2026年9月26日、新たな『BanG Dream!』(以下『バンドリ!』)ゲームが登場する。その名も『BanG Dream! Our Notes』(以下、『アワーノーツ』)。
『バンドリ!』とは、高校生がガールズバンドを結成し、さまざまな活躍を通して成長していく様を描くアニメ作品であり、同作をもとにしたメディアミックスコンテンツの総称でもある。
本作『アワーノーツ』は、『バンドリ!』シリーズファン待望の新作タイトルであり、スマートフォンでリズムゲームを楽しみながら、TVアニメ『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』(以下、『MyGO!!!!!』)以降に登場した3バンドを含む全5バンド、25人のキャラクターたちによる新たな物語を体験することができる。
……と、このように記載すると、いかにもシリーズファン向けのタイトルという印象を持ってしまう方もいるかもしれないが、「いまさら追いつけないよ!」という『バンドリ!』新規勢の方も安心してほしい。
なぜなら、たいていの内容は本作をプレイすればわかるようになっているからだ。アニメストーリーを追体験できるエピソードも収録されているし、その前日譚、後日譚にも事欠かない。
本作は供給がすさまじく、圧倒的なサービス精神で『バンドリ!』の世界を理解(わか)らせてくれる作品となっている。
具体的には本作のリリース時点で、作中に登場する5バンドすべての「バンドストーリー」が、各20話ずつ、合計100話。フルボイスの総再生時間で約24時間相当が楽しめる。ここからさらにサブストーリーも加わるので、それはもうたっぷりと各バンドの物語を堪能できる。
リズムゲーム部分では、シリーズおなじみの曲はもちろん、カバー曲も多数収録。知ってる曲で楽しめるという伝統は健在のまま、対戦型の“撃奏ライブ”という新要素も登場している。
本稿では、先行体験を通してわかった『BanG Dream! Our Notes』の魅力をご案内しよう。
「新規」も「シリーズファン」もまとめて飲み込む、圧倒的なコンテンツ量。その数、圧巻のサブストーリー含む284話!(リリース時点)
冒頭でもお伝えしたが、本作には、作品を語るうえで避けようのない部分がある。それが、『バンドリ!』というコンテンツ自体の歴史だ。
『バンドリ!』は2015年に連載を開始して以来、実に10年以上の歴史を持つ。本作に登場するバンドを見ても、既にアニメとしてその活躍が描かれた「MyGO!!!!!」「Ave Mujica」「夢限大みゅーたいぷ」といった人気グループが作品に組み込まれている。
だが、本作をプレイするにあたって、『バンドリ!』の10年におよぶ歴史を丸ごと抑えておく必要はないし、『MyGO!!!!!』など作中に登場するバンドを中心に扱ったアニメを事前履修しておく必要もない。(もちろん、知っている方が楽しめる部分もあるだろうが)
なぜなら、本作のゲーム体験に、それらのバンドのエピソードが内包されているからだ。
今回の体験会では、本作がリリース時点で全5バンド各20話、合計100話におよぶバンドストーリーが用意されていることが明かされたほか、「MyGO!!!!!」「Ave Mujica」「夢限大みゅーたいぷ」にはアニメ後の物語を描く、完全新規アニメーション付きの“エクストラーストーリー”が実装されることも発表された。
それに加え、各バンドストーリーにはキャラクターごとの視点で描かれる“アナザーストーリー”も存在し、ほかにも各バンドでメンバー間の関係性を描いた“絆ストーリー”も用意されているなど、全ストーリーを合算すると、その数はじつに284話に及ぶとのこと。
新規勢はもちろん既存のファンをも飲み込む、圧倒的な物量がリリース時点から用意されているということだ。
『バンドリ!』シリーズ初見のプレイヤーはこれらの物語に触れることで『バンドリ!』というコンテンツへの理解を深めることができるし、『バンドリ!』をよく知っているファンからしても「この子とこの子は、二人きりだとこういう感じなんだ」と、よりバンドメンバーへの理解を深めることができる。
一方で、本作は単なる「原作補完」に収まる作品ではない。
本作から登場する、天才的な歌唱と演奏を強みとするバンド「millsage」と、『バンドリ!』シリーズ初の共同生活バンド「一家Dumb Rock!」、ふたつの新グループをめぐる物語は、『バンドリ!』シリーズのファンにとっても、本作から『バンドリ!』に入門した新規プレイヤーにとっても、新鮮味と驚きにあふれた体験を与えてくれるだろう。
ちなみに、各シナリオはテキストのみならず、ちょっとしたカメラワークやイラストが細やかに配置され、ストーリーを盛り上げてくれる。さらに特別なシーンではシームレスにアニメーションが再生されるなど、ただ話を追うだけにとどまらない、特別な体験が用意されている。
リズムゲームではみんなで遊べる撃奏にチャレンジ!
