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『モンハンストーリーズ3』TGSで最速先行プレイ。全力ダッシュするクック先生が可愛すぎる!!!現場に急行するため、全身をルビー色に輝かせながら小走りする姿がいじらしい【TGS2025】

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『モンスターハンター』シリーズは、今や巷で国民的な人気を誇るゲームだ。2025年2月に発売された『モンスターハンターワイルズ』だけでも、発売からわずか1ヶ月で全世界販売本数1000万本を突破している。

基本的には、驚異的な身体能力を持つハンターが巨躯を誇るモンスターと対峙するアクションゲームなのだが、「モンスターを狩る」というテーマではないものも存在する。

それが、『モンスターハンターストーリーズ』シリーズだ。

本シリーズは、モンスターの背に乗り共に成長していく「ライダー」と、そのお供となるモンスターである「オトモン」の物語が展開されるRPG。シリーズごとに共通している箇所の一例として、「モンスターと絆を結ぶ」という心温まるストーリーが展開される点が挙げられる。

その最新作である『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』が、2026年3月13日に発売を控えている。本稿では、幕張メッセにて開催されているイベント「東京ゲームショウ2025」にて設置されている本作の試遊台を最速でプレイしてきたので、その様子を皆さまにお届けしたいと思う。

本作に興味のある方は、ぜひ読んでみてほしい。

最新作『モンハンストーリーズ3』TGSで最速プレイ。爆速で走るクック先生がかわいすぎる!!!_001

取り急ぎ、皆さんにお伝えできることがあるとすれば…
パタパタ走るイャンクック先生がめちゃくちゃかわいかったということだ。

文・取材/TsushimaHiro
編集/海ソーマ

環境保護を目的とする“レンジャー”の調査が始まる

本作の主人公(性別と見た目を変更可能)はアズラルという国の王子(もしくは姫)だ。彼は、絶滅危惧種のモンスターを保護して生態系を維持し、環境の再生を促すライダーたちの集まり「レンジャー」の隊長でもある。

今回の試遊版では、プレイヤーがレンジャー隊の隊長として、ピンクの髪とまぶしい笑顔がチャームポイントのレンジャー見習い「ティオ」がはじめて森にはいる試練「森初め(もりぞめ)」に付き添うシーンを見ることができた。

どうやら各地でモンスターが石化するという原因不明の怪奇現象が発生しているようで、その調査へ踏み切ることとなったのだ。それにしても、いきなり師匠ポジでストーリーに参加できるとは……なかなか美味しい役割を担わせてくれる。

シリーズではおなじみとなっている「3すくみバトル」は健在。敵の攻撃パターンを見極めて、「パワー」「テクニック」「スピード」「パワー」と、いずれかの攻撃タイプを選択して、戦況を有利に運んでいく。相手の出してくる手を先読みして戦うという「じゃんけん」のようなシステムだ。

バトルは基本的にライダー+オトモンのコンビで挑むこととなるが、キャラクターによってオトモンと発動する技の演出が異なるので、さまざまな組み合わせを試してみたくなった。

今回は主人公とティオという固定メンバーだったが、ティオはスピード攻撃と電撃を得意とするトビカガチをパートナーにしており、そのスピードに圧倒されながらも高威力の必殺技「カガチノイカヅチ」を放ってくれた。

主人公の相棒となるオトモンはリオレウス。
シリーズを代表するモンスターであり、本作でもパートナーとして登場する。
リオレウスと結束して放つ必殺技は「スカイハイフォール」という名で、主人公がリオレウスに搭乗して天高くから突撃するという、シンプルながらも強力な技だ。

石になるフルフル。各地で発生する怪奇現象

ティオたちと共に森の奥地へと調査を進めていると、一行は蒼く輝く石の中に「フルフル」を発見する。フルフルは初代『モンスターハンター』から登場している古株で、洞窟などの暗い場所に生息している電撃を得意とする肉食のモンスターだ。

主人公によると、この石化現象、通称「タマゴ石」は、作中で約200年前に確認されている現象であるという。その後、しばらくは見られなかったが、10年前から再度目撃されるようになった。原因は不明で、それを調査するのもレンジャーの役割であるようだ。

話はそれるが、道中では彷徨う豚ちゃんことプーギーが点在しているようで、見つけて保護してあげることでアイテムを入手できる収集要素も確認できた。見つけてあげると、かわいらしいポーズをとってくれる。

特殊な能力を持つ“凶異モンスター”が乱入!

