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“ぶらり旅”が楽しめるオープンワールドRPG『NTE』で、美しすぎる世界を撮影するだけの1日を過ごしてみた。見上げても絶景、見下ろしても絶景。心が洗われる……【TGS2025】

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筆者は、街並みや風景を眺めるのが好きだ。
車を出してふらりと遠出して、見知らぬ商店街や公園、カフェなどを巡って一息つく。そういう時間を過ごしたい……と、無性に思う時がある。

しかし、日々のタスクに追われ、結局は余裕のある時間を過ごせていない自分がいる。ふらりと遠出旅も夢のまた夢だ。やはり今日も、満員電車に揺られるしかないのだろうか……。

そんな悩みをイッキに解決するのが、今回紹介する『Neverness to Everness(以下、NTE)』

人々が行き交う広大な都市「ヘテロシティ」で発生する異常現象を解決することを目的とした“異能者”となるオープンワールドアクションゲームだ。

さまざまな異能を持ったキャラクターを操作して事件を解決。それだけでも楽しそうなのだが、筆者が個人的に「おっ」と思ったのは、本作で「ぶらり旅」が楽しめるところ。

主人公はあくまで異能者として事件を解決する立場ではあるものの、本作では車を用いたドライブはもちろん、塗装やパーツなどのカスタマイズなど事件と直接関係のない要素も楽しめる。また、不動産を介して家屋や店舗も購入できる自由度を誇る。

さらには、のんびりしたい時はぶらりと街を散策して写真撮影も楽しめるというではないか。

このゲームなら、理想の休日が過ごせるかもしれない……。

そう思い立った私は、気づけば「ヘテロシティ」に繰り出していた。

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……最初に言っておくが、筆者は今回の先行プレイでは一切戦闘をおこなわない。「このゲームでひたすら綺麗な景色を撮影していいですか?」と編集部に確認したら、なんとOKが出たのだ。

それでは、さっそくぶらり旅に出発してみよう。

なお、本稿にて紹介しているゲームの内容は、9月25日より9月28日まで幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ2025」で出展されている『NTE』試遊ブースでも体験することができる。

9月27日および9月28日は一般公開日となっているので、現地に出向いた際はぜひチェックしてみてほしい。

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取材・文/TsushimaHiro
編集/うきゅう

※この記事は『Neverness to Everness』の魅力をもっと知ってもらいたい電通さんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。

※この記事は、最新作の街並みの緻密な作りや美しい風景を紹介する健全なものを目指して書かれていますが、登場するキャラクターがかわいすぎて時に健全に見えないシーンもあるかもしれません。あらかじめ、ご了承ください。


原付バイクで出発。噴水公園を散策して人々の生活を見ているだけで、すでに面白い

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何はともあれ、「ぶらり旅」を満喫するためにも足は必須だ。

主人公が操作できる車両は原付だけでなく4輪の車やスーパーカー、中型バイクなどさまざまなバリエーションが存在しているため、お気に入りのマシンで街を移動&散策することもできる。今回は小回りの利く原付バイクで出発することにした。

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筆者が街をぶらぶらしていてまず驚いたのは、街を歩くNPCのバリエーションの多さだ。

性別はもちろん、服装や背丈、ポーズもキャラごとに異なっており、その表情も多数のパターンが用意されていて、「この世界に住民が息づいている」ことが窺えるリッチなつくりとなっている。

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時には、「公園で泣きはらしている女性の前で困り果てている男性」という構図も見かけた。
このふたりにはクエストなどは存在しない。ただ、そこで泣きはらしている女と困り果てている男がいる、という状況だ。ふたりに何があったのか? 想像が膨らむ。

正直に言うと、筆者の頭を「いくらなんでも作り込みすぎじゃないか」という想いもよぎったのだが、そこで本作が公式サイトにて「超現実オープンワールド」と銘打っていることを思い出した。

主人公たちの生活には直接関わることはなくとも、彼ら(NPC)には彼らの生活がある、という本作なりのアンサーなのだろう。好きですよ、そういうの。

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そのほかにも、噴水広場ではコインを投げて幸運を獲得できるかチャレンジするミニゲームも存在した。

ヘテロシティでは、一部の施設や配置物に対して何らかのアクションがおこなえるようになっている。気兼ねなく散歩するつもりだったが、歩いているだけでもゲームを遊ばせてくれる、お得な仕様になっている訳だ。

夕陽の街並みを眺めつつ、キャンプ場でのんびり。至福の時間、眼福の絶景

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絶景ッ!

昼間の景色を楽しんだら、次は夕陽の街並みを一望してみる。
なお、今回の試遊版ではプレイアブルキャラクターを複数選択できるようになっていたので、せっかくなので一部キャラクターには被写体として登場してもらうことにした。

青髪の彼女はミントちゃん。「ヘテロシティ」の“歩くB級グルメ地図”と言われるほどの食べ物好きで、どんな人とでも楽しく会話できる明るい女の子だ。

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まばゆく輝く夕陽。

絶景ッ!!
これこれ、これですよ。

筆者は、夕陽に照らされたキャラクターを見て心が洗われるような気持ちになった。

『NTE』は「ぶらり旅」を通じて、俺の心を浄化してくれているのかもしれない。真の癒しが、ここにあった。

さて、次は街の骨董品屋「エイボン」に所属する、キュートな角が特徴の少女、早霧(サキリ)ちゃんにモデルを務めてもらいつつ、キャンプ場に行ってみよう。キャンプ場にはいくつかテントが建てられており、椅子や机が置いてあってのんびりくつろげるようになっている。

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夕日に染まり日没へ向かう世界は、まさにマジックアワーという言葉にふさわしい美しさだ。

刹那の瞬間にのみ訪れる夕陽。ゲームのなかとは言え、それを待ち続けるのって正直、苦痛なんじゃないの? と思う方もいるかもしれないが、安心してほしい。

筆者は街を散策しているだけで日が暮れようとしているが、本作には自分で時間と天気を変更してお好みの環境で撮影することが可能なシステムも搭載されている。

好きな時に時間を切り替えて、フォトモードで撮影に勤しむことができるという訳だ。理想のシチュエーションを整えた上で、自分だけのベストショットを狙ってみるのもいいだろう。

夜は酔っ払い姉さんと居酒屋へ。小物ひとつひとつに、細やかな生活感が光る

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絶景ッ!

