コーエーテクモゲームスは、ユーザーアンケート「歴史ドラマの主人公として扱ってほしいと思う戦国武将」の調査結果を発表している。
このアンケートは、2019年2月14日発売予定の『信長の野望・大志 with パワーアップキット』公式サイトで実施されたもの。ベスト3が発表されているほか、勢力別ランキングや好きなエピソードなども公開されている。
1位になったのは「立花宗茂」。関ヶ原の戦いのあと、西軍の武将として唯一旧領を回復した波乱万丈の生涯や、文武両道で温厚かつ信義に厚い人柄や生き様が支持された結果になったとのこと。また、実父である高橋紹運、養父の立花道雪、妻の立花誾千代など人間関係も魅力という意見も。
【立花宗茂を選んだ理由(コメント抜粋)】
・実父・義父・奥方など周囲にも強烈な個性の持ち主も多いので
・波乱万丈の生涯を送った人生、生き様を多くの方に知ってほしい
・華があるのは勿論、大名として復活、義父実父妻とのエピソード
・能力を秀吉や家康に評価され、人柄も裏表がない人物で魅力的だから
・生き様に惚れた
2位にランクインしたのは「島津義弘」。関ヶ原の戦いで敵中突破するといったエピソードや、兵数10倍の敵を打ち破ったり、“鬼島津”と恐れらていた点が人気の理由になっている。また、「島津家4兄弟の活躍や強い団結力をドラマで見てみたい」、「今話題の鹿児島県を代表する武将だから」という意見も目立ったとのこと。
【島津義弘を選んだ理由(コメント抜粋)】
・九州三国志、九州征伐、朝鮮出兵、関ヶ原と話題に事欠かず、晩年にもしっかり活躍しているから
・やはり関ケ原での「島津の退き口」が印象に残っております
・忠義に厚く、狡猾なことを疎むところは心惹かれる
・戦国時代~江戸時代前期までの島津をきっちり扱ったドラマがないから
・島津の天下を目指して兄義久を支え、関ヶ原後の撤退を見事に切り抜けた猛将だから
そして第3位となったのは「北条氏康」だ。上杉謙信、武田信玄、今川義元などさまざまな戦国武将たちとしのぎを削りながら、関東に版図を拡大した名将であるところが評価された。また、数々の合戦で勝利を収めながらも、税制の改革や目安箱を設置したりと、民政家としても評価されているとのこと。
【北条氏康を選んだ理由(コメント抜粋)】
・民にも優しく接した名将、北条氏康ですが、世間ではあまり知られていないので、歴史ドラマをきっかけにもっと有名になってもらいたいです
・関東の名将がドラマでは脇役ばかりなので
・武田信玄や上杉謙信をライバルとして闘い続け、同時に内政を整え、北条家の繁栄を築いた名将
・戦国一の民政家ぶりが見たい
・戦に強くて領内では善政を敷いていた人だから
投票結果の全体を見ると、地域に根ざした武将や回答者にとって思い入れの深い武将が数多く挙げられており、票数が分散する結果に。また、1位「立花宗茂」、2位「島津義弘」がともに九州地方の武将ということで、近年のドラマの影響もある模様。投票理由としては、数世代にわたる活躍や周りを囲む魅力的な人物・エピソードなど“戦国ならではのドラマ”が重要視されているようだ。
ランキングを勢力別で見ると、北条が1位に。北条氏康以外にも北条早雲や北条氏政など、北条五代にわたる活躍をドラマで見たいというコメントが多くなっている。また、武田信玄はトップ10 入りとはならなかったものの、後継者である武田勝頼の人気が高く、勢力別では5位にランクインしている。
「好きな戦国時代のエピソード」に対する回答として1位になったのは「関ヶ原の戦い」。その中でも「島津の退き口」とコメントした人が最も多く、島津義弘の人気が伺える結果になっている。2位は「桶狭間の戦い」、3位は「大坂の陣」となった。
■調査概要
○募集期間:2018年12月10日(月)~12月17日(月)
○回答者属性:9~99歳までの男女
○有効回答数:628
○募集方法:『信長の野望・大志 with パワーアップキット』公式サイトのアンケートフォームより
文/渡邉卓也