多種多様な「ゲームUI演出」を集めたブログが話題に。スキップ不要箇所やUIの細かい動きなど、演出の流儀を開発者が解説

 ゲームUIの演出のコツを解説するブログ「ゲームUI演出」の記事「UIの細かい動きについて」がSNSで話題になっている。

 このブログの作者は、ソーシャルゲーム会社でUIアニメーションや、演出、エフェクトを担当している、たかゆ氏。自身の技術向上と同業者のためにブログを開設したという。

 話題の記事「UIの細かい動きについて」では、「イージング」と呼ばれるUIの細かい緩急のアニメーションを解説。まずイージングなしの等速での状態と、イージングありの緩急をつけたバージョンを比較。等速だと硬い印象だが、緩急をつけると柔らかい印象をつけることができる。

 またイージングといっても、さまざまな緩急のつけ方があり、より硬く印象をつけることもできれば、人間的な動きや極端にキレのある動きをつけることもできる。こういった動きはゲームの世界観や用途に合わせて使っていくのだという。単純にゲームUIといっても、とても奥深く、考え抜かれていることがわかる。

 ブログでは、この他にも、タップにエフェクトが必要か不要か、ローディング画面はどうあるべきか、長押しの演出なども解説。ゲームに限らず、さまざまなアプリに応用できる知見がまとめられている。

 実はこのブログ、今年2月にも話題になったとがある。そのときはUIに特化する形で、既存のゲームのGIFや動画を載せていたが、Twitterであまりにも注目を浴びたため、たかゆ氏が所属しているゲーム会社の法務部からブログ停止の相談を受けることに。

 こうしてたかゆ氏はブログの画像を一斉に削除した。しかしそこから心機一転、オリジナルのGIFアニメーションを作って、文章で詳細に解説するという今のブログの形となった。以前に比べたら、非常にひとつひとつの記事が労力のかかるものとなったが、その分、法的な問題はクリアし、さらに詳細にパワーアップして帰ってきたといえるだろう。

 「同業者の方の参考になるサイトNo.1」を目指しているとのことなので、UIアニメーションデザイナーやアプリケーションを開発している人、またはそれらの制作を志望している人は、たかゆ氏のフォローしてみてはいかがだろうか。

ライター/福山幸司

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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