『ファイナルファンタジー』や『テラバトル』などの楽曲制作で知られる作曲家の植松伸夫氏は、来年から国内のコンサート関係の仕事に少しずつ参加する意向であることを明らかにした。ただし、作曲作業の復帰についてはまだ未定だという。
氏は2018年9月、石川県で開催予定だったコンサート「ゲームを彩るオーケストラ」への出演を体調不良を理由にキャンセルすると発表。さらに公式ブログでは、今年に入り複数の病気が続き心身ともに少し弱っていると自身の状況を報告し、年内を目安に休養することを明らかにしていた。
植松氏は1959年生まれで現在59歳。『ファイナルファンタジー』や『クロノトリガー』といった数々の名作の楽曲を手掛け、2004年にスクウェア・エニックスを退社後も自主レーベル「DOG EAR RECORDS」を設立し精力的に作曲を続けてきた。近年の仕事には『ファイナルファンタジーXV』の「オンライン拡張パック:戦友」の主題歌「Choosing Hope」や『テラバトル2』など。
自身が制作した楽曲のコンサートにも多数出演しており、今年5月には長寿テレビ番組『題名のない音楽会』にて、「植松伸夫が厳選!ファイナルファンタジー吹奏楽の音楽会」が放送されている。
文/ishigenn