ネクソンは、5月13日(月)にオンラインMMORPG『メイプルストーリー』の公式生放送「メイプル公式生散歩路~森の子 リン実装記念生放送~」を実施。その中で、5月22日(水)に実装する新キャラクター「森の子 リン」に関する詳細を発表した。
当日はあいにくの雨模様であったが、生放送の会場となった東京・恵比寿のCroak Prime Studioに事前に募集した約30名のファンが集結。司会の篠原光氏とネクソン『メイプルストーリー』チームのGMこたぼう氏といったいつものメンツに加えて、ゲストにM-1グランプリ2023で準優勝を果たしたお笑いコンビ・ヤーレンズも登壇。冒頭、ヤーレンズがいきなり漫才を披露するなど、和気藹々とした雰囲気の中でイベントがスタートした。
さらに、イベント会場には生放送終了後にユーザーが交流できるようなスペースも設けられていた。フォトスポットとしても最適な「森の子 リンたち」が描かれた巨大パネルが飾られていたほか、特別なアイテムがもらえるガチャなども設置されていた。ということで、こちらの記事では当日の模様を一部抜粋しながらレポートしていく。
取材・文/高島おしゃむ
「森を守ってほしい」という願いを託された森の子・リン。守護神と共に歩む長い旅と、森に迫る黒い影を描く
最初に行われたコーナーが「森の子 リン実装目前! メイプル最新情報」だ。今回の主役ともいえる森の子 リンの舞台となるのは、「誰も足を踏み入れることができない森」だ。永遠の泉にある、輪廻の森とも呼ばれる場所でリンの物語が繰り広げられていくことになる。
リンは、森に住んでいる普通の子というわけではない。輪廻の泉には森の力の源泉となっている大樹が存在している。そして森の主であるガイアが森を守り、森の子どもはその「鍵」として、力の循環と回復を担う。このふたつの力が組み合わさることで、代々森が守られてきたとのことだ。
森の子は転生を繰り返しながらも「鍵」としての役割を果たしてきたのだが、覚醒できずその役割を果たせない世代が続いてしまう。それに伴い、森の主であるガイアの力も底をついてしまい、残った力を守護神たちに与えて自身は眠りについてしまう。そんなタイミングで誕生したのが、新しい森の子であるリンだ。
リンが森の子であると考えた大地の守護神であるノンはその成長を見守り、やがて「森の主を起こして森を守ってほしい」という願いを託す。そして、リンは守護神たちと共に長い旅に出ることになったが、森の力が弱まってきたことから黒い影の脅威が迫りつつある。はたしてリンはその役割を果たすことができるのか?──というのが大まかなストーリーだ。
リンの声を演じるのは女性が川口莉奈さん、男性が宮崎雅也さん。リンの種族は人間で職業は魔法使いとなっているが、森の子は何代にもわたり転生を繰り返しているため、さまざまな森の子が存在しているとのこと。徳を積んだ医者や貪欲な商人、自由気ままな冒険者などもおり、性格も様々だ。
森の子とともに転生を繰り返してきたのが、3体の守護神たちだ。遠くからいつも森の子を見守ってきた、大地の守護神である「ノン」は青山尊さんが演じており、種族は熊、ポジションは複数攻撃技/防御。
自由奔放に空を飛ぶ蒼空守護神の「フェニー」。こちらの種族は鳥で、ポジションは移動/補助/射出技で、演じるのは下西礼さん。そして、森の子に対して疑念を抱いている生命の守護神「パイアン」。種族は狼でポジションは単一技(ボス)/デバフ、演じるのは、室井海人さんである。
上記に加えて、森の主ガイアの声は元吉有希子さんが、敵役となる古代悪神ヒュプノスの声は田邊幸輔さんがそれぞれ演じている。はたして彼らがどのように物語に関わってくるのか? といったところも見どころのひとつだ。
パーティーメンバーのひとりにスキルを使用する「集中」や、力を借りる「守護神」といった独自システムを使用可能。ド派手な6次スキルにも注目
「森の子 リン」のキャラクターコンセプトとして、次の4つが挙げられる。
ひとつは、森の守護神たちに力を吹き込み、本来の姿に発現させる。ふたつ目は、自然の力を活用して味方を癒やし、潜在能力を覚醒させる。3つ目は、守護神ごとに特徴的な役割で敵を攻撃することができる。4つ目は「集中システム」を使用することで、単一の味方サポートに特化している。そして、リンのこれらのコンセプトは以下の独自のシステムに反映されている。
