『Gears of War』シリーズや『Bullet Train』を開発したレイ・デイヴィス氏がCEOを務めるDrifter Entertainmentは、VR向けサバイバルホラーゲーム『Lies Beneath』を発表した。3月31日にOculus Quest、4月14日にOculus Riftプラットフォームにてリリースされる。
『Lies Beneath』は、『バイオハザード』や『サイレントヒル』シリーズに強く影響を受けた作品だ。アラスカ州にある架空の都市スランバーを舞台に、大学生メイが父を救うために恐ろしい町の住人やクリーチャーと戦う。
一目見ればわかる大きな特徴はそのグラフィックで、ゲームのアートスタイルは『ウォーキング・デッド』のバーニー・ライトソン氏や『ヘルボーイ』のマイク・ミニョーラ氏、ホラー漫画家の伊藤潤二氏、奇想漫画家の駕籠真太郎氏といった著名な漫画家から影響を受けている。
音楽は『Halo 5: Guardians』や『METAL GEAR SOLID』シリーズといった作品の製作に参加した陣内一真氏と若手コンポーザーのリチャード・ウィリアムズ氏が手がける。
ゲームプレイは近接戦闘と遠距離戦闘どちらも取り入れており、トレイラーではVRゲームらしく両手に武器を持ちモンスターと戦っている様子を確認できる。敵が投げてきたナイフを投げ返すようなシーンもある。本編ではサバイバルホラーらしく謎解きや探索要素も用意されているという。
クリエイティブディレクターのブライアン・マーフィー氏は、ゲームの開発中は常に同僚たちを怖がらせることを念頭にゲームを開発していたと語っている。日常のプレイテストでは少し多めのホラーを加えて、同僚をおびえた子供のように叫び声を上げる機会をつねに探していたという。
『Lies Beneath』はプロモーションにも力を入れており、ゲームの舞台となる架空の町「スランバー」の観光案内ページを製作している。観光案内によれば、恐ろしい殺人や失踪の物語を交えたゴーストツアーが開かれているという。うち捨てられた村や缶詰工場など、どうやらゴーストツアーのページはゲームで訪れるロケーションを説明しているようだ。
おどろおどろしさの中にかっこよさを持つグラフィックの『Lies Beneath』は3月31日にOculus Quest、4月14日にOculus Riftプラットフォームにてリリースされる。
ライター/古嶋誉幸