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台湾産ホラーゲーム『返校 Detention』がiOS、Androidで配信開始、日本語対応。1960年代の台湾で起きた政治的弾圧をテーマにしたアドベンチャーゲーム

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 Red Candle Gamesは、1960年代の台湾を舞台にしたホラーゲーム『返校 Detention』のiOS版とAndroid版の配信を開始した。

 Android版は5.0以降、iOS版は10.0以降。iPhone、iPad、iPod touchに対応している。製品版の価格はそれぞれ480円。iOS版は購入する必要があるが、Androido版はインストールそのものは無料となり、途中までプレイできる仕様だ。

 記事執筆時点ではiOS版のストアに日本語表記がないが、どちらも言語は日本語に対応しているのを確認している。ka

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(画像はGoogle Play『返校 Detention』より)
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(画像はGoogle Play『返校 Detention』より)
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台湾産ホラーゲーム『返校 Detention』がiOS、Androidで配信開始、日本語対応。1960年代の台湾で起きた政治的弾圧をテーマにしたアドベンチャーゲーム_004

 『返校 Detention』は、1960年代の台湾で起きた政治的弾圧・白色テロをテーマにしているホラーゲーム。厳令下に国民党政権の反体制派に対する弾圧を軸に、架空の学校である翠華高校の学生たちが体験する恐ろしくも悲しいストーリーを描いている。

 2017年にSteamで発売して以来、台湾の伝統的な文化を色濃く感じさせる学校風景を背景した幻想的なストーリーは世界的に高く評価されており、台湾では本作の実写映画が9月20日公開に公開予定だ。

台湾産ホラーゲームを映画化した『返校 Detention』の予告編が公開。9月20日に台湾で公開予定

 原作のシステムは横スクロールのポイント&クリックアドベンチャーだが、今回のAndroid、iOS版ではタッチ操作になっている。ポイント&クリックとタッチ操作が親和性が高いといえるので、操作の変更も違和感もなくスムーズに遊べるだろう。

 映画も台湾で公開間近の本作。世界で高く評価された本作が手のひらサイズで楽しめるのは朗報だ。価格もSteam版の1180円と比べて、480円とだいぶお安めになっている。まだ『返校 Detention』をプレイしていない人は、この機会にプレイしてみてはいかがだろうか。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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