スウェーデンのゲーム開発スタジオVRESKIは、『The Hong Kong Massacre』を2019年1月22日に発売すると発表した。対象プラットフォームはPS4、PC。あわせてリリーストレイラーも公開され、『Hotline Miami』的な見下ろし視点2Dアクションとド派手な銃撃戦を確認することができる。
2014年から開発が公表されてきた同作は、ジョン・ウー監督の映画『男たちの挽歌』に代表される「香港ノワール」がテーマの作品。ゲームの舞台は1992年ごろの香港で、プレイヤーはパートナーを殺害された元刑事となって、トライアド(香港におけるマフィア、ギャング)の拠点に単身乗り込み復讐をはたすことになる。
映像を見ればわかるように、香港ノワールらしく激しい銃撃戦がゲームの特徴となっており、火花と硝煙にまみれたビジュアルと、一瞬で敵が血肉となって床や壁に飛び散る暴力性は、強烈なインパクトを放っている。やや過剰すぎて肝心の銃弾が見づらいようにも感じるが、ほかにも細かく壊れていく室内の家具の破壊表現など、細部まで力が入れられたビジュアルが見どころのひとつだ。
ゲームプレイは、銃撃戦に『MAX PAYNE』的なバレットタイム(スローモーション)と前転や側転による回避アクションを加えた内容。『Hotline Miami』と同様に主人公と敵は攻撃を受けると一撃で死亡する仕様のため、細かくスローモーションを発動しながら戦況を見極めていく必要がある。
味方であれ敵であれ銃撃戦であっけなく死んでいく。そんなノワールモノの刹那感を上手くゲームプレイに落とし込むができているのかどうか、『The Hong Kong Massacre』の出来に期待したい。
文/ishigenn