老舗アリスソフトのエロゲー『イブニクル』がSteamで海外向けに配信へ。ゲーム内容に規制は一切入らず

 美少女ゲームを中心に配信している海外のパブリッシャーManga Gamerは、アリスソフト【※】の2015年の作品『イブニクル』をSteamで配信したと英語圏向けに発表した。ゲーム内容に規制は一切入っておらず、“fully uncut”とされている。ただし国内からはストアページにはアクセスできず、購入できないようだ。

 なお、アリスソフトの作品がSteamにて配信されるのは今回が初めてとなる。

※アリスソフト:美少女ゲーム界を代表する老舗ゲームメーカー。「ランス」、「闘神都市」シリーズで知られ、絵やストーリーだけでなくRPGやシミュレーションのようなゲームプレイでも高い評価を受けている。

 Valveが運営するPCゲームの配信プラットフォームStaemでは、過度に性的なコンテンツが存在するゲームの配信は、長きにわたり認めてこられなかった。しかし近年になって「健全なバージョンのゲームをSteamで配信し、外部で性的なコンテンツを追加するパッチを公開する」という手法が拡大。2018年に入りValveは当初この手法に触れたゲームを禁ずる姿勢を見せていたが、最終的にはユーザーに作品フィルタを提供しつつ、「すべてのゲームの配信」を認める方向に落ち着いた。

 いわゆるエロゲーと呼ばれる18歳以上を対象とした作品がSteamでリリースされるのは今回が初めてではなく、9月にはDharker Studiosの『Negligee:Love Stories』が発売されている。ただ、アリスソフトのような日本を代表する老舗のエロゲーメーカーの作品がSteamにノーカットで登場するのは、初の例といえるだろう。

 なお今回『イブニクル』や一部作品のDLCを配信したパブリッシャーのManga Gamerは、今後数ヶ月にわたりValveから認証を得た作品をSteamにて配信していくと伝えており、これらの作品の配信が許可されるかどうかに明確なルールは現在なくケースバイケースだとも伝えている。

(画像はAmazon | イブニクルより)

 アリスソフトが海外向けに作品をリリースするのは今回が初めてではなく、『超昂閃忍ハルカ』を皮切りにいくつかの作品が海の向こうへと渡っている。今回発表された『イブニクル』も、すでに今年6月に英語版が発売された作品だ。

 2015年にリリースされた『イブニクル』は、お嫁さんがいっぱい欲しい主人公アスタリスクが、複数の嫁を娶ることが認められた騎士になるため世界を冒険するフィールドRPG。アリスソフトらしくやりこみ要素の高さが特徴で、2015年の「萌えゲーアワード やりこみ系作品賞」を受賞している。現在は『イブニクル2』が開発中である。

文/ishigenn

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