3月20日に発売されたNintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』では、多くのバーチャルYouTuberが配信しているが、3月25日(水)に配信されたバーチャルライブグループ「にじさんじ」の笹木咲さんとベルモンド・バンデラスさんが「カブ価」の乱高下に一喜一憂する様子を切り抜いた動画が、投稿サイトの「ニコニコ動画」上で話題となっている。
本動画には『あつまれ どうぶつの森』におけるカブの仕組みを分かりやすく説明する解説テロップも付いており、笹木さんとベルモンドさんそれぞれのカブの値動きを例に、楽しく「カブでベルを儲ける方法」を学ぶことができる。
なお、本来「カブ」の要素は一週間にかけて変動していくものだが、ふたりは短い時間で本要素を面白く見せるため、ゲーム内時間を操作する「時飛ばし」を使用しているのであらかじめご了承いただきたい。また、「時飛ばし」はプレイスタイルによって賛否が分かれるものであるため、実際に使用し、SNSなどに投稿する際は十分留意しておく必要がある。
本動画の導入部分では、100万ベル以上の預金残高を見せていた笹木さん。「カブ」は、毎週日曜日の午前中に島を訪れるイノシシの少女「ウリ」が販売しているアイテムだ。価格は各日の午前と午後で変動し、購入した時の価格より高く販売できれば儲けることができる。ただし、購入から1週間経つか、ゲーム内時間を巻き戻すとカブは腐ってしまう。
腐ってしまった後のカブは屋外に置いておくことでアリを捕まえるための仕掛けとなるため、あえて少量のカブを腐らせておくとよいだろう。このほか、カブは食べることも可能だが、メリットはあまりないためこちらの要素はスルーされる場合が多い。
笹木さんの場合はもっとも安い価格と考えられている90ベルでカブを購入していたが、月曜午前の価格は49ベルまで暴落、午後も46ベルに下落した。多くの場合で月曜のカブ価は下落する傾向にあり、笹木さんの場合も同様の動きを見せている。茶番ののち、火曜午前は42ベル、午後も37ベルとさらなる下落を見せた。
つづく水曜午前で下落していたカブ価は、89ベルに上昇。これは基本的に、週のピークが近くなっていることを示す。そして木曜、株価は午前130ベル、午後141ベルに達した。笹木さんの場合、ここがピークの価格となっている。
しかし、視聴者の言葉を純粋にも信じてしまった笹木さんは「時飛ばし」を続行する。とうとう金曜午前で128ベルに下落したカブ価は、午後で45ベルに暴落して以降、悲惨な流れをみせた。
一方、ベルモンドさんは102ベルでカブを購入。月曜日午前の価格が54ベルで始まり、水曜日の午後には31ベルまで下落する値動きを見せた。その後、木曜午前に116ベル、最終的に金曜午後でピークの191ベルへ高騰し、見事に大儲けしている。
ふたりの値動きで注目してほしいポイントは「月曜午前の下落幅」だ。どちらのケースも、月曜午前の下落幅は購入価格の6割未満となっている。またもうひとつのポイントは、価格が上昇した時点を“1期”とした際に、どちらも「4期」でピークを迎えている点だ。
『どうぶつの森』シリーズにおけるカブ価の値動きは統計によって「波型」、「ジリ貧型」、「3期型」、「4期型」の4つにパターン化されており、ふたりの場合は「4期型」の価格推移を見せていた。すべてのパターンに共通しているのは、月曜午前の下落幅が売却時期の判別に不可欠ということである。
本記事でカブの取引に興味を持ったならば、上記のポイントに注意するとともに、各種の情報サイトやパターンを予測してくれるツールを活用してみるとよいだろう。
また、今回紹介したのはハイライト。「ドン・キホーテに行く恰好」の笹木さんや、ツッコミを入れるベルモンドさんを見たい方は本編もチェックしてみてほしい。
ライター/ヨシムネ