PixelShardとKillHouse Gamesが共同開発するサイドスクローラー・アクションゲーム『Door Kickers: Action Squad』が9月11日に正式リリースされた。また、リリースを記念したトレイラーも公開されている。
『Door Kickers: Action Squad』は、KillHouse Gamesの『Door Kickers』からスピンオフしたオールドスクールな見た目のアクションゲームだ。トップダウンビューでRTS風のタクティカルゲームだった前作『Door Kickers』とは違い、サイドビューでアクション要素の強いゲームになっている。
とはいえ、前作同様の緊張感あふれるドアを挟んだSWATと犯罪者の攻防の熱さは、まさに『Door Kickers』の名前にふさわしい出来になっている。
プレイヤーは能力の違う5名のSWATの中からひとりを選択し、捕らえられた人質救出や爆弾の解除などの目標を達成し、犯罪者の排除を目指す。
敵を倒したり目標を達成することで経験値を得ることができ、RPGライクにSWAT隊員を強化することも可能だ。ゲームには60種類のレベルに40種以上の武器とガジェットが用意されている。
『Door Kickers: Action Squad』はシングルプレイだけでなく、ローカル、あるいはオンラインで最大2名のマルチプレイにも対応している。ひとりでは難しいミッションもふたりなら攻略できるはずだ。
『Door Kickers: Action Squad』を開発するPixelShardとKillHouse Gamesは、どちらもルーマニアのブカレストに拠点を置くゲームデベロッパーだ。PixelShardは会社としての作品はこれ以前にマッチ3パズルの『Yummy Dreams: Jelly Rainbow』というゲームを制作しており、現在の社名に変更する前にもやはりマッチ3パズルを作っていただけに大きく方向転換を行ったと言える。
とはいえ、公式サイトは消滅しているものの『KnockJack』という横スクロールアクションを作っていたこともあり、全くアクションゲーム開発の経験がないわけではなかったようだ。
共同開発のKillHouse Gamesは、スピンオフ元となった『Door Kickers』を作ったデベロッパーだ。2016年には中東を舞台にした正式な続編となる『Door Kickers 2 Task Force North』の開発も発表されている。今後の主役はSWATではなく軍の特殊部隊だ。
これまでとは毛色のまったく違うゲームということもあり、発売前は少々危ぶむ声もあったが、蓋を開けてみればSteamでは300件以上のレビューの約90%がポジティブな「非常に好評」を得ている。『Door Kickers: Action Squad』は1420円でSteamにて販売中だ。
文/古嶋 誉幸