カプコンは3月13日(金)、発売中の『モンスターハンター:ワールド』(以下『ワールド』)において、超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の全世界累計販売本数が500万本を突破したことを発表した。
『モンスターハンター』は、雄大な自然の中で巨大なモンスターに立ち向かうハンティングアクションゲームのシリーズである。2004年に第1作を発売して以来、ネットワークを介して「他のプレイヤーと協力して強大なモンスターに挑む」プレイジャンルを確立し、シリーズ全体の累計販売本数は3月13日時点で6200万本を誇る。
2018年1月には『ワールド』が発売され、継続的なアップデートやストーリークリアに役立つ武器や装備の無料配信、Steam版の発売など、さまざまな形でのユーザーサポートを実施。1月2日時点で全世界累計1500万本を達成し、カプコン史上最高の販売本数を持つゲームとなっている。
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』は、有料の超大型追加コンテンツとして2019年9月に発売された。同年12月には、アジア地域でのヒットタイトルが対象のアワードイベント「PlayStation Awards 2019」にて、「PlayStation Network Award」をはじめ複数の賞を獲得している。
カプコンのゲームシリーズでもっとも累計販売本数が多いのは『バイオハザード』シリーズだが、9500万本の数字は135本ものシリーズタイトルが積み重なって生まれた大記録だ。
100万本以上を売り上げたタイトルをランキング順で掲載する「ミリオンセールスタイトル」のページを確認すると、同シリーズ最高の売上を持つ『バイオハザード5』は760万本にとどまっている。
3位以下は『バイオハザード6』(740万本)、『バイオハザード7 レジデント イービル』(700万本)、『ストリートファイターII』(630万本)と続き、『バイオハザード』シリーズ最新作の『バイオハザード RE:2』は580万本を売りあげている。個別に見ると、ロングセラーの『ストリートファイターII』がひとつの試金石になっているといえるだろう。
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』は拡張コンテンツであるためランキングには掲載されていないが、『モンスターハンター』シリーズで2番目の売上を持つ『モンスターハンターポータブル 3rd』の490万本を上回ったことは、『ワールド』の成功をより強く裏付ける結果となったと考えられる。
2月にはiOS、Android用新作ゲーム『モンスターハンター ライダーズ』を投入し、300万ダウンロードを達成。9月にはミラ・ジョヴォヴィッチ主演のハリウッド実写版も公開予定の『モンスターハンター』シリーズ。『モンスターハンターワールド:アイスボーン』に今後追加予定のコンテンツからも、目が離せなさそうだ。
ライター/ヨシムネ