独自システムである「集中」は、パーティを組んでいる仲間のひとりに対してスキルを使用できるというものだ。仲間の回りが円で囲まれたように表示されるため、視覚的にもわかりやすい。また、「集中」にはいくつかの種類があり、回復や特定のキャラクターを呼び寄せるといったこともできるようだ。
もうひとつの独自システムである「守護神」は3体の守護神と同行し、それぞれが持つスキルを使い分けながら戦うことができる。すぐにすべての守護神の力が使えるようになるというわけではなく、シナリオを進行したり転職に応じて徐々に守護神が解禁されていくといったものとなっている。
また、リンの6次スキルは「輪廻の泉から自然の根源の力を引き出し、その力の流れに乗って森の子とすべての守護神が高い境地に達し、敵に対して一撃を与えることができる」というもの。かなりド派手な演出で、発動が楽しくなりそうだ。
ここで、「本作をかなりやり込んできた」と語るヤーレンズの楢原真樹さんが実機でリンのプレイに挑戦。それを隣で見ていた出井隼之介さん自身は本作をプレイしたことがなかったものの、楢原さんが楽しそうに遊んでいる姿を見て本作に挑戦したくなったとのこと。そこで、経験者である楢原さんにサポートしてもらいながらリンをプレイするという場面も見られた。
アバターやペットがもらえるイベントのほか、ビーストテイマーの耳やしっぽを引き継げる専用イベントも開催
さらに、「森の子 リン」の実装に合わせて行われるゲーム内イベントの紹介が行われた。ひとつ目は、「テラバーニング」だ。こちらはリン作成時に設定できるもので、200レベルまで1+2のレベル効果が付属する。開催期間は、5月22日(水)から7月2日(火)までとなっている。
同じく5月22日(水)から7月2日(火)まで、イベント報酬がもらえる「大樹の思い出」が実施される。こちらは、記憶の断片を集めて大樹の美しい思い出を振り返るといったコンセプトのイベント・イベント報酬にはアバター&装備やダメージスキン、ライディング、ペット、椅子などが含まれる。
また、5月22日(水)のメンテナンス実施後にリンが実装された後は、すべての「ビーストテイマー」は、リンにキャラクターが生まれ変わることになる。それに伴って「ビーストテイマーをプレイしてきたあなたへ」と呼ばれる専用クエストが用意されている。
同イベントは、既存のビーステイマーの耳と尻尾を同じデザインのアイテムとして獲得できるもの。カラーは3色用意されており、その中から1セットを選べるとのことだ。この耳と尻尾はエフェクトアイテムとなっているので、オン・オフを切り替えることもできる。
さらにビーストテイマーの成長度合いによっても変わる支給アイテムも用意。「経験のコアジェムストーン」や「1レベルスキルコア4種」などが含まれている。
「森の子 リン」関連以外の、通常イベントも同時期に実施される予定だ。まずは「石の精霊を育ててほしいぉ!」から。こちらは5月22日(水)から6月18日(火)まで開催される、経験値がもらえるイベントだ。EXP交換券や椅子、アンドロイド交換券、ダメージスキンなどをゲットすることができる。
5月22日(水)から8月6日(火)まで、イベント「キノコパス」が実施される。こちらはレベルを一定まで上げるとことで、報酬がもらえるという内容だ。レベルごとに報酬が設定されているほか、「キノコパス」または「プレミアムキノコパス」を購入することで、追加で報酬がもらえるようになっている。
さらに、昨年12月に開催された日本初のメイプルストーリーコンサートの公演実況映像が、YouTubeで5月14日(火)より無料公開されることも決定。こちらは3つに分けて公開公開され、アンコールを含む全39曲の演奏にくわえてコンサートの舞台裏やインタビュー、来場者のコメントやお祝いメッセージなども楽しめる。
■公演実況映像
■スペシャル映像「Back Stage」編
■スペシャル映像「メイプラーの声」編
ということで、ここまでイベントでの発表内容をお届けしてきた。「森の子 リン」は5月22日(水)のメンテナンス終了後よりいよいよ実装となる。イベントも合わせて実施されるなどかなり盛りだくさんの内容となっているので、さらなる詳細についてはゲーム内のお知らせなどをチェックしよう。