11月8日はファミコン版『ゼビウス』がリリースされた日だ。
『ゼビウス』は、1984年11月8日にナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。『ゼビウス』は1983年にアーケードで稼働して大ヒットし、ファミリーコンピュータに移植された。

『ゼビウス』は、空中の敵はザッパー、地上の敵はブラスターを使って倒していき、ゼビウス軍と戦いをくり広げていく縦スクロールシューティング。
ザッパーは3発まで連射でき、ブラスターは自機正面にある照準を合わせて放つ必要があり、空中と地上の攻撃の使い分けが本作の特徴のひとつだ。
『ゼビウス』では、ソルやスペシャルフラッグという隠しキャラクターが存在している。
どちらも地中のどこかに隠されており、その場所にブラスターを命中させることで出現させることができ、倒すことでスコアボーナスが得られる。ソルやスペシャルフラッグを探し当てるのに、当時のプレイヤーたちは大いに熱狂した。
パッケージにも描かれているボスキャラ、アンドアジェネシスもインパクトがある要素だ。六角形の基地のような見た目をしており、砲台から弾を連発してくる。

また、本作は詳細な世界設定やストーリーが存在していることもポイントだろう。
プレイヤーは惑星ゼビウスを支配する超知性体ガンプ、そして彼らが率いるゼビウス軍と戦うこととなる。かつてゼビウスと戦った古代人ムー・クラトーの存在など、それぞれにバックボーンを持つ設定が、ゲームの奥深さを構成した。
さらに、ゼビ語と呼ばれる創作言語まで用意されていた。
なお、ゲーム中に登場する敵の「バキュラ」という名前も、ゼビ語で”破壊、撃破”を意味しているが、バキュラはザッパーを何発撃ち込もうが破壊することができない。「バキュラにザッパーを256発当てると破壊できる」という噂話は、当時のゲーマーであれば耳にしたことがあるのではないだろうか。
都市伝説を生むほどにプレイヤーに愛され、熱狂を生み出したのが『ゼビウス』だ。

