みなさまこんばんは、黒木ほの香です。
七月も折り返して数日が経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか?
例年より梅雨入りが遅かったせいで、なんだかいつも以上に汗を流している気がしています。
わたしってこんなに汗かきだったっけ…。
ハンディファンやドライシャンプー、ボディシートなんかを持ち歩く日々です。
太陽から身を隠す日傘も必要だし、大きめのタオルハンカチがあると安心ですよね。
ピンクのタンブラーには氷を入れたお茶…って、荷物多すぎでしょう!
リュックを背負った背中にこもる熱!にじむ汗!
暑い夏に負けないために対策を講じているのに、もうすでに負けている気がしてなりません。
そんな過酷な梅雨になるとは一ミリも思っていなかった(まさに“つゆ知らず”)(これこの時期みんなが言ってそう)六月の黒木さんは、ハロプロの卒業ラッシュに打ちひしがれながらも、お仕事もしっかりこなしていました。
横浜でリリースイベントがあったり、渋谷で一日店長をしたり、大阪でのイベントに出演したり。
うーん、こうして見ると声優の仕事の幅の広がりを改めて感じますね…。いろんな事をさせていただけて毎日楽しいです。
そして、大阪では二回お仕事があったんです。
一度目は、土屋李央ちゃんとのイベントで。
二度目は、『フィロソフィーのダンス』との対バンライブで。
これ、わずか一週間の内の出来事なんですよね。中々ないスケジュールだったので新鮮でした。
一度目の大阪仕事は前乗り。せっかくなので実家に泊まりました。
実家に帰るタイミングランキングで正月と共に一位を争う存在である“お盆”が来月にあります。が、仕事で帰省できないことも多いため、代わりと言っちゃなんですが大阪で仕事がある時は実家に寄るんです。
この日は大阪にお昼すぎについたので、実家に向かう前にヴィンテージショップ巡りをしました。
こちらは先ほどのお店のお隣。店内にはカラフルなお洋服や珍しいアクセサリーが並んでいました。看板までポップで可愛い。
この辺りのお店は隅々まで見て満足したので、次なるヴィンテージショップへ向かいます。
マップアプリを開いて確認すると、梅田駅まで十分と少しだったので、散策がてら歩きました。
途中で美味しそうなラーメン屋さんを見かけたのですが、母の手料理が待っているのでスルー。
次にこの辺に来る時は行こうかな、なんてウキウキしていたのに、何ラーメンのお店だったか忘れてしまいました。
鯛…ゆず…塩…?いや、なんだか違う気がする。
年々忘れっぽくなっているのが悔しいです。
わたしが白いものを表現する時によく使う言葉である『ホワイティうめだ』を横目に
阪急大阪梅田駅に到着。
梅田周辺は駅名がややこしくてそれぞれの改札が意外に遠いから、間違えた駅に進んで歩いているとリカバリーが大変です。これが“梅田ダンジョン”と呼ばれる所以の一つだと思います。
阪急大阪梅田駅から阪神大阪梅田駅に行くのに十分くらい歩くのバグでしょ!
せっかく梅田に来たので阪急うめだに寄って、大好きなグミ『cororo』を購入しました。
グミ好きに革命をもたらしたと言っても過言ではないUHA味覚糖の『コロロ』はスーパーやコンビニで買えますが、そんなコロロのリッチバージョンであるcororoはここでしか買えないんです。
混んでいるイメージでしたが、客足が落ち着いていたタイミングだったのかスムーズに会計を済ませることができました。
いくつかのグミを買って、次なる目的地であるなんばへ向かうために御堂筋線の改札を目指します。
去年開催したサンドリオンのライブツアーでお世話になったライブハウスを見かけたので思わず撮影。セルフ聖地巡礼です。
ふと思い出したので、かなり前に父と一緒に公演を観たNMB48シアターにも寄ってみました。
ちなみに、花月で漫才を見たことはありません…。
大阪にはAURAというヴィンテージショップが六店舗あるのですが、なんと全てを周りました!
素敵なアクセサリーや鞄を見られてとても楽しかったです。
目的を達成しほくほくな気持ちですぐそばの道頓堀を眺めました。
龍が如くをプレイしてから、道頓堀を見るたびに「蒼天堀だぁ!」となります。この気持ちがわかる方、多いのではないでしょうか?
さて、たっぷりと楽しんだふるさと散策を切り上げたら電車に揺られながら実家へ。
最寄駅から実家までよちよちと歩いていたのですが、こんなに遠かったっけ…?と何度も思いました。当たり前ですが実家の位置は変わらないし、最寄駅も昔のまんま。ということは変わったのはわたしの方…?
八年も都内に住むと、東京の便利さに染まってしまうようです。
うっかり者のわたしは帰省時に毎回実家の鍵を忘れてしまうので、ひっそりとインターホンを鳴らします。うちの家は、二階から階段を降りて来る音が外にいても聞こえるのですが、その足音が昔何度も聞いていた母のリズムで、なんだかニヤけてしまいました。
「おかえりー!」めちゃくちゃ嬉しそうな声色でドアを開けてくれるおかん。可愛い。母親を見ての感想としてはなんだか面白いけど、玄関で出迎えてくれる母はいつもニコニコしていて可愛いのです。
リビングで荷解きをしたところで父が仕事場から帰って来たので、誰の誕生日でもないのに一緒にケーキを買いに行きました。娘が帰ってきて嬉しいらしい。黒木家は父も可愛いです。
お店に着いてケーキを選んでいるわたしの隣で、父の目は何故か、店の隅にあるチョコレートが並んだショーケースをロックオン。
ほどなくして、わたしに視線を移した父はこう言いました。
「俺、ちゃんりおに差し入れしたい!」
なんでェ?
娘は思わずハチワレになってしまいました。〜完〜
いや、本当に唐突すぎて意味がわからなかったのですが、父のやりたいことを応援するのも娘の役目です。うんうんいいよ〜わたしが渡すからね〜なんて言いながら、人気そうなフレーバーを一緒にチョイス。箱にかけるリボンの色までしっかりと指定しました。
翌朝楽屋で「父から…」と李央ちゃんにチョコレートを渡すと、とても喜んでいました。よかったね、パッパ…。
イベントも楽しく終わり、わたしの大阪満喫旅(仕事だけども)は無事終了!
四日後の対バンの時は実家には行けなかったけど、ライブ終わりにサンドリオンチームでお好み焼きを食べたりしました。
いや〜、大阪を堪能した一週間でした。生まれ育った風景を見ると心が穏やかになりますね。
みなさんは、最近実家に帰りましたか?
幼い頃に通っていた道なんかを歩いたりしましたか?
郷愁に浸るのも、たまにはいいものですよ。
ただ、昔にやらかしたイタズラ(※1)をもう一度咎められる可能性があるのでご注意下さいね。
※1…両親は、我が子の身長を毎年測ってシルシをつける、みたいなことをやろうとしたのに、兄とわたしがぶっ壊した写真です。アヒルのコックさんの絵描き歌を習得したから、試したかったんでしょうね。ただ、柱をキャンバスにしたのは何故かな!?弁明させていただくと、大きいアヒルのコックさんを書いたのが兄で、それに倣う形で小さいアヒルのコックさんを書いたのがわたしです。なので、わたしはただのブラコンなだけです。イタズラ心なんてなかったです。本当です。黒木兄妹の成長記録は、わずか三年しか付けられませんでした。〜完〜
編集:川野優希
企画協力:スターダストプロモーション