トラックの運転シミュレーターゲームとして有名な『Euro Truck Simulator 2』のアップデートにて、カーナビに多数の音声が追加された。「Doug」というカーナビ音声には、アメリカ訛りやイギリス訛りの英語が用意されているが、その中のひとつである「Doug(Raspy)」という音声がまるで『The Witcher』のゲラルトだと話題になっている。
それもそのはず。これらの声をあてたのはダグ・コックル氏で、『The Witcher』シリーズでリヴィアのゲラルトの声を担当した俳優その人だ。『SOULCALIBUR VI』や『モンスターハンター:ワールド』とコラボした『The Witcher』だが、今度の門は現代世界のカーナビの中に繋がっていた……というわけではなく、『Euro Truck Simulator 2』ではあくまでコックル氏本人として声を当てている。
『Euro Truck Simulator 2』はSCS Softwareが開発したドライブシミュレーターだ。名前の通りトラックの運転手として、中央ヨーロッパを中心に欧州の各地を回る。トラックを使った仕事をこなしながら、お金をためて自分のトラックを購入したりアップグレードしたりできる。スキルを磨き、トラックをアップグレードするだけでなく、自身の会社を経営することもでき、トラックの運転だけでない要素も魅力となっている。
ゲラルト声優によるナビゲーションは、上記の動画の1分12秒当たりから開始。「速すぎる」「左に曲がれ」「良い運転だ」といった、野性味はあるが落ち着いた声でナビゲーションしてくれる。
日本の『The Witcher 3』ファンには、ゲラルトといえば山路和弘氏の声がおなじみかもしれないが、もし英語音声でプレイしている方がいれば、『Euro Truck Simulator 2』の「Doug(Raspy)」はしっくり来るかもしれない。
『Euro Truck Simulator 2』でリヴィアのゲラルトの声に導かれながら車を運転していれば、彼の愛馬「ローチ」の気分が存分に味わえるだろう。
ライター/古嶋誉幸