狂気のホラーゲームプロジェクト『Year Of The Ladybug』が再度ゲーム化へ向けて始動。日本の経験豊富なプロデューサーと話し合い進める

 アートディレクター、コンセプトアーティストであるデイヴ・カン氏は、『Year Of The Ladybug』の動画「The Journey of Year of the Ladybug and a Big Announcement」をYouTubeにて公開。とある日本人の経験豊富なプロデューサーと接近し、ホラーゲームの計画が進行中であることを明らかにした。

 動画には日本語字幕をついており、カン氏から本プロジェクトの趣旨を説明。2017年に正式に開発中止したプロジェクトだったが、本作のコンセプトアートに魅了されたファンの熱い要望もあり、『Year Of The Ladybug』プロジェクトを継続することを決意したとのこと。

 動画では、カン氏が『Year Of The Ladybug』を発想するにいたり、プロジェクトを公開して支援を呼びかけ、それが中止という結末に至るまでの苦悩を振り返っている。最後に、新たな発表とは、日本の有名なプロデューサーと接近して、ホラーゲーム化の計画が進行中であることを明かした。その内実は明かされなかったが、「ホラーゲーム」であることは確かで、大いに気になる内容といえそうだ。

 ことの発端は、2016年にカン氏が公開したサバイバルホラーゲーム『Year Of The Ladybug』のコンセプト動画だ。舞台は2022年、主人公「ジェイムス・シェイ」は連続殺人犯で、通称“レディーバグキラー”と呼ばれている。ある日、シェイが目を覚ますと、廃墟となった病院の隔離所に閉じ込められている三人称ホラーゲームという内容だった。

 だが、特に注目を集めたのは、そのアートデザイン。カン氏の才能がいかんなく発揮された、狂気的でグロテスク、奇怪ながら恐怖を感じさせるアートデザインで、世界中のホラーゲームファンから大きな反響があった。

 コンセプト動画内で、カン氏は共同開発者を募っていたが、開発会社を見つけることはできず、惜しまれつつも2017年に開発中止が発表。翌年には、カン氏は本作のアートブックをクラウドファンディングを通じて販売している。このアートブックは未完、未発表に終わったゲームながら、日本でも入手した人が多くいたほどだ。

 本作を熱望するユーザーが多いだけに、今回、再びカン氏が発表したプロジェクトはどのような発展を遂げるのか。その動向は注目といえそうだ。

ライター/福山幸司

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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