Quantic Dreamは、2月13日に投稿された創立23周年を記念するニューストピックの中で、創立以来初めてのセルフパブリッシングを行う意向を発表した。

(画像はQuantic Dream「23」より)
Quantic Dreamは、『Detroit: Become Human』(2018)、『BEYOND: Two Souls』(2013)、『HEAVY RAIN 心の軋むとき』(2010)などの作品で知られるフランスのゲームスタジオ。
「23」と題されたトピックの中では、同社の第1作『Omikron: The Nomad Soul』(1999)をはじめ、これまで関わってきたすべてのアーティスト・クリエーターたちを紹介するとともに「これまでの23年で、特別なコラボレーションやユニークな時間をともに過ごしてきた」と歴史を振り返った。
その中でも『Detroit: Become Human』によってもたらされた過去2年間の成功は大きく、グローバルコミュニティの成長やPC版の発売など、創立以来大切にしてきたビジョンを達成できたとも語っている。
創立以来初めてのセルフパブリッシングに移行すると、独立した意思決定や次世代プラットフォームにおける技術的・戦略的機会へ取り組むことができるようになる。また、投資や開発のサポートを行い、他の開発者が持つビジョンを実現するための支援が可能になる。
『HEAVY RAIN 心の軋むとき』以降、長らくSonyが販売するソフトを供給してきたQuantic Dreamだが、セルフパブリッシングへの移行で今後どのような展開が生まれるのだろうか。Quantic Dreamのこれからに目が離せない。
ライター/ヨシムネ