戦車や戦闘機、船舶を作る兵器クラフトゲーム『Dieselpunk Wars』が現在「Image Power」と「Roasted Games」によって開発中だ。Steamでは同作のストアページがオープンされた。
『Dieselpunk Wars』は、300種以上のパーツを組み合わせ、戦車や戦闘機、輸送船、あるいは想像力を働かせたまったく新しい兵器を自由に作ることが可能なサンドボックスタイプのクラフトゲームだ。
パーツには武器、装甲、車輪や推進システムなどがそろっており、すべてのパーツが機体全体に影響を及ぼす。機体は自由な発想で作ることができるが、飛行できないほど空気抵抗の激しい形状の飛行機や、浮力を超える重量の武器を搭載した船などは役に立たない。制約の中でいかに効率的な兵器を組み立てるかが求められる。
また、すべての機体にはコアとなるブロックが中心となっており、すべてのパーツはコアに接続するように組み立てる必要がある。戦闘ではこのコアが破壊されると機体が爆散するので、コアをどこに配置するかが重要となる。
機体を組み上げたら戦闘開始だ。ゲーム内の物理学に基づいた弾道・貫通計算が行われるため、装甲厚を最大限に高めるいわゆる「昼飯の角度」を使って貫通を防ぐなど、性能を最大限に発揮する操縦テクニックも重要となる。エンジンのオーバーヒートも再現されるので、ただ闇雲に装甲を厚くして戦場を走り回れば勝てるゲームではない。
ゲームにはクリアするとさまざまなパーツが手に入るシングルキャンペーン、自由に機体を制作できるクリエイティブモードが用意されている。なお残念ながらマルチプレイには対応していないようだ。
2月にKickstarterキャンペーンを成功させ、6月にはゲームのベースバージョンのリリースが予告されている『Dieselpunk Wars』。『Besiege』のような、リアルな物理エンジンを搭載し、制約の中で自由な発想で戦闘機械を組み立てるゲームが好きな方にはたまらない作品になるだろう。Steamワークショップにも対応するので、独創的な機体がゲームを賑わすことになりそうだ。
リリース後は最大で8ヶ月ほど開発が続くとされているので、ストアページに説明は無いが早期アクセス版として発売されそうだ。興味のある方はSteamストアでゲームをウィッシュリストに登録し、ゲームのリリースを待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