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コナミの新eスポーツカフェ&バー「STROPSe」(ストロープス)、2月26日にいよいよオープン! 華やかなドリンクのお味や、お洒落な店舗の模様をひと足先にお届け

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eスポーツを世界に発信する拠点として、2020年に完成したコナミクリエイティブセンター銀座(東京都中央区銀座)。その1階に、新たにeスポーツCAFe&BAR『STROPSe』(ストロープス)がオープンする。2月26日のオープンに先駆けて、メディア向けの発表会が開催された。

eスポーツをより身近に感じてもらうため、幅広いターゲット層に向けてアピールしたいという同店舗。はたして、日本ではまだまだ発展段階にあるeスポーツの魅力を、カフェ&バーという業態からどのように伝えていく方針なのだろうか?
今回は発表会で体験できた店舗の様子やドリンクの味わいをお届けしつつ、『STROPSe』が持つポテンシャルの一端をお届けしていきたい。

文/原 常樹


発表会は『STROPSe』の店内にて開催された。店舗の内装は銀座という立地にふさわしいモダンなテイストで、スペースもゆったり。店舗の眼前には“銀座煉瓦之碑”(昭和31年に設置された史跡)があるということもあり、古き良き銀座の煉瓦街から着想を得て、フランス壁の壁面で和みの空間を演出している。

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そして、奥にあるスペースには、各種最新デバイスが揃ったeスポーツエリアが。そこまでのアナログな煉瓦の壁面と、デジタル技術とが折衷するというコンセプトに。

客席中央のステージには200インチのスクリーンがドンと構えており、店内の至るところから映像を観覧できた。パブリックイベントやファンイベントの開催環境としても申し分なく、2階にある最先端のeスポーツスタジオ「esports銀座studio」の模様をカフェ&バーでパブリックビューイングするという連携も想定しているそうだ。

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メニューについては後述するが、ランチの予算は1000円~1500円、ディナーの予算は~2500円を想定しているそうで、入場料もかからない。一般的なカフェ&バーと比較してもリーズナブルな価格なので、懐に余裕がない若い世代でも背伸びをせずに飲食を楽しめるはず。

なお、『STROPSe』という店名は、eスポーツの英語表記(eSPORTS)を逆から読ませるアナグラム形式での命名。こちらもオシャレなネーミングだ。

発表会では、コナミグループ株式会社執行役員総務本部長で同店舗の責任者でもある米山新一郎氏、株式会社コナミデジタルエンタテインメント専務執行役員の小林康治氏、スマドリ株式会社代表取締役社長の高橋徹也氏が登壇。『STROPSe』の狙いや、コナミグループのブランド展開、eスポーツにかける想い、提供ドリンクなどについて細部まで説明を行なった。

質疑応答の際には、筆者も「大きな大会のみではなく、個人にもeスポーツブースをレンタルする予定はあるのか」尋ねてみたところ、「基本的に貸し出しや貸し切りにも対応したい」という回答をもらうことができた。

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左から小林康治氏、米山新一郎氏、高橋哲也氏

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ドリンクに関しては、アサヒビール株式会社の子会社であるスマドリ株式会社が運営する「SUMADORI-BAR」のバーテンダーである大塚公久氏が開発・監修を担当。オリジナルドリンクは多くのメニューが飲む人の体質やシーンに合わせてアルコール分0%か3%を選択できるシステムとなっており、未成年のeスポーツプレイヤーに対するケアも万全だ。

オリジナルドリンクはいずれも華やかで個性的。ドリンクメニューそのものにこだわり、魅力的な提供を行なうことで、あまりeスポーツとなじみがない客層も取り込もうという狙いをひしひしと感じる。

『STROPSe』
お店の名前を反映した看板ともいえるカクテル。ジョエア(ワインテイスト飲料)とウィルキンソンジンジャーエール辛口をベースにしたジンジャーフレーバーのスパークリングカクテルに。アルコール分3%での提供の場合はウォッカが加わるとのこと。

