ソニー・インタラクティブエンタテインメントヨーロッパはコーエーテクモゲームスが開発するアクションRPG『仁王2』のゲームプレイトレイラーを公開した。
また、5月24日から6月2日までの間、プレイステーション4でクローズドα体験版の配信が行われることもあわせて発表した。参加できるプレイヤーはすでに決定された一部のPS4ユーザーに限られ、現時点でその枠を増やす予定はないとのこと。
本日、一部のPS4ユーザーを対象に、
— 「仁王」シリーズ公式アカウント (@nioh_game) May 23, 2019
今後の開発への意見収集を目的とした
「仁王2 クローズドα体験版」への招待を送付いたしました。
現在α体験版の一般公開予定はございません。
近い将来、続報をお伝えできるよう進行中ですので、
引き続き「仁王2」にご期待ください。 #仁王2 #Nioh2 pic.twitter.com/VYx27o2Gq8
『仁王2』は、E3 2018のPlayStation Showcaseの中で突如発表され、侍が鬼と戦うシーンとロゴのみが公開された作品。今回公開されたトレイラーが、世界で最初の『仁王2』のゲームプレイ動画となる。
2017年に発売された前作『仁王』と同様に、武士から妖怪までさまざまな敵と戦い、強力なとどめの一撃を見舞ったり、逆に暴力的な攻撃を受ける主人公の姿が見られる。侍だけでなく、巫女装束に身を包む女性がプレイアブルキャラクターとして登場している。
前作となる『仁王』は戦国時代末期をイメージした和風の世界で、主人公ウィリアムが妖怪や武士と戦うアクションRPG。常に死と隣り合わせの緊張感あふれる真剣勝負と、それを乗り越える達成感が売りの、いわゆる『ダークソウル』フォロワーとして知られている。評価も高く、発売から2年で250万本を売り上げた。
開発が難航したことでも知られており、2004年に最初の構想が発表された翌年『仁王』というタイトルが発表された。2010年に開発がTeam Ninjaに引き継がれるなど、発売される2017年まで約13年もの歳月が流れていた。
また、アルファ、ベータ、最終と三度に渡り体験版配信を行ったことでも有名で、特にアルファ、ベータ体験版は、プレイヤーのフィードバックによるゲームの方向性の調整に大いに役立ったとGDC 2017で『仁王』のディレクターを務めた安田文彦氏が語っている。『仁王2』α体験版の実施も、この経験に基づいたものなのだろう。
前述の通り『仁王2』α体験版の一般公開予定はないが、公式Twitterによると近い将来さらなる続報を伝えられるように進行しているという。どのような発表が行われるかは5月23日の記事執筆時点では不明だが、続報に期待したい。
ライター/古嶋誉幸
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