「並行同位体」──作品をまたいで同じキャラが別の人生を歩む、HoYoverse『崩壊』シリーズではおなじみの手法だ。
たとえば刃ちゃん。『崩壊:スターレイル』ではなんだかんだ完全敵対しなかった刃ちゃんが、『崩壊:ネクサスアニマ』の世界では本気で主人公の命を狙ってくるのだ。
見慣れた顔、見慣れた衣装のまま、殺意だけ別物。そんな姿を見せられて、情緒が保てるわけがないだろう。
知っている顔だからこそ、別世界での落差に殴られる。保護者だったはずの刃ちゃんに狙われ、変わらないキアナに安心し、どこにでもいるアルジェンティに笑わされる。見慣れたキャラの「別の人生」が、公式から合法供給されてくるのだ。
そして、魅力的なのは並行同位体の面々だけではない。今作オリジナルのキャラたちが、これまたいい。主人公(女性)は、かわいい系に見えてよく見るとイケメンな、二度見必至の魅力美少女。
開始直後に出会うダーシアというキャラは、数十分のデートで問答無用にこちらを落としにくる超正統派ヒロインだ。気づけば、並行同位体も新顔も関係なく、どのキャラも好きになっていた。
そんな『崩壊:ネクサスアニマ』のCBTに参加してきたので、そのプレイレポートをここに届けたい。
※今回プレイした『崩壊:ネクサスアニマ』はテストバージョンです。製品版とは内容が異なる場合があります。
※この記事は『崩壊:ネクサスアニマ』の魅力をもっと知ってもらいたいHoYoverseさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
保護者だった刃ちゃんは殺しにくるし、キアナは変わらないし、アルジェンティはどこにでもいる
刃ちゃんといえば、みんなの保護者。
『スタレ』本編ではなんだかんだ完全敵対まではしなかったし、こっちの刃ちゃんも『スタレ』でおなじみの衣装のまま現れる。見慣れた姿、実家のような安心感。
立ち絵が「雨に濡れた子犬を拾うヤンキー」みたいな構図なのもいい。
本家でも「銀狼が拾ってきた野生動物のお世話をするシーン」とかあった気がしてくる(俺の頭のなかにしかない日常シーン)。
しかし、こっちの刃ちゃんは主人公に対してバリバリ敵意を向けてくる。
「罪の代償を払うべき時がきたということだ…世界を滅ぼす者よ。」
↑こわい!!!!!!!!
しかもこの敵意、「ライバル意識」とか「逆恨み」ではなく、過去に主人公がやらかした(らしい)ことに対する正当な怒り。過去の俺がとんでもない事件を起こしたらしくてごめん。それはそれとして何をやらかしたのか詳しく教えてくれ(記憶喪失)。
そう、これこそが並行同位体の醍醐味である。知ってる顔が、別の世界では異なる一面を見せる。見慣れた姿だからこそ、その落差に殴られるのだ。
しかも刃ちゃんが厄介なのは、こうして本気で命を狙ってくる「敵キャラ」なのに、まったく憎めないところ。星核ハンターたちへの保護者っぷりや、例のヤンキー子犬拾いが頭をチラつくせいである。俺たちは刃ちゃんに、直接的ではないDVを受けている。
一方、我らがキアナちゃん。今回のCBTプレイ範囲では、主人公が「イア幸福委員会」とかいう怪しげな名前の組織から頼まれた仕事をこなしている最中に助けに来てくれる、という顔見せ程度の出番だった。
だが、それだけでも「俺らが見てきたキアナちゃんだ……」としっかり感じとれた。最高の釘宮理恵ボイスも性格もまったく健在で、少し出てきただけでちゃんと「あのキアナ」だとわかる。
その委員会とやらも、怪しげな名前ではあるが、キアナちゃんが協力しているなら「本当は悪の結社でした」なんてオチはないだろう(キアナに対する全幅の信頼)。顔も声も性格も活躍も最強な美少女には、『ネクサスアニマ』では平和に暮らしてほしいものである。
スキルの固有バフ「天命」に、スキル発動時ボイス「キアナのターン!」と、うっすら『3rd』の気配が漂っていて、艦長(『3rd』プレイヤー)の心臓に悪い。
極めつけは、SNSでも話題になっていた「瞳の造形」。『3rd』終盤の話になるので詳しくは語れないが、これって「そういうこと」なのか……!? だとしたら、ホヨバくんが何を企んでいるのか今から怖い。怖すぎる。いいぞ、もっとやれ。
って、なんでアルジェンティくんが!?
「世界規模ネクサスバトル大会の地区予選で勝つぜ!」みたいなクエストの会場に、なんかいた。今回はプレイアブルではなかったが、まあたぶんきっと実装されるんだろう。お前、本当にどこにでもいるな。
普通は「またサプライズアルジェンティだよw」とか言うところなんだろうけど、『スタレ』のエンドコンテンツでずっと「すべてのバフをアルジェンティに注いでひたすら敵を殴るパーティ」を使ってたので、妙に感動してる。
『ネクサスアニマ』でも見せてくれ……お前の時代を……!
