「東京国際サメ映画祭」などの企画・運営の実績を持つサイバーダインは、『モノポリー』と「人喰いサメ」が融合した新感覚ボードゲーム『サメポリー ムービー・シャークアタックシティ』のクラウドファンディングに成功した。
初期目標金額は100万円のところ、218万円(218%)を集めて終了した。本商品は、5月25日、26日に東京ビッグサイトで開催されるゲームマーケットで個数限定で発売される。ブース番号はC04となる。
スティーブン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』以来、人類と人喰いサメとの闘争は鳴り止まない。昨今では、竜巻に乗って地上に強襲したり、全長20メートルを越す古代サメが蘇ったりと、人喰いサメも進化しており、人類はそのたびに新たな対応が求められている。
本作品『サメポリー』は、そんな人喰いサメと、ボードゲーム『モノポリー』を組み合わせたものだ。『モノポリー』は、ハズブロ・インコーポレーテッド社が商標登録を管理しているが、ゲーム形式の特許は期限切れのパブリックドメインとなっており、現在でも多くの『モノポリー』をアレンジしたゲームが発売されている。
『モノポリー』では破産せずに最後まで残ったプレイヤーが勝者だったが、『サメポリー』では、プレイヤーが市長となって、サメを倒して英雄となるか、最後までサメの追撃を耐えて生き残るかが勝利条件。『モノポリー』と違って、勝敗の鍵を握るのはお金ではなく市民だ。この市民は土地の買収に使う他、サメの盾としても使える。手持ちの市民がサメに喰われるか、ほかの市長に奪われてマイナスになると、ゲームオーバーとなる。
本作独自のユニークなルールとして、プレイヤーのコマのほかに人喰いサメのコマが存在しており、追撃してくる要素がある。普段、市長はサイコロを2つ振って合わせた目だけマス目を進めるが、人喰いサメはサイコロを2つ振って大きい数の目だけマス目を移動する。運悪くサメに追いつかれしまうと、市民が犠牲になってしまうのでスリル満点だ。マス目には安全地帯があるので有効活用したいところだ。
さらに同色の市民カードが揃うと伝説の武器が手に入る。武器を所持している状態でサメに追いつくことができると、サメを撃退することができ、そのプレイヤーの勝利となる。ただしカードの中には「サメマゲドン」など一発逆転できるカードも存在しているので、諦めずに戦おう。
本作品について、サイバーダインに問い合わせてみたところ、5月25日、26日に東京ビッグサイトで開催されるゲームマーケットでは、ゲーム本体の販売だけではなく、輸入タイミングが合えば、クラウドファンディングのリターンであるさまざまなサメグッズも、支援者に直接お渡しできるかもしれないとのこと。またそのグッズの余り分(数量未定)に関しては、一般向けに開放し、公式サイトで5月1日から開始する予約向けに入手できるようにするという。
クラウドファンディングを見逃した人にも、『サメポリー』本体だけではなく、貴重な『サメポリー』グッズが入手できるチャンスだ。詳しくはサイバーダイン公式サイトでお知らせしていくとのことなので、定期的にチェックしてみて欲しい。
ライター/福山幸司