北京のゲームデベロッパーVanimalsは、ゾンビサバイバルゲーム『Undying』の早期アクセス配信を2020年後半にスタートすると発表した。
当初は2020年度Q1にリリース予定だったが、今回の発表で延期された形だ。あわせて明らかにされた対応プラットフォームはPlayStation 4、Nintendo Switch、PC。PC版に関してすでにはSteamストアに商品ページが開設されている。
『Undying』の主人公は、ゾンビアポカリプスの中、ゾンビウイルスに感染してしまったある母親だ。ゾンビ化するまでに残された期間、プレイヤーは母親として守るべき息子にこの世界で生き残る術を教え込み、安全な場所を探すことが目的となる。少ないリソースをやりくりし、飢えや渇きをしのぎながら少しでもゾンビ化の進行を遅らせなければならない。
スキルは料理やクラフトだけでなく、戦闘用のものも用意されており、息子コーディは母親の姿からさまざまなスキルを学ぶ。
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ゲームに用意されたロケーションは数十箇所。ゾンビを退けながら物資を集め、ときにはほかの生存者と協力や取引を行うこともある。異なるロケーションには異なる物資や救援に必要な情報がある場合もあるが、拠点が襲われることも考慮して行動しなければならない。スクリーンショットでは拠点でほかの生存者とともに過ごしている姿が確認できる。
ゾンビ化して死ぬことが決定している母親として、極限状態を生き抜く親子の姿を描くという設定通り、エモーショナルな物語にも期待できそうだ。
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E3 2019で発表され、gamescom 2019でもデモバージョンがプレイアブル展示された『Undying』。リリースは2020年後半となったが、開発チームによれば今後はさまざまなゲームショーへの出典やクローズドベータテストといった形でプレイする機会を用意するという。
ベータテストの詳細やスケジュールは未発表だが、公式サイトではメーリングリストへの登録を受付中。ゲームの情報をいち早く手に入れたい方は、そちらに登録して続報を待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