Netflix向けに『The Witcher』のテレビドラマを製作中のHivemindは、『ファイナルファンタジー』の実写テレビドラマ化を発表した。Hivemindはスクウェア・エニックスだけでなく、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとも提携して作品を制作する。ドラマの公開時期や形式、キャストなどは未発表。
実写ドラマ化されるのは2013年にリリースされた『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』(以下、FF14)。同作は日本で『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』としてテレビドラマと映画になっているが、Hivemindは『FF14』のエオルゼアを舞台にした本格的なファンタジードラマを制作する。
ストーリーはドラマのために新規に書き下ろされ、「戦乱の続く大地に平和をもたらすため、魔法とテクノロジーで戦う」というものになる。ゲームでおなじみの魔法や飛空艇、獣人、チョコボ、そしてシドが実写デビューする予定だという。
『FF14』は2010年にリリースされたMMORPGだ。リリース当初はバグやゲームシステムなどにさまざまな問題を抱えていたが開発体制の一新に踏み切り、2013年に『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』として再出発。新生後は評価も高く、2019年5月には全てのリージョンとフリートライアル版を合わせて総アカウント数が1600万を超えた。
ゲームの舞台となる大地「エオルゼア」にはさまざまな都市国家が存在し、そこには種族の異なる無数の人々が暮らしている。プレイヤーは1人の冒険者としてエオルゼアに降り立ち、戦いだけでなくアイテムの制作やチョコボの育成、釣り、あるいは麻雀などを楽しむことができる。7月には新拡張パッケージ『漆黒のヴィランズ』もリリースされる予定だ。
『The Witcher』の実写ドラマを撮影するHivemindによる、『FF14』のエオルゼアを舞台にした本格的なファンタジーには期待できそうだ。
ライター/古嶋誉幸