2013年11月15日に北米で発売されたソニー・インタラクティブエンターテインメントのPlayStation 4(プレイステーション4)が5周年を迎えた。
北米のPlayStation.Blogでは、同機が全世界で8610万台以上を売り上げ、7億7790万本のソフトが販売されてきたことが報告されている。発売から11度のメジャーアップデートが実施され、当初1.01だったシステムソフトウェアのバージョンは6.00に達している。
PlayStation 4は2013年2月20日にニューヨークで開催された「PlayStation Meeting 2013」にて正式発表。前世代機の「PlayStation 3」から大幅にアーキテクチャを変更し、より開発者が取り組みやすい高性能なゲーム機へと進化した。また、SNSとの連携を目指したシェア機能の搭載により、容易にTwitterやFacebookにスクリーンショットやプレイ映像が投稿できるようになった。下位互換には対応していないが、現在はクラウドゲーミングサービス「PlayStation Now」やアーカイブスで過去作もプレイできる環境を実現している。
発表後、北米で2013年11月15日に発売が開始されたあと、24時間で100万台以上を売り上げている。日本での発売は3ヵ月遅れの2014年2月で、当時はリリースが待ちきれない国内ファンの声も多く見られた。2016年11月には、4K画像に対応したハイエンドモデルの「PlayStation Pro」が発売されている。
なお周辺機器という位置づけではあるが、主要な家庭用ゲーム機では今世代で唯一となるVRヘッドマウントディスプレイ「PlayStation VR」が2016年10月に発売されており、VRの分野にも切り込んだゲームハードである。
PlayStation.Blogで公開された5周年記念イメージでは、PlayStation 4のこれまでの軌跡が集約されている。たとえばソフト面では、「もっともPlayStation 4で売れた5本のタイトル」は『Call of Duty: Black Ops III』、『Call of Duty: WWII』、『FIFA17』、『FIFA18』、『グランド・セフト・オートV』。
プレイヤー数のことを指していると思われる「もっとも人気のある5本のタイトル」には、『Call of Duty: WWII』を除く前述の4作がランクインし、代わりに『フォートナイト』の名が挙がっている。
もっともダウンロードされたPlayStation Plusゲームは『Call of Duty: Black Ops III』のほか、『Destiny 2』、『Dead by Daylight』、『Just Cause 3』、『MAFIA III』になるという。
ハードウェア面では、「コントローラーの人気カラーTOP5」が公表。「ジェットブラック」、「マグマ・レッド」、「ウェイブ・ブルー」、「グレイシャー・ホワイト」、「ブルー・カモフラージュ」がランクインしている。
また、さまざまなモデルがリリースされているPlayStation 4だが、「もっともレアな機種」は今年8月に発売された「PlayStation 4 Pro 500 Million Limited Edition」だという。電源ボタン周辺に発光する青い色のライトが装着されており、スケルトンボディの本体を内部から写し出すという非常に洗練されたデザインが特徴となっている。
文/ishigenn