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『AIR』『CLANNAD』の麻枝准による新作スマートフォン向けRPG『Heaven Burns Red』が2020年から2021年に延期へ

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 KeyとWFSは、2020年内の配信を告知していた『Heaven Burns Red』の配信を2021年に延期すると発表した。

 本作は「泣きゲー」を礎を築いたシナリオライター麻枝准氏による作品で、2007年の『リトルバスターズ!』以来となる氏が原作・メインシナリオのスマートフォン向けRPGだ。対応プラットフォームはAndroid、iOSを予定している。

麻枝准が13年ぶりに原作・メインシナリオを手掛ける新作『Heaven Burns Red』が発表。KeyとWFSが手掛けるスマートフォン向けRPG、2020年配信予定

 延期の理由について、公式サイト、公式TwitterではWFSプロデューサーの柿沼洋平氏、ビジュアルアーツ/Key代表の馬場隆博氏からそれぞれ声明が出されており、柿沼氏は「麻枝さんのシナリオを”最高のスマートフォンRPG体験”という形でファンの皆さまへお届けするために、ゲーム開発により多くの期間を要する」ことを挙げている。

 2020年2月28日には制作発表会を予定していたが、大幅なスケジュールの変更の見直しとなったといえるだろう。なお制作発表会の実施、および優先抽選券で応募の当選は、改めて発表時期がきたら公式サイト、公式Twitterなどでお知らせするという。

 今回出された馬場氏の声明では、本作を目指すものとして「Key=麻枝准の世界観・ストーリー・キャラクター・音楽」×「WFSが考える世界最強のスマートフォンRPGシステム」を挙げており、関係者の並々ならぬ意気込みのほどが伺える。麻枝准氏も本作を発表した段階で「楽しくて、感情移入が出来て、最後には泣けるようなゲーム」と称しており、スマートフォン向けRPGながら、しっかりと「泣きゲー」を表現するようだ。

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(画像は『Heaven Burns Red』公式サイトより)

 まだまだ謎のベールに包まれた本作だが、麻枝准による久しぶりの完全新作というだけでファンならずとも注目度が高い本作。大幅なスケジュール変更が、そのままクオリティに上乗せして返ってくることを期待したい。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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