『ソニック』や『アンチャーテッド』の開発に携わった安原広和氏の「遊びのデザイン講座」特別編「たのしさの作り方」連載スタート。人間の本能から楽しいゲームの作り方を分析

 ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、「遊びのデザイン講座」で講師を務める安原広和氏による特別編「たのしさの作り方」の連載をYouTubeでスタートした。1コース7分ほどでゲームづくりに役立つ楽しさを作るためのノウハウを教える。

 講師の安原広和氏はこれまで『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のプランナーや、Naughty Dogで『アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝』のゲームデザイナーを務めてきた。2016年からはユニティ・テクノロジーズ・ジャパンに移籍し、2018年には東京工科大学 メディア学部 メディア学科 特任准教授に就任している。

 GDC 2018では「Classic Game Postmortem」と銘打った、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の開発に関する講演を行った。こちらは日本語での講演なので、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』に興味がある方は見てほしい。

 「遊びのデザイン講座」は2017年にスタート。Unity Engineのユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが主催しているが、ゲームを作るツールを使う前段階として、ゲームを作るための知識を教えるという側面が強い連載となっている。ゲームとはどのような遊びか、遊びとはどうやって作るのかといった、ゲームづくり全般に役立つ知識だ。本講座に興味があれば、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの公式サイトから資料を請求してほしい。

(画像はYoutube「【第一章】遊びのデザイン講座 特別編「たのしさの作り方」ロジェ・カイヨワ ”遊びの四分類”を実際のゲームデザインに活かすには?」より)

 今回公開された動画は全4章からなる。「ゲームを作ってみたけれど、思い描いていたほど面白くならなかった」という経験のある方や、これからゲームを作ってみようという方に向け、人間の持つ「楽しい!」という感情を人間の本能から読み解いていく。7月3日の時点で2章までが公開されている。

 第1章はロジェ・カイヨワの提唱した「遊びの四分類」を利用し、「競争・偶然・模倣・めまい」をどのようにゲームデザインに活かすかを公園の遊具を例に取り教える。第2章ではプレイヤーを引き込むゲームデザインを、緊張や安心など人間の習性から解説する。

 7月4日に公開予定の第3章では「たのしい」という感情を含んだサイクルの作り方、5日に公開予定の第4章ではゲームで重要な報酬の与え方についての講演が行われる。

(画像はYoutube「【第一章】遊びのデザイン講座 特別編「たのしさの作り方」ロジェ・カイヨワ ”遊びの四分類”を実際のゲームデザインに活かすには?」より)

 講座はゲームを作らない人にとっても、ゲームがどのような視点でデザインされているかがわかりやすく解説されている。自分が好きなゲームを想像しながら「どうしてあのシステムって面白いんだろう?」と考えてみたり、自分ならどういうふうに改良するかを考えてみるのも楽しいだろう。

ライター/古嶋 誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros
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