スペインのゲームデベロッパーRetroReactorは、2人対戦チャンバラゲーム『Two Strikes』の体験版をリリースした。本編の発売日や価格、プラットフォームはまだ未定。体験版はまだ開発途上であり、最終的なゲームとは異なるとのこと。
『Two Strikes』は同社が開発した2D対戦ゲーム『One Strike』の続編だ。格闘ゲームのようにふたりのキャラクターが戦うゲームだが、コンボもなにもいらずルールは単純、相手に2回斬られる前に2回斬って倒すだけという内容となっている。
操作も2D格闘ゲームの中ではかなりシンプルで、操作は相手に2回当てれば勝利の「弱攻撃」、かなり隙は大きいが一撃で相手を倒せる「強攻撃」、「ガード」、レバーを2回入れることでできる前後の「ダッシュ」のみ。少し特殊な操作として、攻撃をダッシュでキャンセルすることはできる。フェイントとガードを織り交ぜて相手の隙をうかがい、必殺の一撃を相手にたたき込む瞬間を狙おう。
体験版で遊べるのは、大太刀を振るう剣士Kenjiと打刀を持つTomoeのふたり。CPU対戦と2P対戦が楽しめる。CPU戦ではKenjiに比べてTomoeの方がかなり有利に見えるが、まだ開発途上なので今後AIや対戦バランスも詰めていくとのことだ。キャラクター選択画面ではこのふたりを含めた6人の剣士のシルエットが確認できる。
実際にプレイしてみると、隙をうかがいながらじりじりと間合いを詰め、相手の攻撃を伺い後の先を狙う緊張感は心地良い。また、一撃一撃がしっかりと腰の入った太刀筋なので、相手を斬ったときの爽快感はかなり高い。巻物に描かれた絵のようなグラフィックもかっこよく、瞬間瞬間が絵になる。
操作は単純で、まだキャラクターはふたりしか実装されておらず長く遊べる対戦ゲームではないが、一瞬の駆け引きの気持ちよさは一度試してみて欲しい。ゲームは公式サイトからダウンロード可能だ。
ライター/古嶋誉幸