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20年間限界ノートPCで生きてきた男にツクモのハイスペゲーミングPC『G-GEAR』を与えたらどうなるのか?──嗅いだことのないにおいがするし、『サイバーパンク2077』も『スターフィールド』も最高画質でヌルヌル動いてすごい!

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───近未来都市の香りがする……。

開封した瞬間、そう思った。鉄とか、機械とか以外にも、今まで嗅いだことのないにおいがする……しかし、永きにわたる人類の歩みと叡智を感じさせる文明の香りだった。

そして、デカい……。

20年間、ギリギリゲームがプレイできる性能の限界ノートパソコンで生きてきた筆者にとって、このサイズは人生初。あまりにも大きい。神羅カンパニーのビルを前にした時のクラウドってこんな感じの気分だと思う。

ハイスペゲーミングPC『G-GEAR』使ってみた。『サイバーパンク2077』も『スターフィールド』も、最高画質でヌルヌル動く_001

ということで、今回はツクモの最新技術がぶちこまれたハイスペックゲーミングパソコン「G-GEAR」を、20年間限界ノートパソコンで生きてきたパソコン素人の筆者に与えた結果起こった実験の記録をお届けします。

ハイスペックなパソコンだと「何のゲームがどれくらいスムーズに動くのか?」という点が気になる方は、ぜひ目を通していただければ幸いです。

文/TsushimaHiro

※この記事はゲーミングPC「G-GEAR」の魅力をもっと知ってもらいたいツクモさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


起動したら即使用可能で快適! 高級すぎて頭がくらくらする…

ハイスペゲーミングPC『G-GEAR』使ってみた。『サイバーパンク2077』も『スターフィールド』も、最高画質でヌルヌル動く_002

いやぁ……それにしても、あらためて見てもデカい。持ち運ぶだけで米俵のような重量感で、サイズ感は上記画像のとおり。

裏面はUSB-Aタイプの差込口が6つ、Cタイプが2つ。LANケーブル差込口が一つに、HDMIや電源差込口が揃っている。最初に『アーマード・コア』シリーズの肩に装備する索敵用の兵装みたいなアンテナを装着できる部分もついていたので、起動する前に着けておく。

今回、いただいたPCのスペックは以下のとおり。

・G-GEAR GE9J-M242/ZBH
Core i7-14700K × RTX 4070Ti SUPER モデル
https://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/game/2024/GE9J-M242ZBH.html

プロセッサー:インテル® Core™ i7-14700K プロセッサー
(Pコア:8コア / 16スレッド / 定格3.4GHz / 最大5.6GHz
Eコア:12コア / 12スレッド / 定格2.5GHz / 最大4.3GHz
L2キャッシュ28MB / スマートキャッシュ33MB / PBP 125W / MTP 253W)
CPUクーラー:G-GEARオリジナル水冷クーラー
マザーボード:Intel Z790 ATXマザーボード (ASUS PRIME Z790-A WIFI)
メモリ   :32GB (16GB x2枚) DDR5-4800 メジャーチップ採用
グラフィック:NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER / 16GB
SSD    :1TB WD Black SN770
サイズ   :縦45.5cm×横23cm×奥行44.5cm
重量感   :米俵級
本体価格  :37万2800円

高級すぎて頭がクラクラする……。

この「NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER / 16GB」というグラフィックボードだけでも、現行機の中では指折りの性能。そしてCPUはハイエンド級のIntel Core i7-14700Kを搭載し、メモリも32GBと余裕があり、SSDも1TBとたっぷり使える。

筆者はかつて、ここまでハイスペックなパソコンを扱ったことはなかった。パソコンに詳しい人であれば、この基本スペックを見るだけで「ふんふん、なるほどね」と大体の概要を理解してしまうのだと思う。

しかし、筆者はあくまでパソコンの素人。『デジモンアドベンチャー』のコーシローはん【※】のようにはいかないので、まずは起動してみるところから始めよう。

※コーシローはん
アニメ『デジモンアドベンチャー』の泉光子郎。いつもパソコンを持ち歩いている、いわゆる「ハカセ」的な立ち位置のキャラクター。

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上部にもUSB-Aタイプの差込口が2つ、Cタイプが1つ、マイクとヘッドセットの差込口もある所は何気に嬉しい。