『ネクサスアニマ』の主人公(女性)はひたすらビジュが強い。かわいいのにイケメン、そのうえ品もある
ここまで並行同位体の話ばかりしてきたが、もちろん『ネクサスアニマ』から新しく登場するオリジナルキャラたちも魅力的だ。数日間プレイしただけで、並行同位体の面々と同じくらい愛着が湧いてきているまである。
とくに「主人公(女性)」。ひたすらにビジュが強い美少女だ。
パッと見は「かわいい系」なのに、見れば見るほど「こいつ、もしやイケメンなのでは……?」という疑惑が湧いてくる。この顔(つら)のよさに、俺は完全に負けた。
しかも、けっこう肌が出てる服装のはずなのに、着こなしと立ち居振る舞いがよすぎて、最初に浮かんだ言葉が「えっち!」ではなく「おしゃれ〜」だった。露出してるのに品まで漂わせてくるのは、さすがに反則だ(それはそれとして、ギリギリへそが見えるコーデはなんなんだ)。
このキャラ、「身体能力」「魅力」「知力」の3ステータスに、合計12ポイントを自由に割り振れる。しかもこの配分で、ストーリー中に選べる選択肢が増減するのだからおもしろい。
とりあえずテンプレートの「スター」を選んでみたら、一般オタクでは直視するだけで正気度が削れる最強魅力美少女が爆誕した。
……いや、よく考えたら爆誕もなにも、もともとこんな美少女だった。魅力を0にしようが10にしようが、ビジュアルは変わらない。そう、ステータスをどういじろうと、最強美少女なのだ。
「ごめん、君にどんなプレゼントを〜」
↑おそらく魅力ステータスが関係していない選択肢ですら、こういうことを平然と言う美少女である。そうやって何人もたぶらかしてきたんだろ!! 白状しろ!!!
しかも見てほしい。「自分が美少女だと自覚していないとできないムーブ」をしまくっている。お前こそが真の魅力10最強美少女だ。
ダーシアという超正統派ヒロインに、開幕数十分で落とされてしまった
そしてもうひとり、ダーシア。彼女に触れないわけにはいかない。
ストーリーが始まっていちばん最初に会うキャラクターであり、超正統派ヒロインだ。

自分がここまでダーシアに狂っている理由、それはプレイ開始直後、数十分にわたって見せつけられる主人公とダーシアのデートシーンにある。オタク特有の誇張表現に見えると思うんだけど、マジで本当に数十分デートしてたから信じてほしい。
ダーシアの似顔絵を全力で描いたり、大食いチャレンジをなんとか完遂したり、トンチキクイズに一緒に参加したりしたんです。本当なんです。信じてください。
どこからどう見ても、熟年カップルの距離感。ダーシアの言動の端々から、「主人公のこと大好きオーラ」がにじみ出ている。これは俺の願望のせいじゃない……はず。
あなたも「ダーシアって子、相当主人公のこと好きだな……」って思いましたよね? 一瞬でもそう感じたなら、あなたも「こちら側」だ。
そんな風にダーシアとのデートを満喫していると、急に街に異変が発生。あたりがすごく禍々しくなる。
その後のストーリーをものすごく簡略化して説明すると、
なんやかんやピンチ
↓
ダーシアが助けてくれる
↓
刃ちゃんたちとバトル
↓
どうにか逃げられたけどダーシアとは離れ離れ
のような流れだ。
そして当面の目標は「ダーシアにもう一度会いに行くこと」になる。最初の数十分でまんまとダーシアに落ちたオタク、ここで膝から崩れ落ちる。
嫌だーーーッ!!
もっとダーシアとイチャつきたい!!!
ダーシアと学校とか行きたい!!!
ダーシアとネクサスバトルしたい!!!
そのためには、メインストーリーを進めて再会するしかない。HoYoverseの狙いどおりで悔しい。何も警戒せずダーシアに惚れたオタクへの「罰」か……?
