ビジュアルアーツのゲームブランドであるKeyが20周年を祝して、特設サイトを公開した。CD50枚組、総楽曲560曲以上になるCDBOX『Key BOX -for two decades-』を発売することも発表。こちらはVA購買部+にて7月1日(月)から8月1日(木)まで受注受付しており、価格は税別50000円、発送予定日は9月末としている。
2019年6月でKeyは20周年を迎え、特設サイトを公開しました!
— Key開発室 (@key_official) June 4, 2019
20周年を記念し、今までのKey関連タイトルより発売した音楽CDの中から歌曲を中心に厳選収録した、CD50枚組・総楽曲560曲以上のCDBOX『Key BOX -for two deades-』がVA購買部+にて限定受注発売決定!!https://t.co/wFa79JelDn#Key20th pic.twitter.com/mahNHSKL8f
本日、2019年6月4日はKeyのデビュー作『Kanon』が発売してから20年目にあたる。Keyは『Kanon』や『CLANNAD』など数々の「泣きゲー」を生み出し、その熱狂的なファンは「鍵っ子」とも呼ばれるように。美少女ゲーム、ビジュアルノベルなどに大きな影響を与えて、一世を風靡した。昨年発売した最新作『Summer Pockets』では、萌えゲーアワード2018大賞、ユーザー支持賞を受賞しており、Keyの勢いは現在でも留まるところを知らない。
そんなKeyのデビュー20周年を祝して公開された特設サイトでは、数々の催し物が用意されている。トップページで目を引くのは、Keyを代表するシナリオライターであり、作曲・作詞家でもある麻枝准氏が寄稿した記念メッセージだ。
麻枝准氏といえば、2016年に生命の危機に瀕するほどの大病を患い、奇跡的に退院はしたものの現在でも治療中と見られている。今回、麻枝准氏からのひさびさのメッセージには多くのファンは安堵したのではないだろうか。メッセージには『ファンの皆様に「鍵っ子で良かった!」と思える日を未来にもご用意できるよう、スタッフ一同頑張っていきます。』と前向きなコメントを寄せている。
また「ヒストリー」の項目からは、1998年7月21日にKeyの開発室が発足してから、2018年6月28日にリリースされた『Summer Pockets』までの作品を掲載。さらにKeyのアニメ化作品の公開日や、ライブイベントや原画展の日付まで網羅している。「ダウンロード」の項目は準備中とのことなので、何が用意されているか気になるところだ。
他にもCD50枚組、総楽曲560曲以上になるCDBOX『Key BOX -for two decades-』の情報が掲載されている。10枚組デジパック5巻と、トラックリスト・歌詞を掲載した約280ページのブックレットを、専用BOXケースに収納する豪華仕様となる。 専用BOXケースの外装は、Key作品歴代のキャラクターを描き下ろしたもので、ファンには垂涎もののBOXといえそうだ。
Keyは昨年にも20周年を記念した初のオーケストラコンサート「Key オーケストラ・コンサート2018 ~祝!20周年。最大の感謝と感動をあなたへ~」を開催済みであり、20周年に力を入れていることがわかる。準備中のダウンロードの項目をはじめとして、これからも何か用意されてそうな20周年記念サイトは、しばらく要注目だろう。特設サイトにアクセスして、数々の名作を生み出したKeyの歴史に触れてみてはいかがだろうか。
ライター/福山幸司