スクウェア・エニックスは『FINAL FANTASY VII REMAKE』(以下、リメイク版『FF7』)のデザイナーを募集する求人ページを公開。その中で、浜口直樹氏が開発リーダーから共同ディレクターへと役職を変更していることが判明した。
浜口氏は2017年5月の求人募集にて開発リーダーに就任したことが明らかとなった人物で、2019年3月末までは第一ビジネス・ディビジョンの求人でも同様に紹介されてきた。今回変更された共同ディレクターという役職名から見るに、リメイク版『FF7』のディレクションは今後、野村哲也氏と浜口氏のふたりで担当していくのだと考えられる。
2000年代に展開された外伝作品や移植作品を経て、2015年6月のE3でついに発表されたリメイク版『FF7』。1997年のオリジナル版から大きく進化したビジュアルや、ゲーム内容も大きくアップグレードするという情報で多くのファンを喜ばせたものの、その後、具体的なゲーム内容や発売時期は明らかにされてこなかった。2017年には「今後3年のうちに発売予定」のゲームとして紹介されているものの、ファンが続報を心待ちにする状況が続いている。
音沙汰がない原因は明らかにされていないが、開発体制の大きな体制変更が明らかになっており、2017年には外部の開発会社と協力する体制から社内での開発にシフトすることが公表され、同年コアメンバーを募集していた。2018年にもレベルプランナーからデザイナーまで幅広い業種で開発スタッフを募集する公式の求人ページが掲載されている。
今回公開された求人情報ページで浜口氏は、社内開発体制に移ったことで開発効率が上昇し、順調に開発が続いていることを強調。開発基盤が整った事により、もう一歩先の作り込みを目指すために各種デザイナーを募集しているという。ただしこの文章は、2019年3月末まで掲載されていた第一ビジネス・ディビジョンの求人情報と同じとなっている。
野村氏と北瀬氏は週刊ファミ通の2019年1月3日号にて、2019年には「7」に関する発表があることを仄めかしていた。2015年より進展が見られなかったリメイク版『FF7』だが、2019年こそ続報が届くことを期待したい。
ライター/古嶋誉幸