次に被写体となってくれたのは骨董品屋「エイボン」の店長、潯(ほとり)さんだ。和服というのも勿論あるだろうが、背景の桜が似合う似合う。

もはやどうやってその形状を維持しているのかわからないステキなお着物を纏う、大人のお姉さんといったたたずまい。プロフィールによると、「一日中酔っぱらっている」とのこと。

それならば、居酒屋さんへ赴いてみましょう。夜の「ぶらり旅」のスタートである。

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「すばらしい」の一言に尽きる。
姉さんと見る夜景、姉さんと訪れる居酒屋、それだけで幸福度がギュンギュンと上昇していくことが理解(わか)る。わかってしまう。

筆者の「ぶらり旅」に欠けていた最後のピースは、パートナーだったのだろうか。ひとりで気ままに巡るのも勿論悪くはないのだが、やはり人というものは孤独を恐れる生き物なのかもしれない。

この居酒屋で感じたのは、本作の背景が小物ひとつに至るまで丁寧に作られている点だ。
居酒屋では調味料や酒瓶や大きく「美味」と書かれた広告などがこまめに配置されている。
この生活感も、きっと『NTE』の魅力のひとつなのだろう。

さて、時刻はそろそろ深夜になろうとしている。
名残惜しいが、最後は不動産屋で購入したビルの屋上から夜景を眺めてフィニッシュとしよう。

深夜は“かっこよすぎるケモダンディ“と共に過ごし、ビルの屋上から夜景を一望する

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え?………

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ゴホッ(興奮)……え、ええ?
いきなりかっこよすぎて、もはや困惑すら覚えているんだけど。

なんですか?そのポーズは。モデル雑誌の表紙ですか?

着くずした赤いネクタイ、ベストに腰ベルト、ガンホルダー……そして、ドーベルマンがモデルと思わしきビジュアル。

かっこいい……という言葉だけでは、もはや片付かないぞこれは。
そうだ……彼はダンディすぎるんだ。

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そんなケモンダンディまっ盛りの彼の名は翳(サキア)。
「ヘテロシティ」で発生するさまざまな事件や以上な現象を解決する実働部隊、異象管理局E.T.D第4小隊の副隊長として本作には登場する。

それにしてもダンディ。どっからどうみてもカッコイイ。ずるい。
座っている姿を見ているだけでお金を支払わなくてはならないシステムのような気がしてならない。

助けてくれ……このままだと俺は、ケモナーになっちまう……!

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そして、そういうダンディには夜景と月が似合う……とても似合う。
この斜め下から見上げる時の角度が似合う男は“良い男”と相場が決まっている。
街を静かに見下ろす彼は、何を思うのか。

“ケモダンディ”翳のかっこよすぎる姿を存分に堪能した上で、あらためて選択可能なほかのキャラクターたちとも一緒に、夜景を見てみよう。

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んん〜絶景ッ!!!!!

美しいものを見上げてみたら、次は見下ろしたくなるのが人間のサガというもの。
街に生きる人々は人類の築き上げてきた叡智を結集した技術の恩恵を授かり、陽が沈んだ後も動き続けていることがわかる。

聳え立つビル群、行き交う車両、煌めくネオンに広告看板。すべてが「ヘテロシティ」を形成している。あなたは、この街を下から見るか、上から見るか……どちらがお好みだろうか?


こうして、私の『NTE』における「ぶらり旅」は終わった。
一日中歩いてみて、「ヘテロシティ」には確かにそこに住まう人々の存在や“営み”が感じられた。

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早朝、朝、昼、午後、夕方、夜、深夜……そこに天候も加わり、雨が降った時には塗れたアスファルトが見れることもある。横断歩道では人々が急ぎ足で進み、公園では痴話喧嘩すら発生する。

今回の試遊版でプレイできたのはほんの数十分と短い時間ではあったが、充分に人間観察やぶらり旅が楽しめる内容であった。

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『NTE』は公式サイトにて事前登録を受付中。正式版でじっくりと「ぶらり旅」のできる日を心待ちにしたい。

あらためてになるが、本稿にて紹介した『NTE』の試遊版は9月25日から9月28日にかけて幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ2025」の試遊ブースにて体験することができる。

9月27日(土)と9月28日(日)は一般公開日となっているので、東京ゲームショウに参加された際にはぜひブースへ足を運んでみて欲しい。

編集・ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ生粋のゲーマー。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。『Divinity: Original Sin 2』の有志翻訳に参加し、『バルダーズ・ゲート3』が日本語化される前にひとりで全文翻訳してクリアするほどRPGが好き。 『ゴースト・オブ・ツシマ』の舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23
編集者
小説の虜だった子供がソードワールドの洗礼を受けて以来、TRPGを遊び続けて20年。途中FEZとLoLで対人要素の光と闇を学び、steamの格安タイトルからジャンルの多様性を味わいつつ、ゲームの奥深さを日々勉強中。最近はオープンワールドの面白さに目覚めつつある。
Twitter:@reUQest

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