岩手県奥州市のゲームセンター「奥州テクノワールド」は4月20日(月)、YouTube Liveにて「自宅待機の人に届けるゲーセン環境音」の配信を実施し、3万回以上の再生数を集めている。
ゲーセンの環境音を垂れ流しています。自宅自粛の辛さが耐えられなくなった時、BGMとしてお使い下さい。https://t.co/rIq3bqDuYy pic.twitter.com/uUl0P4SLtM
— ゲームセンターテクノワールド【公式】 (@technotectec) April 20, 2020
奥州テクノワールドは「5鍵」と呼ばれる『beatmania』の初期筐体や、『スペースインベーダー』の亜流作品としてワールドベンディングが開発した『ワールドインベーダー』などの古く珍しい筐体を設置しているゲームセンターである。別の運営会社から機材を買い上げ2013年末にオープンしたが、2016年に一度経営破綻の危機に突入。当時Twitter上に投稿された存続の援助を呼びかけるツイートは、業界の内外を問わず大きな話題となった。
【更新 2020/4/22 15:45】 記事初版にて奥州テクノワールドに設置されている『スペースインベーダー』の亜流作品は『インベーダーウォーズ』と記載しておりましたが、正しくは『ワールドインベーダー』でした。訂正しお詫び申し上げます。
また先日より、岡山県倉敷市のゲームセンター「ファンタジスタ」が始動した「ゲーセン支援チャリティキーホルダー」プロジェクトにも参加中だ。今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響を受けながらも、懸命に「地域のゲームセンター」を残す活動を続けている。
今回実施された生配信はひたすら「ゲームセンターの環境音」を流すだけのもので、いわゆる「作業用BGM」などに利用できるものだ。約4時間分のアーカイブ動画も残されているので、興味があれば自宅でのテレワークや暮らしのおともに流しておくとよいだろう。
ライター/ヨシムネ