ガールズバンドを描く上で、本作に欠かせないリズムゲーム部分。そのゲーム的な内容を見ると、本作はリズムゲームとしてはかなり懐が深い仕様になっている。基本システムは「6列からなる譜面に流れてくるノーツをタイミングよく押す」オーソドックスなもので、低難度から始めれば、いわゆる音ゲー初心者でもすぐにコツをつかんで楽しめるようになるだろう。
また、本作には難しい譜面にも気軽に挑戦できる「アシストモード」も搭載されている。フリック操作はタップしたままで、コンボ継続アシスト調整など、遊びながらおぼえて上達することもできるようになっている。
さらに、本作にはシリーズ新登場の要素となる「撃奏ライブ」システムが存在している。これは最大5人で楽しめるパーティ型対戦リズムゲームで、参加プレイヤーとコンボや正確性、時には運でも競うことになる。これまで練習した力量が試されるだろう。
具体的には、撃奏ライブでは以下の3種の“撃奏”区間が発生する。
COMBO撃奏:ミスのないように押すことで加算されるコンボ数で競う区間。最も長くコンボを繋げたプレイヤーが勝利する。
LUCK撃奏:運要素が大きめの撃奏で、ランダムに発生する当たりを引くとLUCKY RUSH!!の表示とともに獲得スコアがアップする区間となる。スキル×運で稼げるので初心者でも勝てる要素が大きい撃奏とも言える。
JUST撃奏:タイミングの正確性で競う区間。ノーツがピッタリ重なるPERFECT判定のさらに上をいく、まさにジャストで押すことができるかを問われる。個人的に一番アツい区間。
COMBO撃奏では多少のズレは気にせずとにかく連続押しでコンボを繋ぐ、JUST撃奏ではひとつひとつ大事にピッタリのタイミングを意識して押すなど、プレイヤーに求められる戦略もそれぞれ異なり、自分の得意な撃奏区間で一気にスコアを伸ばすことも可能である。
複数の区間で求められることも大きく変わることで、リズムゲームにありがちであった「一度失敗したらもう逆転できない」といった状況になりにくい仕様となっており、最後まで気が抜けないプレイを楽しめる。実力が近いプレイヤー同士などでは「前回は負けたけれど、今回は!」と力が入ることだろう。
撃奏区間では専用のエフェクト発生やバンドメンバーが背景で一緒に動いてくれるなど、一体感のある演出も見どころで楽しくプレイできる。好きなメンバーとがんばる自分を疑似体験、青春はここにあった。
対戦とは言ってもギスギスした関係になるものではなく、最後までマイペースに挑戦することもできる。それぞれが競い合った結果、素晴らしいライブになるようにデザインされているのだ。
お気に入りのバンドメンバーを集めて育てて、思い出もセットできる!
もちろん、本作に登場する様々なキャラクターを成長させていく「育成要素」も健在だ。今回はガチャで入手できる印象的なビジュアルのバンドメンバーのほか、劇中の印象的な要素をフォーカスしたスナップも登場し、これらをあわせることでリズムゲームをさらに有利に進めることができる。
お気に入りのメンバーを集めるもよし、効果重視のメンバー構成を組むもよし。時には、思いがけない組み合わせから、新たな魅力を発見することもあるかもしれない。「スコア目当てでストーリーを追っていたら、いつの間にかお気に入りのバンドが見つかった」という体験も大いにあり得る。
こういった部分は、各キャラクターに一筋縄ではいかないドラマが用意されている『バンドリ!』の強みとなるだろう。
ちなみにプレイ時間外でも育成できるスタジオ練習システムも搭載されているので「忙しくてなかなかゲームプレイの時間が取れない……」というプレイヤーも安心してほしい。
あらためて、本作『アワーノーツ』は、とにかくストーリーの充実ぶりがハンパじゃない。『バンドリ!』を知っている人も、知らなかった人も、リズムゲームを楽しみつつ、各キャラクター、各バンドのストーリーを追っていくうち、彼女たちを応援したくなることは間違いない。
ゲームとしてのメイン画面であり、メンバーの拠点となるイマーシブホームを訪れるたび、愛着も湧いてくるだろう。筆者は湧いた。
リズムゲームを楽しみながら、ストーリーで各バンドの背景やドラマを知る。いつの間にか自分と各バンドの距離が近くなっていることに気づき、育成にも力が入る。そんな、『バンドリ!』の「沼」への一歩として、本作はうってつけだ。
それに加えて、今作は「撃奏システム」で他のプレイヤーと遊ぶこともできる。この新たなマルチプレイによって、さらに『バンドリ!』の世界が広がるようにも感じられた。
『BanG Dream! Our Notes』は2026年9月24日リリース予定。既に事前登録者はグローバルで160万を突破しているとのことだが、公式サイトでは、事前登録者の到達数によって報酬の得られるキャンペーンが実施されている。
記事執筆時点で「200万人」までの達成報酬が用意されているようなので、興味のある方はこちらもチェックしてみてはいかがだろうか。
















