GungHo Americaは、『グランディア』と『グランディアⅡ』のリマスター版『グランディア HDコレクション』のNintendo Switch版を発売した。価格は4400円となっている。
また、すでに国外でPC向けに発売済みのSteam版『グランディア HDリマスター』と『グランディアⅡ HDリマスター』も日本語に正式対応した。それぞれ2200円で販売中だ。
『グランディア』は1997年にゲームアーツよりセガサターン向けに発売されたRPGだ。1999年にはPlayStationに移植された。冒険家を父に持つジャスティンが、仲間たちと世界を股に掛けた冒険の中で成長する姿を描く。
2000年にはドリームキャスト向けに続編『グランディアII』が発売され、シリーズの核となる部分を踏襲しながら、世界観やキャラクターを一新し、フル3Dのゲームとなった。
戦闘システムは、敵味方入り乱れたリアルタイムとターンベースを融合したようなシステムを採用。素早さによってゲージのたまる速度が変わり、行動の順番や回数も変わってくる。ゲージの状態によって相手の行動を遅らせたり、行動をキャンセルさせたりとさまざまな戦術がとれる。
名作の名にふさわしい完成度を誇り、のちにUbisoftの『Child of Light』のように、本作の戦闘をリスペクトしたシステムを取り入れた作品も登場している。
『グランディア HDリマスター』では、ゲームのUI、スプライト、テクスチャアート、CG処理を強化。ワイドスクリーンへの対応や各国語への字幕対応が行われる。また、『グランディアII』ではあらたに難易度「ハードモード」が追加された。
2019年8月に日本でも『グランディアHDコレクション』のリリースが発表され、発売を今か今かと待っていた方も多いだろう。かつて遊んだ方でも、初めて遊ぶ方にもおすすめできる作品だ。
文/ishigenn