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まずは裏面の主電源ボタンを入れて、本体上部にあるスイッチをポチっと押してみる。
「フォォ……」と重量級の機械が目覚める息吹が聞こえてくる。なんだ、この未だかつてないワクワク感は……。まるで、巨大ロボットがはじめて起動する場面に立ち会ったかのような……。

起動すると、軽く初期設定を終えたらシンプルな画面が映って操作が可能に。ここまでに至る作業は電源をコンセントに繋ぐことと、本体とモニターをHDMIケーブルで接続することくらい。思っていたよりもはるかに楽ちんだった。

最初からインストールされているウィジェットとかも無く、「どうぞご自由に」というスタイルがいっそ清々しい。

そして、強調しておきたいのは本機の静音性だ。このパソコン、本体に耳を当てると僅かに「オォォ…」と聞こえるだけでほとんど音がしない。手を触れてみると、わずかに風が送られていることがわかる。冷却ファンが回っているのだろうか。

筆者が最後にさわったデスクトップのパソコンは、それこそOSが「WindowsXP」とかの時代で、もっとPCからうるさく音が鳴っていたように思う。それに比べて『G-GEAR』は非常に静かで、まるで未知なるオーバーテクノロジーを目の当たりにしている気分だ。

……とはいえ、ある程度のスペックを要求するゲームを起動すれば、さすがのこいつも多少は悲鳴をあげるかもしれない。早速、実際にどれだけゲームが動くのか実験してみよう。

ベンチマークソフトで性能を確認『FF14・15』『ブルプロ』『スト6』

・『ファイナルファンタジー14』

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(画像は『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』公式ベンチマークソフトより)

まずは、公式に配布されているベンチマークソフトを使って、『G-GEAR』がどれだけのスコアをたたき出すのかを見ていきたい。

手始めに『ファイナルファンタジー14(以下、FF14)』の公式ベンチマークソフトを起動する。その結果、画質設定を「最高品質」で3万6181点の「非常に快適」というステータスを獲得した。大量に敵が出てくるシーンでもカクつくことなくスムーズに動き、安心してプレイすることができそうだ。『FF14』、ヨシ! 

・『ファイナルファンタジー15』

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(画像は『FF15』の公式ベンチマークソフトより)

ほぼ実写。

あまりにもリアルすぎてビックリした。筆者がPS4時代に購入してプレイしていた『FF15』とはもはや別のゲームのような気がする。食事がそこに“在る”感がすさまじく、香りすら漂ってきそうな勢いだ。

『FF15』はPS4版でも食事のグラフィックが抜きんでているように感じていたが、ハイスペックPCだと「ここまでのものになるのか」と驚愕してしまった。それでは気になるスコアは……。

画質を最高の「高品質」に設定し起動してみたところ、スコアは2万507点の「非常に快適」というステータスを獲得。敵が大量に出てくる戦闘シーンや、迫力の召喚獣の演出もカクつくことなく描画されており、終始安定した動作を見せた。『FF15』、ヨシ!

・『ブループロトコル』

お次は、2023年に正式リリースされた国産オンラインゲーム『ブループロトコル(以下、ブルプロ)』の公式ベンチマークソフトを起動してみた。街やフィールドに大量のプレイヤーが集まるオンラインゲームならではのシチュエーションや、対ボスの集団戦でも安定した動作を見せる。スコアは、最高画質に設定しても「極めて快適」というステータスを獲得。『ブルプロ』、ヨシ!

・『ストリートファイター6』

次に、対戦中にはfps【※】も重要となってくる格闘ゲームから『ストリートファイター6』の公式ベンチマークソフトを起動してみる。このベンチマークソフトはそれぞれの場面ごとのfpsも表示される優れもの。

対戦シーンはもちろん、ユーザーが集まる広場的なエリア「バトルハブ」、ストーリー付きのキャンペーンモード「ワールドツアー」ともに100点のスコアを出し、「快適にプレイできます」とのこと。全体を通して、安定して60fpsで遊ぶことができそうだ。『スト6』、ヨシ!

※fps
Frame Per Secondの略。毎秒、何枚の画像が生成されているのか示す数字をさす言葉。よく“fps”と略されているが、フレームレートとも言われたりもする。

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ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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