セガサミーホールディングスは12月24日(火)、連結子会社のセガゲームスによるセガ・インタラクティブの吸収合併と、その合併会社およびセガホールディングスの商号を変更することを関連各社より発表した。
本議決により12月24日をもって、セガグループ内でアミューズメント事業の主軸を担っていたセガ・インタラクティブは消滅し、合併会社であるセガの事業として継続されていくことになった。新しい合併会社の商号は「セガ」、持株会社であったセガホールディングスの商号は「セガグループ」になる。
セガサミーホールディングスは議決の背景に、2017年5月から2020年3月までの中期経営計画において、拡大傾向にある海外市場を中心としたパッケージゲーム分野が好調に推移する一方、国内のモバイルゲームを中心としたデジタルゲーム分野の業績が低迷したことで目標の達成が困難になったことを説明している。
また世界市場における存在感や、競争力を確保する目的でセガゲームスとセガ・インタラクティブを統合し、国内での研究開発を行える人材を再配置する必要があると判断したことで、今回の吸収合併に至ったと伝えている。
今後は、好調な既存有力タイトルの海外市場での更なる販売拡大と、世界市場に向けた国内発のグローバルタイトルの開発に取り組むとともに、グループの総合力を活かした自社IPの活用により、相乗効果の創出を推進していくという。
家庭用ゲーム機と業務用ゲーム機の事業が統合されたことで、どのような新しい作品が生み出されるのか、注意深く見守っていきたい。
ライター/ヨシムネ