Ubisoftは、女性主人公がファンタジーの世界で闘うRPG『Child of Light』のPC版をUPlayにて無料配布することを発表した。期間は3月24日(火)22時から3月28日(土)22時1分まで。
『Child of Light』の物語は1895年のオーストリアから始まる。ある日を覚ますと「レムリア大陸」と呼ばれる場所にいた少女「オーロラ」は、元の世界に帰るため、レムリアの世界から光を奪った「夜の女王」を倒すことを目指す。
カナダ・モントリオールにあるUbisoft Montréalが開発する『Child of Light』は、おとぎ話から発想を得て2014年に発売された作品だ。水彩画調のグラフィックデザインや、妖精、ドラゴンなど、ファンタジー世界のキャラクターたちが印象に残る作品となっている。
戦闘は『ファイナルファンタジー』シリーズのようにリアルタイムでプレイヤーと敵の時間が流れるアクティブタイムバトル制。レベルアップした際にはスキルポイントを割り振って新たな能力を開放していく仕組みだ。また、剣や鎧などの装備品には宝石を組み合わせて、性能を向上させることもできる。


本作の開発を手がけたPatrick Plourde氏は「スタジオジブリやイラストレーターの天野喜孝氏、『ベイグラントストーリー』、『ファイナルファンタジーVIII』、『LIMBO』から影響を受けた」と過去に語っており、国内のPlayStation 3およびPlayStation 4向けに発売された際には、天野喜孝氏による描き下ろしポスターが限定生産パッケージ版に付属していた。
また、本作は「男性中心のゲーム」に対比するものとして女性の主人公キャラクターを用意したという。これはPlourde氏が『Child of Eden』以前から取り上げていたテーマだが、ステレオタイプのフェミニズムを意識した作品ではなく、あくまで主人公のキャラクター像やデザイン面に焦点を当ててている。
女性的な美しさを感じさせるデザインや、アクティブタイムバトル制の本格的な戦闘に興味があればぜひ、3月28日の午後22時1分までにUPlayの無料配布を受け取り、おとぎ話の世界を体験してみてほしい。
ライター/ヨシムネ