Bethesda Softworksの『Fallout 76』が11月14日にリリースされて以降、さまざまなバグが報告され、そのなかでも珍妙なものはSNSを中心に大きな話題となっている。見た目も奇妙な事例として、複数のプレイヤーからパワーアーマーがパンツ一丁の人体に置き換わるバグが報告されているようだ。
https://twitter.com/Grand_DM/status/1065333461869895680
I can't get out of the "power armor"! I've been stuck for about 2 hours now pic.twitter.com/5C214M3B1G
— Adrian V (@AdrianV1203) November 14, 2018
https://twitter.com/Nathanh69456852/status/1065667039195422720
このバグはパワーアーマーを装着すると発生する可能性があり、報告によれば発生後はパワーアーマーを脱ぐことができなくなってしまうという。パワーアーマーのモーションのまま半裸のキャラクターが動くといった症例だけでなく、一旦ゲームを終了させるまでまったく動けなくなるという事例も伝えられている。
また、幸運にもパワーアーマーを脱げたとしてもふたたび装着すると同様のバグが発生することもあり、最終的にはパワーアーマーを削除するに至った事例も報告されている。見た目は笑えるが、その中身は笑えない結果を引き起こす危険なバグのひとつとなっている。
『Fallout 76』の発売ごろから報告されているバグだが、いまなおこの奇妙なバグに遭遇したプレイヤーから改善を求める声が上がっている状況だ。独自の解決方法を公開しているコミュニティも存在するが、Bethesda Softworksが正式に対応することを待ちたい。
『Fallout 76』では核兵器が世界だけでなくサーバーも破壊? 3回の核爆発を同時に引き起こしたユーザー現る
Bethesda Softworksは『Fallout 76』のベータテストを前に、ゲームの改善にファンの力を貸してほしいというメッセージを掲載している。また、Bethesda Game StudiosのエグゼクティブプロデューサーTodd Howard氏は、海外メディアMetroのインタビューにて本作の永続的なサポートに意欲的であると回答。Bethesda Softworksの公式動画では、ゲームに毎週、毎月の継続的なアップデートを行うとも伝えられている。
先日には核爆弾の同時投下によりサーバーが落ちた事例も報告されるなど、サーバーの問題やバグなどが日々報告されている『Fallout 76』。しかし上記のような開発スタジオの姿勢のほか、11月19日にはアップデートで最大50GBの巨大パッチも配信されるなど、対策は続いている。同作の完成形を目指すBethesdaの旅はまだまだ始まったばかりだ。
文/古嶋誉幸