ゲームスピードランニングコミュニティを運営する「Games Done Quick」は、チャリティスピードランマラソン「Corona Relief Done Quick」を先週末に開催し、60時間で40万ドル(約4300万円)の寄付を受け付けたことを発表した。
この寄付金は、貧困や緊急事態の影響を受けた人々の健康と生活を維持するために必要な医療品を提供する非営利超党派団体「Direct Relief」にすべて寄付される。
We also managed to break $400k raised for @DirectRelief! How about that!
— Games Done Quick 🔜 #FlameFatales (@GamesDoneQuick) April 20, 2020
Thank you so much to everyone for all your effort and all the money you have donated towards this wonderful charity during this marathon! #CRDQ
Games Done Quickは年に2回、約1週間にわたりホテルを貸し切って行うスピードランイベント「Awesome Games Done Quick」と「Summer Games Done Quick」を開催している。しかし、新型コロナウイルスの影響により、6月に開催されるはずだった「Summer Games Done Quick」が8月に延期となった。
そういった状況を受け、今回の「Corona Relief Done Quick」開催が決定。オフラインイベントではなく、感染の恐れのないオンラインでのイベントとなった。参加した50人のランナーは、安全な自宅から自分のランを披露した。
Games Done Quickの公開した寄付トラッカーによると、最終的に5000人を超える視聴者から40万ドルの寄付を集めた。寄付最高額は1万ドル(約107万円)、平均して約65ドル(約7000円)と記録されている。
Games Done Quickが世界情勢を受けて単発のチャリティイベントを行ったのはこれが初めてではない。東日本大震災の復興を支援するため行われた「Japan Relief Done Quick」や、2017年にテキサスを襲った大型ハリケーン・ハービーの復興支援のために「Harvey Relief Done Quick」が行われている。
「Corona Relief Done Quick」はTwitchチャンネル(https://www.twitch.tv/gamesdonequick/videos)からすべて視聴可能だ。『NieR Automata』や『ポケットモンスター ソード』、『ドンキーコング』など、ジャンルを問わずさまざまなスピードランが披露されている。
ライター/古嶋誉幸