デベロッパーBasically, Games!は、ホラーゲーム『Baldi’s Basics Plus』をリリースすると発表した。本作はゲーム開発者mystman12氏が開発した、数学の先生から学校内で逃げ回るホラーゲーム『Baldi’s BASICS in Education and Learning』(以下、Baldi’s BASICS)を大きく発展させたゲームだ。
日本時間6月13日にSteamやItch.ioなどで、開発中のゲームを販売する早期アクセス形式で配信予定。Windowsで先行リリース予定だが、MacとLinuxでもプレイできる。
#BaldisBasics Plus enters early access on June 12, 2020!
— Basically, Games! (@Basically_Games) May 9, 2020
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『Baldi’s BASICS』は「教育ゲームの皮を被ったホラーゲーム」で、出題される問題が解けなくなると先生が激怒し、プレイヤーを殺害するために校内を追いかけ回してくる。彼から逃げ切るには、校内に隠されたノートを集めなければならない。
ゲームのグラフィックは一度見たら忘れられない90年代風のチープな3Dアートスタイルを取っている。チープなグラフィックでもホラーゲームであり、定規を叩きながらプレイヤーを追いかけてくるバルディ先生は恐ろしい。
奇妙な設定やグラフィックが大いに受け入れられ、itch.ioでは無数の非公式パロディゲームがリリースされている。
『Baldi’s Basics Plus』は原作の設定を受け継ぎながら、ランダム生成マップ、霧や洪水などのクレイジーなランダムイベント、さらに多くのキャラクターや便利アイテムを追加。ゲームプレイを大幅に拡張したローグライトなサバイバルホラーゲームだ。
ゲームの基本は校内にいるさまざまなお邪魔キャラクターを回避、あるいは利用しながら、バルディ先生の追撃をかわしてノートを集めるのが目的だ。前作と基本は同じだが、ランダム生成のマップとイベントにより、さらに難易度が高くなっていることが予想される。
メインモードをクリアすれば、バルディ先生に捕まるまでに何冊のノートを集められるかを競うエンドレスモード、さらにメインモードをクリアすると本編とは大きく異なるゲームプレイが楽しめるチャレンジモードなどがアンロックされる。
早期アクセス配信の期間は1年から2年を予定しており、完成版までにさらに多くのコンテンツを追加する予定だという。
基本的な部分は最初から実装されているが、ホラーゲームを名乗っているにもかかわらず、「ホラー要素」は開発のかなりあとにも追加予定だと書かれている。バルディ先生に追いかけ回されるだけでもかなり怖いが、ホラー要素が追加されたあとは、いったいどうなってしまうのだろうか。
「ほぼ無限のリプレイ性」を謳う『Baldi’s Basics Plus』の配信は6月13日に開始予定だ。ゲームは開発が進むにつれて段階的に価格が引き上げられるとのことなので、バルディ先生に数学を教わりたいというファンは早めの購入をオススメしたい。
ライター/古嶋誉幸