【更新 2019/4/2 7:15】 グランゼーラの九条一馬氏は、『R-TYPE Final 2』の開発が実際に進行していることを明らかにした。
[お詫び]4月1日も残りわずかになりましたが、グランゼーラは今年もエイプリルフールイベントができませんでした。グランゼーラの制作責任者としてお詫び申し上げます。今後は、非力な開発体制を強化して、現在進めておりますゲームの開発に邁進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/Ix4uOt5r7x
— 九条一馬 (@kazuma_kujo) April 1, 2019
【原文 2019/4/1 12:26】 グランゼーラは4月1日、2003年に発売された『R-TYPE FINAL』から16年ぶりの新作となる『R-TYPE FINAL 2』を発表した。プラットフォームはPlayStation 4。価格、発売日などは未定だ。5月にクラウドファンディングに関する続報を発表することが予告されている。
エイプリルフールの雄、九条一馬氏が率いる同社だけに、「エイプリルフールの冗談ではないか?」、「いや、他社商標であるPlayStation 4のロゴまで使って嘘をつくとも思えない」など、ファンの間でもこの発表がエイプリルフールの冗談なのか本当なのか議論が続いている。
『R-TYPE FINAL 2』は、1987年にリリースされた横スクロールシューティング『R-TYPE』の最新作だ。「今だから作れる『R-TYPE』を!」と銘打たれ、『R-TYPE FINAL』の持つ操作感、爽快感を強化し、16:9の画面に最適化した遊びごたえのあるゲームになる。新しいステージだけでなく、過去シリーズに登場したステージも再解釈、新しい表現を加えて登場する。ステージは発売後も追加される予定となっている。
高難度シューティングとしても知られる『R-TYPE』シリーズだが、幅広い難易度設定により多くのプレイヤーが楽しめるように配慮されるという。もちろん、高難度になればなるほど得られるスコアも高くなり、ハイスコアを目指すスコアラーでも楽しめる。
シリーズ最終作と言われた『R-TYPE FINAL』では、全101機が自機として使用できた。機体はシリーズ作品からだけでなく、『イメージファイト』、『ドラゴンブリード』など、アイレムの他のシューティングゲームからも多数登場していた。『R-TYPE FINAL 2』では、前作の101機の中から数十機が登場する。公式サイトではシリーズの顔役と言える「R-9A アロー・ヘッド」を含め、4機が紹介されている。
グランゼーラは2015年以降エイプリルフールイベントを実施していない。2016年のエイプリルフールでは、公式サイトにて「今後は、イベントのあり様や提供手段を一から見直し、皆様にご覧いただく価値があるものをご提供できるよう一年がかりで準備を進めて参ります。」と告知されていた。『R-TYPE FINAL 2』は数年掛かりで用意した渾身のエイプリルフールジョークなのか、あるいは本当にゲームがリリースされるのか、現時点では断言できない。
発表の本気度は高いが、『R-TYPE FINAL 2』を記念したオリジナルTシャツを発表したぐらんぜーら購買部のニュースでは、「※ 本グッズの販売はエイプリルフールではございません」と書かれている。そのため、『R-TYPE FINAL 2』自体はエイプリルフールの冗談ではないかと予断を許さない状況だ。
はたして、最終作となった『R-TYPE FINAL』はグランゼーラの下で新たなステージに進むのか、あるいはファンにとってあまりに落胆が大きなただのジョークなのか。今後の続報に期待したい。
なお、エイプリルフールについた嘘はその後1年間は叶わないというジンクスがあるという。
ライター/古嶋誉幸