていく。
こうして撮影したのち、次は写真にシールを貼ったり、フィルターをかけたりと「デコる」ことができ、ようやく完成だ。着せ替えやキャラクリが好きな凝り性の方なら、きっとドハマりする機能だろう。現に筆者は今回の試遊でこの機能に一番時間を溶かしたと自覚している。次はタレ目のエレガントな顔を作りたい。
実は恋愛シミュレーション要素だけじゃない。彼と共闘して絆を深める戦闘要素もガッツリ遊べる
主人公の職業は脅威と戦う深空ハンター。ならばもちろん収録されているのが、戦闘要素である。通常攻撃とアクティブスキル、そして彼と協力して放つ「共鳴スキル」を駆使して戦う本作の戦闘は、おまけ程度ではなくがっつりゲームの一要素のひとつとして作られている。
メインシナリオの合間にストーリーの一部として挟まる戦闘と合わせて、「零時追跡」、「深空試験」、「コアハンティング」の3つのモードが用意されている。それぞれをクリアすることで思念の強化素材や、願い(ガチャ)に必要なダイヤなどを手に入れることができる。
また、本作ではメインシナリオがハンターレベルによって解放されていく。ハンターレベルの上昇にはメインストーリーのバトルステージをクリアしつつ、バトルステージのクリアが含まれる「任務」をクリアして経験値を獲得する必要があるのだ。
バトル中には彼の戦いの際のかっこいい面だけでなく、協力して繰り出すスキルでは幻想的な攻撃モーションも見ることができ、日々のコミュニケーションとはまた異なった魅力を感じることができるのもポイント。なお、自動戦闘機能も搭載されているので、アクションが苦手なプレイヤーも安心だ。
本作において戦闘は「ゲーム」としての戦闘のみではなく、守られるのではない、彼と同じ最前線で戦って自ら物語を切り拓くという主人公の「強さ」の提示としても機能している。物語の序盤で、主人公はハンター試験に合格したエリートであることが描かれる。おしゃれも、恋愛も、強さもすべて手に入れることができるのが本作なのだ。
現代に浸透したSNSやメッセージでのやり取りを再現することで、スマートフォンという端末ならではの体験に落とし込みながら、その情報量で彼の実在性を高めてくれる本作。
非実在存在との恋愛をスマートフォン上で描き出すための方法としての物量は、この上ない正解に思える。それはこの短期間の試遊でも十分に感じられたのでここに長期のプレイというタイムラインが加わったとき、その没入感はまた一段上のものになりそうだ。
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