Netflixは、『ドラゴンズドグマ』のアニメシリーズを日本のCG制作会社サブリメイションと共同制作すると発表した。
また、アニメ版『スプリガン』を日本のアニメ制作会社デイヴィッドプロダクションと制作することや、昨年発表された『カウボーイビバップ』舞台設定・脚本の佐藤大氏による新作『オルタード・カーボン: リスリーブド』は、アニマと提携して制作することも明らかにされている。『攻殻機動隊 SAC_2045』や『ヴァンパイヤ・イン・ザ・ガーデン』のプロダクションI.G、『スーパー・クルックス』のボンズと合わせると、現在Netflixは日本のアニメ制作プロダクション5社と提携を結んでいることになる。
#ネトフリ×日本の大手アニメプロダクション✨
— Netflix Japan Anime (@NetflixJP_Anime) March 12, 2019
新たに3社との包括的業務提携を締結❗️
2018年のプロダクション I.G 、ボンズに続き、今回新たに締結したのはこの3社👑
◆アニマ
◆サブリメイション
◆デイヴィッドプロダクション#ネトフリアニメ の更なる広がりをお楽しみに✨ #アガるネトフリアニメ pic.twitter.com/laSHsbZLYv
『ドラゴンズドグマ』は2012年にリリースされたカプコンのオープンワールドアクションRPG。ハイファンタジー世界を舞台とした作中では、ドラゴンに心臓を奪われた主人公が竜に選ばれし者“覚者(かくしゃ)”として蘇り、仲間たちと心臓を取り戻すため旅に出ることになる。発売後は拡張版「Dark Arisen」が発売されたほか、基本無料の『ドラゴンズドグマ クエスト』や『ドラゴンズドグマ オンライン』なども展開された。シリーズ累計出荷本数は440万本以上となっている。4月25日にはNintendo Switch版もリリース予定だ。
アニメ版の制作をNetflixと共同で担当するサブリメイションは、『ラブライブ!』シリーズや『ペルソナ5』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』などのCG制作に参加してきたスタジオ。自社の作品を制作する機会は少なかったようで、発表で同スタジオは幸運な機会に恵まれたことを感謝しつつ、「手描きテクスチャを全世界のアニメファンに届けるユニークなセルシェードのアニメーション」に期待してほしいと伝えている。
なお今回の発表でカバーアートなどは公表されていないが、ストーリーとしては奪われた心臓を取り戻そうと七つの大罪を意味するモンスターと戦う主人公の物語が描かれることが明らかにされている。覚者や従者であるメインポーンの外見カスタマイズも特徴だった同作だが、はたしてどのようなビジュアルで登場するのか気になるところだ。
『デビルマン』に『悪魔城ドラキュラ』、さらに今回の『ドラゴンズドグマ』に『スプリガン』など、日本のエンターテイメント作品のアニメ化を進めるNetflix。なおNetflixでは『デビル メイ クライ』のアニメ化も決定しており、今後カプコンや日本のゲームのIPがアニメーションがさらに発表されても不思議ではない。
文/ishigenn