ホヨバ
「フリンズのこと書いて♥」ワイ
「いいよ♥」
みたいな感じで、『原神』のフリンズについて書くことになりました。
いや、別に無理矢理書かされてるわけじゃなくて、もともと「まあ……ナド・クライ編で引くならフリンズかな……」と思っていたところに依頼が舞い込んできたので、こいつら完全にオレの男の趣味把握してやがるなとか思っていました。HoYoverseいつもありがとう。
ということで、キリル・チュードミロヴィッチ・フリンズの話をしていきます。この男、萌えですよ。しかも、「人外萌え」って感じです。よろしくお願いします。
※この記事には『原神』ver6.0のメインストーリーのネタバレが含まれています。未プレイの方は、お気をつけください。
※この記事は『原神』の魅力をもっと知ってもらいたいHoYoverseさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。(※ただ、記事の内容は筆者個人の感想です)
ついにCV中村悠一がやってきた
フリンズって……やっぱり「声」だと思うんですよ。
昔から散々「原神にCV中村悠一のキャラは来ないのか?」と言われていたけど、ついに来てしまった。しかもファルカ(cv杉田智和)と同時に。やってるわー、コイツらやってるわー。
ナド・クライ編のキャラが一斉に発表された時とか、なんか正直「ついにやりおった───」と、天を仰ぎ見るような気分でした。これがフォンテーヌでCV小野大輔とCV神谷浩史のキャラを同時実装してきたヤツらのやり口ですよ。はいはい、どうせ私は声優オタクです。
でも、とうとうここでCV中村悠一のカードを切ってきた。
うわーん、もう引くしかないじゃん! だってスターラジオーシャンアナムネシス聞いてたし! 普通に第1回から終了まで聞いてたし! 義によって引くしかないじゃん!!
……と思っていたら、案件が来た。正直忙しくて受けられないかもと思ったけど、フリンズの話なら全然やれる。やれます。やらせてください。
この声……かっこよすぎませんか? pic.twitter.com/wldeeUvJUG
— ジスロマック (@yomooog) September 11, 2025
実際……声、めっちゃかっこいい。
この声、すごくないですか?(加賀美ハヤト)
信じられん、マジで『原神』にCV中村悠一のキャラが出ているじゃないか。
当たり前のことだけど、『原神』に豪華な声優が出てくると、普通に演技力がすごいなと思わされる。中村悠一の演技力が高いことは至極当然なのだけど、そもそもフリンズが感情の振れ幅が少ないキャラだから、そこに細かい感情表現を入れてくる演技力が際立っている。中村悠一呼んでくれてありがとう。
まあ声だけじゃなくて見た目も好きなんですけど……フリンズって、あんまり『原神』じゃ見ないタイプのキャラデザですよね。恒例の長身イケメン枠なのはそうだけど、これまで培われてきた「原神っぽいデザイン」から、ちょっとズラしている気がする。
これまでのキャラデザと比べても、「ダークファンタジー感」が強まっているというか……衣装や顔のデザインを含め、全体的に「異質」な感じがします。存在感が異質。『原神』のデザインのポップさは残しつつ、よりダークな印象を強めてるというか。
実際フリンズは人間じゃないから、そのへんは意図的に「世界から浮いている」感を出そうとしているのかもしれないですね。すげえな、『原神』ってまだこんなにデザインの引き出しあるんだな……とか、思ったりします。

あと、フリンズのモデルを見ていて思うんですけど……こいつ、どの角度から見ても美形なんですよね。たしかに『原神』のモデルは業界最高水準だと思うけど、にしてもフリンズは360度どの角度から見てもツラがいい。騙し絵でも見てる気分だ。上下左右どこから見ても顔が綺麗。
なんか、「この1年はこの男で勝負するで」という気迫を感じる。
キャラデザとモデルから、そういう“圧”を感じます。
フリンズ、明らかに勝負に打って出ている。
まあ……ここに顔面で落ちている人間がいるのでホヨバは勝負に勝ったんだと思いますけど。
フリンズって「人外萌え」ですよね?
フリンズはライトキーパー……に見せかけて、実は「フェイ」だった。
かつてスネージナヤで栄華を極めた存在であり、いまは「取るに足らない存在となり果てた種族」らしい。要するに、フリンズは人間じゃなくて「妖精」だったのです。
まあ、ビジュアルからして明らかに人間っぽくなかったけど……「妖精」だとは思わなかった。なんかもっと、亡霊とか怪異みたいな存在なのかと思っていたけど、まさかの「妖精」。こんなに長身でイケメンの妖精がいてたまるか。実際いるのだから仕方ないが!
なんだか浮世離れした言動の多いやつだったけど、そもそも人間じゃなかった。妖精が、人間のフリをしてライトキーパーとして活動している。出た出た、『原神』が得意な人間のフリをしてる人外種族。
ずっと暗闇の中にいたせいで、僕はどんな光にも敏感になってしまいました。
目覚めてから最初に見たのが、彼らの瞳に宿る光だったんです。はい。あの時、彼らの奮闘する姿に心動かされたのか、あるいは過去の自分を重ねたのか…
久しぶりに何かをしたいという衝動が湧いてきました。
「フェイ」は、存在そのものが衰退しているような状態だった。そして、フリンズも一度人間に憧れ、失望していたらしい。しかし、ライトキーパーたちが奮闘する姿に心を動かされ、「人間」として生きてみることを決めた。英雄たちを葬り、墓守となった。
この「人間に感化され、人間とともに生きるようになった妖精(人外)」という境遇が、フリンズというキャラの核なんじゃないかという気がしている。別に、人間として生きる必要なんかない。でも、人間の生きる姿に心を動かされた。だから、人間のために生きることにした。
そんな在り方が、フリンズの「愛らしさ」なのだと思います。
人間のことが好きな人外って、いいじゃないですか。
人間じゃないクセに、人間のこと好きになる必要なんてないのに、人間を愛してしまった。だからライトキーパーとして戦って、人の墓を守っている。こんなに愛らしい妖精って、いないでしょう。

ナド・クライで発生する「灯台へ」という世界任務をクリアすると、「夜明かしの墓」で日常生活を営んでいるフリンズの姿を見ることができます。たとえば、夕食のために釣りをするフリンズがいたり……こいつ釣りとかするんだ。キリル・チュードミロヴィッチ・釣りンズですね。
ほかにも、書類の仕事とかをしていたり……とにかく、人間として生きるために、人間の生活を営んでいるフリンズを垣間見ることができます。ヌヴィレットとかもそうだったけど、『原神』はこういう人の世界の外側にいる存在が、人間の生活圏で頑張って暮らしている姿を描くのが上手いと思う。かわいい。
人間じゃないから、こんなことしなくていいのに。
煩わしい仕事も、人らしい生活も、しなくたっていいのに。
しかし、フリンズは人として生きている。
そこが好きです。一人称が「僕」で、口調が丁寧語なのも、なんか「人としての親しみやすさ」みたいな雰囲気を感じる。人間として生きようとしている人外、萌えだと思います。