Aesir Interactiveは、13世紀ごろのモンゴルを舞台にしたオープンワールドアクションゲーム『Windstorm: The Legend of Khiimori』のアーリーアクセスを11月4日に開始することを発表した。
アーリーアクセスの対象となるのはPC版(Steam/Epic Games Store)で、対応言語は英語のみ。また、発表にあわせてゲームプレイ映像を含む新トレーラーも公開された。
『Windstorm: The Legend of Khiimori』は、13世紀モンゴルの駅夫として、広大なモンゴルの土地を馬とともに駆け巡り、採集、クラフト、狩猟を行うオープンワールドアクションゲーム。
対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Games Store)、PlayStation 5、 Nintendo Switch2、Xbox Series S|Xで、製品版では日本語にも対応予定。


本作はモンゴルの遊牧民文化をリスペクトした作品だ。衣装や武器、道具などが細部にわたって再現されており、プレイヤーが実際にモンゴルの文化を体験できるようになっている。
移動式住居であるゲルでの生活をはじめ、馬だけでなくヤギや羊、ラクダなどの家畜の世話をしながら草原を旅することが可能で、歴史の教科書で有名な「鉄はう」をクラフトして野生動物から身を守ることもできる。

そして、本作の鍵となるのはなんといっても「馬」の存在。探索やアイテムの収集に、住民からの依頼、何をするにしても適切な馬と優れた騎乗技術が必要になる。
馬はそれぞれ専門的な特性を備えており、交配により世代を超えて能力が向上されていく。生まれた馬は訓練や絆を深めることで、力、持久力、バランス、敏捷性、精神力といった潜在能力が最大限に引き出されることになる。
馬の行動やモデル、アニメーションは、専門家協力のもと本物同然の仕上がりとなっており、交配で生まれる馬は模様を自由にカスタマイズできそうなことがトレーラーからは確認できる。
また、スタミナや空腹など、馬の健康状態やストレスはパフォーマンスに影響するようで、これらを適切に管理する騎乗技術がプレイヤーには求められる。

物語の舞台となるモンゴルの広原は雄大で壮麗な光景が広がる反面、急激な天候の変化に雪山や砂漠といった過酷な気候、急峻な断崖など、自然の脅威が数多に存在する。馬の体調に悪影響が及ばないようこれらを安全に通り抜けるためには、ルート設定を戦略的に練る必要がある。
マップ上にマーカーを打ちながら馬の能力や状態に合わせてルートを決め、馬がパフォーマンスを発揮できるよう荷物の重量管理も徹底するなど、本作にはシミュレーションの要素も備わっている。

また、神話の存在「wind horse」と大地と空の精霊に関する「Khiimori」の伝説を追い求めるストーリーは、プレイヤーの選択により異なる結末を迎えるシステムが採用されているとのこと。
友情や裏切り、希望や絶望といったテーマが含まれ、ストーリーのプレイ時間は35時間ほどを想定しているそうだ。

本作を手がけるAesir Interactiveは、『ウィンドストーム:新たな友情の始まり』や『ウインドストーム:予期せぬ訪問者』といった、人と馬の絆を描く作品を送り出してきたスタジオ。本作も「ウインドストーム」の名を冠してはいるが、過去作との直接なつながりはないため、本作からのプレイでも安心して楽しめるとのこと。
また、本作は開発の進行状況を適宜公開している点も特徴的だ。誰でも見ることができるため、気になる人はぜひ確認してみてほしい。
『Windstorm: The Legend of Khiimori』は2025年第3四半期にリリース予定。対象プラットフォームは、PC(Steam/Epic Games Store)、PlayStation 5、 Nintendo Switch2、Xbox Series S|X。