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「Key」が設立から20周年迎える。特設サイトで麻枝准氏からの記念メッセージ公開、音楽CD50枚組の『Key BOX -for two deades-』も限定受注で発売決定

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 ビジュアルアーツのゲームブランドであるKeyが20周年を祝して、特設サイトを公開した。CD50枚組、総楽曲560曲以上になるCDBOX『Key BOX -for two decades-』を発売することも発表。こちらはVA購買部+にて7月1日(月)から8月1日(木)まで受注受付しており、価格は税別50000円、発送予定日は9月末としている。

 本日、2019年6月4日はKeyのデビュー作『Kanon』が発売してから20年目にあたる。Keyは『Kanon』や『CLANNAD』など数々の「泣きゲー」を生み出し、その熱狂的なファンは「鍵っ子」とも呼ばれるように。美少女ゲーム、ビジュアルノベルなどに大きな影響を与えて、一世を風靡した。昨年発売した最新作『Summer Pockets』では、萌えゲーアワード2018大賞、ユーザー支持賞を受賞しており、Keyの勢いは現在でも留まるところを知らない。

 そんなKeyのデビュー20周年を祝して公開された特設サイトでは、数々の催し物が用意されている。トップページで目を引くのは、Keyを代表するシナリオライターであり、作曲・作詞家でもある麻枝准氏が寄稿した記念メッセージだ。

 麻枝准氏といえば、2016年に生命の危機に瀕するほどの大病を患い、奇跡的に退院はしたものの現在でも治療中と見られている。今回、麻枝准氏からのひさびさのメッセージには多くのファンは安堵したのではないだろうか。メッセージには『ファンの皆様に「鍵っ子で良かった!」と思える日を未来にもご用意できるよう、スタッフ一同頑張っていきます。』と前向きなコメントを寄せている。

「Key」が設立から20周年迎える。特設サイトで麻枝准氏からの記念メッセージ公開、音楽CD50枚組の『Key BOX -for two deades-』も限定受注で発売決定_001
(画像はKey 20周年 特設サイトより)

 また「ヒストリー」の項目からは、1998年7月21日にKeyの開発室が発足してから、2018年6月28日にリリースされた『Summer Pockets』までの作品を掲載。さらにKeyのアニメ化作品の公開日や、ライブイベントや原画展の日付まで網羅している。「ダウンロード」の項目は準備中とのことなので、何が用意されているか気になるところだ。

 他にもCD50枚組、総楽曲560曲以上になるCDBOX『Key BOX -for two decades-』の情報が掲載されている。10枚組デジパック5巻と、トラックリスト・歌詞を掲載した約280ページのブックレットを、専用BOXケースに収納する豪華仕様となる。 専用BOXケースの外装は、Key作品歴代のキャラクターを描き下ろしたもので、ファンには垂涎もののBOXといえそうだ。

「Key」が設立から20周年迎える。特設サイトで麻枝准氏からの記念メッセージ公開、音楽CD50枚組の『Key BOX -for two deades-』も限定受注で発売決定_002
(画像はKey 20周年 特設サイトより)
「Key」が設立から20周年迎える。特設サイトで麻枝准氏からの記念メッセージ公開、音楽CD50枚組の『Key BOX -for two deades-』も限定受注で発売決定_003
(画像はKey 20周年 特設サイトより)

 Keyは昨年にも20周年を記念した初のオーケストラコンサート「Key オーケストラ・コンサート2018 ~祝!20周年。最大の感謝と感動をあなたへ~」を開催済みであり、20周年に力を入れていることがわかる。準備中のダウンロードの項目をはじめとして、これからも何か用意されてそうな20周年記念サイトは、しばらく要注目だろう。特設サイトにアクセスして、数々の名作を生み出したKeyの歴史に触れてみてはいかがだろうか。

ライター/福山幸司

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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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