調査一行は森の奥地へと進み、モンスターのタマゴを発見。そこに、卵の親と思わしきモンスター「パオウルムー」に遭遇する。見た目はちょっとかわいらしいが、一度怒れば身体の一部をふうせんのようにふくらませて戦うモンスターだ。

一行はパオウルムーを弱らせて沈静化をはかろうとしたが、そこに背中に謎の突起が生えたモンスター「チャタカブラ」が乱入してくる。

このチャタカブラは本来使用できるはずのない「電撃」を放ってくる能力を有していた。一瞬でパオウルムーを殴りぬき撃退してしまうチャタカブラ。一行は、この個体を「凶異モンスター」と推察する。

また、一考はおそらく背中の突起が電撃を放てる原因なのではと予想し、ティオに背中の石を攻撃させる。すると、チャタカブラは手痛いカウンター攻撃を繰り出してくる。

ティオ「ウワァァァァァ」

こ……後輩を盾にするな!!!こんなにかわいい後輩をっ!!!
「試しに殴ってやれ!」じゃないのよ!

最新作『モンハンストーリーズ3』TGSで最速プレイ。爆速で走るクック先生がかわいすぎる!!!_026

また、この凶異モンスターと化したチャタカブラはダメージを受けると「鉱物纏い」というスキルを発動させ、腕部に白い岩を付着させて強化。猛攻を繰り出してくるが、背中の石を攻撃しても反撃をしてこなくなる。

こうなってくると、「背中の石を破壊して電撃攻撃を封じるか」、「腕の石を破壊して猛攻を防ぐか」どちらを先に選ぶのかという2択を迫られることとなる。これまでの『モンスターハンターストーリーズ』とはまた違って、より戦略的に戦闘を優位に運べるかどうかを考える必要がありそうだ。

駆けるイャンクック先生がかわいい!チームで結束して発動する「シンクロラッシュ」

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さて、本作には戦闘中の敵対モンスターに「竜気ゲージ」というものが存在する。これはいわゆる「気力」のようなもので、攻撃を続けているとこのゲージを削ることが可能。ゲージが0になるとモンスターは「ブレイク」状態となり、攻撃を回避しやすくなる。

何度もブレイクさせてモンスターの「竜気ゲージ」のストックを削りきると、モンスターを「ダウン」させることができる。このダウン状態のモンスターに対して、パーティメンバー全員で一斉に攻撃を放てる新要素「シンクロラッシュ」だ。

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今回、発動できたのは我らがクック先生【※】と、ティオのパートナーであるトビカガチの合体技だ。

クック先生がその身をルビー色に輝かせながらパタパタと小走りで現場まで向かう様子がシュールでかわいい。

勢いよく現場に向かっているようにしか見えないクック先生だが、その結果は使途が消滅した時くらいの大爆発。戦闘中のモンスターに大ダメージを与えることができた。このド派手な演出も、見ていて楽しい。

※クック先生
作中に登場するモンスター「イャンクック」にユーザーがつけた愛称。『モンスターハンター ポータブル 2nd G』以前のタイトルでは最初に戦うことになる大型のモンスターで、大型との戦い方を教えてくれるという意味合いも込めて、ユーザーからは先生と親しみを込めて呼ばれている。

オトモンたちの協力もあって、なんとかチャタカブラの撃退に成功。ここで発見したパオウルムーのタマゴは、ティオに渡すこととなった。「え!?いいんですか!?」と喜ぶティオ。

か、かわいいな、お前……さっきまで試験的に犠牲にさせられていたのに、このひたむきさと純粋さである。かわいがりたい、この笑顔。


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ここで、試遊版は終了となった。まだ少し時間が残っていたので、試しに森へと進む道以外のエリアを探索しようとしたが、見えない壁が発生して行けないようになっていた。今回の試遊版ではあくまで、スタート地点から森とその内部という範囲内で遊べるようだった。

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今回の試遊版を体験して思ったが、主人公というか……「レンジャー」のモンスターに対する愛が深い。言葉にしてみると当然でしかないのだが、そもそも野生の生物を従えて乗ったり攻撃させたりといった行為は本来かなり高度なテクニックであり、技術や情熱、そして生物に対するリスペクトが必要な行為だ。

絶滅危惧種の保護、怪現象の調査、凶暴化したモンスターの沈静化。レンジャーの仕事は多岐に渡るが、筆者が一番「かっこいいな」と思ったのは、モンスターと絆を結び、共に歩んでいくことだと感じられた。製品版をプレイするのが、実に楽しみだ。

なお、今回の試遊は映像にもおさめられているので、「動画で観たい」という方はぜひこちらもあわせて視聴してみてほしい。

『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』は2026年3月13日にNintendo Switch2PS5Xbox Series X/SPC(Steam)に向けて発売される予定だ。

ⒸCAPCOM
※ゲーム内で使用されている画像は開発中のものにつき、実際の仕様とは異なる場合があります

編集・ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ生粋のゲーマー。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。『Divinity: Original Sin 2』の有志翻訳に参加し、『バルダーズ・ゲート3』が日本語化される前にひとりで全文翻訳してクリアするほどRPGが好き。 『ゴースト・オブ・ツシマ』の舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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