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「ゴジラ」参戦!『フォートナイト バトルロイヤル』の最新シーズンは日本モチーフ。忍者のようなアクション、コンビニや高架線の上を走る電車、手強い鬼──。『フォトナ』再解釈の日本マップが超楽しい

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MARVELのキャラがマップに登場したり、氷山が衝突したりと、波瀾万丈すぎるマップの変化を経てきた『フォートナイト』

12月1日(日)より開始されるチャプター6 シーズン1:「鬼ノ島」では、日本の文化、エンターテイメント、環境にインスパイアされ、古代と現代が融合した新たなマップに変化する。さらに、「ゴジラ」、「ベイマックス」の登場や、忍者のような新アクションも登場するとのこと。

『フォートナイト バトルロイヤル』新シーズンチャプター6シーズンは「日本」モチーフ。ゴジラ参戦、忍者のようなアクションも_001

コンビニのような建造物や、富士山を思わせる大きな山、そして高架線を走る電車など、日本らしさを『フォートナイト』が再解釈してゲームに落とし込んだ風景の数々は、日本に馴染み深いプレイヤーにとってはどこか懐かしく、そして新鮮に映る。

本稿では、「鬼ノ島」開始に先立って日本で開催されたメディア向けプレビューイベントの様子と、先行プレイの内容を一部紹介していく。

取材・文/anymo


日本の伝統、建築、文化にインスピレーションを受けたチャプター「鬼ノ島」

イベントには、Epic Games Japan代表の河﨑高之氏とグローバルパートナーシップのバイスプレジデントを務めるネイト・ナンザー氏が登壇。河﨑氏は今回のイベントがアメリカ以外で初のプレビューであり、世界で唯一この場だけで先行プレイができるということで、日本文化を大きく取り上げた本チャプターへの気合いを感じさせた。

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さらに、ネイト氏は「エピックにとって日本のIPを取り込むことは、エピックにとっても正しい形でないといけない」、「オーセンティックでブランドを損なわない形」でさまざまなIPとコラボする必要がある、とこれまで本作が行ってきた『僕のヒーローアカデミア』『ドラゴンボール』など、IPとのコラボについて語った。

トークパートの最後には、メディアからおふたりに質問ができたので、その一部を紹介する。

Q.「鬼ノ島」とはどういう意味で名付けられたのですか?

A.
今回のテーマは「次元の狭間を通ってデーモンがやってくる」というものです。「デーモン」という言葉を日本語にするときに、強い・すごいという意味も持つ深みのある言葉である「鬼」がいちばんしっくりくると思いました。

海外では本チャプターは「オニハンターズ」というタイトルですが、日本のプレイヤーが親しみやすいタイトルとして「鬼ノ島」を日本限定で使用することにしました。

Q.日本の文化や神話を落とし込んでいるとのことですが、海外の開発チームと日本のチームでのすり合わせで、難しかったところはありますか?

A.
開発チームは日本の漫画やアニメを見て育っていて、その日本からインスピレーションを受けた風景を、『フォートナイト』のカラーで再現しています。そのため、海外から見た日本のイメージが濃く反映されています。
日本のチームからは、「これは日本ではなく、ほかのアジアだ」とはならないよう、フィードバックをしました。

Q.日本が舞台になることはどれくらい前から決まっていましたか?

A.
すくなくとも、過去1年間さまざまな準備をしてきました。

忍者をモチーフにした、パルクールのような新しいアクションが追加。現代、古代、1980年代、1990年代など日本の様々な風景を楽しめる

イベントでは、デザインチームリーダー、シニアデザイナーのスタッフによるビデオメッセージも公開。「これまででいちばん大胆に全くあたらしい世界へ飛び込むもの」である、本チャプターでの新要素が紹介された。

まず、本チャプターでプレイヤーが体験するのは「鬼」などにインスピレーションを受けた神秘的な世界。『フォートナイト』の世界に霊界が流れ込んでくるという。

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鬼の道場や水が流れる古い村、苔むした森などが存在しているほか、1980年台、1990年代にインスパイアされた雑居ビルやコンビニのような建造物も確認できた。

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新アクションとして壁をよじ登って飛んだり、長距離のジャンプが可能な忍者のようなアクションが追加。マップ中に存在している「仮面」を使うことで、魔術のような火の玉や転送も可能になるとのことだ。

さらに、ヒットスキャンの復活も明言された。

火の玉を発射、敵を追尾する高性能な「鬼の面」が戦況を切り拓くかも。『フォトナ』らしい日本マップを先行体験

さらに、本イベントではほぼフルで1試合分をプレイできたので、その内容について、見ることができた範囲内で紹介していく。

まず最初に、現代的な建造物が特徴的な「シーボード・シティ」に着地。日本の雑居ビルらしい建造物がある中でも、一際驚いたのはマップ中を電車が走っていることだ。もちろん、地面にひかれた線路の上を走っているものもあるが、このシーボード・シティでは緑の高架線が存在しており、電車が走っている。

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日本らしい風景がフォートナイトの中に唐突に現れたような感覚で、再現度がとにかく高いのとは違った魅力にあふれている。リスペクトはありながらも、愛情を持った「パロディ」として再編成されたようなムードで、街に停まっている寿司の移動販売車なんかもこのことを印象づけている。

今回の目玉のひとつである「忍者」モチーフのアクションについては、探索に夢中になるあまりそこまで多くを試すことができなかったものの、壁ジャンプなど一部のものは確認できた。プレイ中は右上にチュートリアルのような形で、アクションを発動するための手順が示されるので安心だ。

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マップで拾うことができた「鬼の面」は、発動すると高ダメージを与える火の玉を発射、さらに敵を追尾する高性能武器だ。球数は6発ほどと少ないが、相手に直接ぶつけるのはもちろん、建築を崩すのにもかなり有効そう。戦況を一気にひっくり返す武器になってくれそうだ。

あとひとり倒せばビクロイ!というところで、惜しくも体験プレイは終了。訪れることができたマップは一部だったため、チャプター開始後に改めて隅々まで本チャプターを楽しもうと思う。

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『フォートナイト』はPC、Nintendo Switch、PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、 Xbox Series X|S、Android向けに無料で配信中。「日本」というとても馴染み深いテーマだからこそ、『フォートナイト』ナイズドされた表現の手数の多さに新鮮に驚くことができる、楽しいシーズンになりそうだ。

編集者
3D酔いに全敗の神奈川生まれ99’s。好きなゲームは『ベヨネッタ』『ロリポップチェーンソー』『RUINER』。好きな酔い止めはアネロンニスキャップとNAVAMET。
Twitter:@d0ntcry4nym0re

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