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カニ漁シミュレーター『Deadliest Catch: The Game』のクラウドファンディングが開始、長寿ドキュメンタリー番組二度目のゲーム化

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 Moonlit Gamesは、カニ漁シミュレーター『Deadliest Catch: The Game』Kickstarterキャンペーンを開始した。2019年10月27日までの予定で、目標額はおよそ120万円。記事執筆時点ですでに200人を超える支援者が出資しており、ファンディングは約50万円に到達している。

 『Deadliest Catch: The Game』は、過酷なカニ漁に挑む男たちを描いたディスカバリーチャンネルのドキュメンタリー番組『ベーリング海の一攫千金』(原題、Deadliest Catch)をテーマにした一人称視点のシミュレータゲーム。プレイヤーは漁船の船長となって、航海計画から人材や機材の管理、カニの捕獲、選定、輸送まで、カニ漁におけるロジスティクスのすべてを体験できる。

 原作である『ベーリング海の一攫千金』は2005年から続く長寿番組で、2019年までに15シーズンが制作されている。ゲーム化にあたって、開発者はディスカバリーチャンネルの担当者と密接に連携しており、作中ではベーリング海の濃霧や高波、氷河といった過酷な環境もドキュメンタリーさながらに忠実に再現されている。

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(画像はSteam 『Deadliest Catch: The Game』より)
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(画像はSteam 『Deadliest Catch: The Game』より)
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(画像はSteam 『Deadliest Catch: The Game』より)

 ゲームでは、番組初期から活躍するコーネリア・マリー号に模した全長42メートル、全高20メートルの船舶が登場する。捕獲ポットやランチャー、カニの餌となる凍った魚を加工する粉砕機、ポット回収用の巻き上げ機構、出荷するカニを選定する作業台、保管用の冷蔵庫など、カニ漁に使用されるさまざまな機材の細部まで描かれており、これら設備はプレイヤーがアップグレードすることもできるという。

 特筆すべきは、捕獲したカニをすべて持ち帰るだけのゲームではないところ。現地のカニ漁で捕獲が許されているのは17センチメートル以上に成長したオスの個体のみであり、それ以下のサイズやメスのカニは海に帰さなければいけない。プレイヤーは、3DCGで再現されたカニと見つめ合い、性別を自分で見分ける必要がある。また、当然ながら船体には耐久力が設定されており、持ち帰れる漁獲量にも制限がある。カニ漁のリアリティをとことん追求しているゲームデザインが特徴だ。

 『Deadliest Catch: The Game』は2019年11月14日発売予定。なお、ドキュメンタリー番組『ベーリング海の一攫千金』は、2008年にも『Deadliest Catch: Alaskan Storm』として、Xbox 360およびWindows向けにゲーム化されている。

ライター/Ritsuko Kawai

ライター
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Ritsuko Kawai
ライター・ジャーナリスト。カナダで青春時代を過ごし、現地の大学で応用数学を専攻。帰国後は塾講師やホステスなど様々な職業を経て、ゲームメディアの編集者を経験。その後、独立して業界やジャンルを問わずフリーランスとして活動。趣味は料理とPCゲーム。ストラテジーゲームとコーヒーが大好き。
 
Twitter: @alice2501

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