筆者も試飲させていただいたが、オーガニックエルダーフラワーシロップによる独特の甘みがクセに……。ハーブ系のカクテルがお好きな方にはぜひオススメしたい。

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Gamer’s Drink『推~OSHI~』
エナジードリンクとヴェルジュ(ブドウのお酢)を使ったゲーマーズドリンク。応援するeスポーツのチームカラーに合わせられるように全6色を用意(Blue、Green、Red、Yellow、White、Black)し、選手との一体感をも味わえるカクテルとなっている。こちらはノンアルコールのみの提供で、飲む際に自分で色味をつける体験型カクテルの要素も盛り込まれている。

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エナジードリンクのモンスターウルトラがベースになっていることもあってか、試飲の際に筆者はなんとも身体になじむような幸せな味わいを感じた。また、シャリシャリ感のあるマスカットゼリーも美味。

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『EYE NEED YOU』
癒し要素の強いドリンク。目が疲れている人に向けて、ブルーベリーをふんだんに使用。スムージーのような飲みごたえにこだわっているとのこと。グラスの周りにはスパイシーなブラックペッパーを散らし、一方でグラスの下部にはメープルシロップを混ぜることで飲み進めるほどに甘みが広がるような構造になっているとのこと。アルコールでの提供の場合は、ブラックニッカクリアが加わる。

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『HALF TIME』
梅干しとレモンの酸っぱさを前面に押し出したカクテル。三ツ谷サイダーやカルピスといった昔ながらの飲料がベースになっている。アルコールでの提供の場合は、トロピカルなクラーケンブラックスパイスドラムが加わる。

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発表会のラストには、実際にeスポーツコーナーを使った『プロ野球スピリッツA』のエキシビションマッチも開催。

『プロ野球スピリッツA』といえば、日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテインメントが共催で「eBASEBALLプロスピAリーグ」(通称:スピリーグ)を開催するなど、日本のeスポーツシーンを切り拓いているタイトルのひとつ。この日は、そんなスピリーグで活躍するメリッサ選手とあさぼー選手が登場。実況は歴戦のeスポーツキャスターとして知られるトンピ?氏が担当した。

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この日はあくまでエキシビションマッチということで、1回表と1回裏のみの攻防。リーグ戦での敗戦の雪辱に燃えるメリッサ選手(オリックス・バファローズ代表選手)の攻撃からスタート。しかし、あさぼー選手(東北楽天ゴールデンイーグルス代表選手)の巧みな守備によってあっという間に三者凡退。1回裏、あさぼー選手は見事なホームランを放ち、エキシビションマッチを勝利で飾った。

敗北はしたものの、「偉い人が見ている前でこの展開だけでは避けたかった」という三者凡退を笑いに変えるなど、メリッサ選手もトークの面では一歩も退かず。eスポーツが試合の勝敗のみではなく、ひとつのエンターテインメントとして成立するさまをアピールできた形に。さすがというほかない。

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eスポーツを発信する新たな拠点として2月26日11時よりオープンする『STROPSe』。改めて、店舗設計から見ても多くの可能性が眠っているように筆者は感じた。eスポーツにはあまり明るくないという方もぜひ店舗に足を運んで、その魅力にダイレクトに触れれば新たな扉が開くかもしれない。

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店舗名:CAFe&BAR『STROPSe(ストロープス)』
住所:東京都中央区銀座 1 丁目 11 番 1 号
営業時間:
【平日】 11:00~21:00(L.O. フード 20:00/ドリンク 20:30)
【土日祝日】11:00~19:00(L.O. フード 18:00/ドリンク 18:30)
定休日:月曜日
公式サイト:https://www.konami.com/ginza/stropse/

ライター
RPGのやりこみ企画をきっかけに高校在学中にライターデビュー。ゲーム記事のライティングのほか、声優誌を中心にインタビュー記事を執筆するライター、音声・映像番組の構成作家としても活動する。プライベートのゲームスタイルは何も考えない脳筋型で、ひたすら根性と直感のままにゲームをプレイする。トレードマークは帽子と眼鏡。

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