このゲームの主役はアニマ。なかでも「ぶさいくプリンわんこ」こと「プリムワン」が最高
ここまで人間キャラの魅力ばかり語ってきたが、『ネクサスアニマ』のジャンルは「アニマ育成アドベンチャー戦略ゲーム」。つまり、このゲームの主役はアニマと言ってしまっても過言ではないはず。
その主役たちにフォーカスしないのはもはや失礼なので、とくに気に入った一匹を紹介したい。
というわけで「ぶさいくプリンわんこ」こと「プリムワン」くんだ。
アニマ図鑑の概要には「ふわふわでポヨンポヨンの子犬のアニマ。生活の重圧に押しつぶされがち。」とある。
ふわふわでポヨンポヨンなのは見てのとおり。生活の重圧に関しては、知らない。
こいつの愛くるしさは、何といってもこの「何とも言えない顔」だ。
初見では反射で「あっかわいい!」となり、よく見ると「こいつ、あんまりかわいくなくないか……?」となり、さらに見つめていると「お前は世界でいちばんかわいいぶさいくプリンわんこだ」に着地する。この顔が、とにかく愛おしい。




というわけで、異常なかわいさが突き刺さって、もはや「俺の相棒アニマ」と思えるくらいずっと愛で続けているプリムワン。
正式リリースされた日には、ぜひプリムワンと一緒に街中を練り歩いてほしい。本当に、一挙手一投足ぜんぶがかわいいから。
ストーリーコンテンツのはずなのに、なぜか時間が溶けていく。ルート開拓がやめられない「無限の渦」
『崩壊:ネクサスアニマ』ならではの魅力のひとつ、それが「無限の渦」だ。
「無限の渦」を簡単に説明すると、道中の選択肢や行動によってそのシナリオのエンディングが変わる(最初から、あるいは特定のセーブポイントからのやり直しも可能)というシステム。これがまたおもしろい。
選択肢でストーリーが変わるゲーム全般に言えることではあるけれど、なんだかんだ「俺がプレイしてる感」や「俺の選択の結果感」が出るのは楽しい。軽率に人類の命運とか左右したい。
この選択肢(上記画像)なんかがとくにわかりやすい。
ゲーム開始時に割り振ったパラメータや、ここに至るまでの行動しだいで、選べる選択肢が大幅に変わってくる。序盤に振った「魅力10」に、ようやく意味が生まれてくるわけだ。
……ちなみにこの場面、偽名を名乗る選択肢が、画面に映りきっていないぶんも含めて4つある。なぜ偽名が4パターンもあるのか。『スタレ』の開拓者ですら、ここまでのトンチキ4択はやらなかった。
まあとにかく、プレイヤーの行動しだいでさまざまな可能性に分岐する「無限の渦」。選択肢のあれこれだけでなく、もちろん「エンディングへの道筋」も相当に違う。
たとえば、この画像に映っている「無限の渦」のひとつ、「チャンピオンへの道」がわかりやすい。すごく簡略化してあらすじを説明すると、「デカい大会に出るために地区予選で勝つ」シナリオだ。
これだけなら分岐もなにもなく普通に終わりそうに見えるが、プレイしてみるとルートごとの攻略方法がわりと違う。



その他にも、自分がまだ攻略できていないだけで、なにかしらのフラグを踏めばきっと行けるであろう「運だけルート」。本当にこのルートの前提条件が分からない。はやく運だけの女になりたい。
……などなど「大会に出場する」という目的ひとつとっても、様々な達成方法がある。それが「無限の渦」だ。
未到達ルートや見落としていた要素を開拓する楽しさのおかげで、ストーリーコンテンツのはずなのに「ついつい時間が溶けるプレイモード」になっていて、飽きることなくストーリーを楽しむことができた。
みんなもトンチキルート開拓で時間を潰そう。
最後に、本作のゲームサイクルやゲームシステムを紹介したい。
本作のゲームサイクルは、「アニマを捕まえて育成する→NPCや格上のアニマとバトル→ガチャやバトルで捕まえたアニマをさらに育成→もっと強いNPC/アニマとバトル」という作り。
このループがよくできているうえに、「やろうと思えば適正レベルより下でも案外いける」バランスのおかげで、手あたり次第に強敵へ突っ込んでいるだけで、気づけば時間が溶けていく。
「明らかに勝ち筋がない」とき以外はつい粘りたくなるのが、人間の性である。
バトルシステムは、いわゆる「オートチェス」系。基本的には、アニマたちの編成と配置さえ済ませれば、あとは勝手に戦ってくれる。
もちろん、各キャラクターが持つ「鏡心スキル」で戦況に手を出すことも可能だ。味方の回復・バフから相手アニマへの直接攻撃まで、プレイヤー自身の判断で流れを変えられる。
育成システムは「いつものホヨバ式」。
キャラクターは、おもにレベル上げ、心識(『スタレ』で言う軌跡)、心縁(いわゆる凸)で強化していく。
アニマも同様に、レベル上げや凸、傾向(追加で使えるパッシブスキルのようなもの)の抽出などで強くできる。
その他サブコンテンツも充実している。経営ゲームやローグライク風モード、そして本作いちばんの強敵「神妄の謎」(エンドコンテンツ)などなど。
というわけで、『崩壊』シリーズのファンには絶対に「刺さる」ようにできている本作。正式リリース後には、ぜひ一度遊んでみてほしい。
「正式リリースまでの間はどうしたらいいか」って? ……『ネクサスアニマ』に推しの並行同位体が実装された場合を、妄想してみてはいかがだろうか。
(俺はヴェルト・ジョイスを実装してほしいです。お願いホヨバくん、いや、お願いしますHoYoverseさん)
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