『あつまれ どうぶつの森』で島を去った住人のために墓を作るファンたち。死とは縁遠いゲームに登場するお墓を有効活用し、去って行った人々を悼む

 さまざまな楽しみ方を提供する『あつまれ どうぶつの森』だが、一部のファンは少しダークな楽しみ方をしているようだ。ゲームに登場するお墓を利用して、島を去って行った住人たちのお墓を作るファンが現れていることを海外メディアPolygonが報じている。

(画像はリア・ウィッタ氏のTwitterアカウントより)

 映画『ローグ・ワン』の原案などで知られ、著名人を招いて『あつまれ どうぶつの森』を使ったトークショー番組「Animal Talking」の制作でも知られるゲイリー・ウィッタ氏は、妻のリア・ウィッタ氏のゲームのスクリーンショットを紹介。「私の妻はゲームの隣人が島を出て行くまで心理的拷問を加えています。そして彼らのためのお墓を建てました。あちゃあ……」と冗談めかして語っている。

 多くの人がしているように、リア氏も島の住人を選別している。島に越してきた住人は一定時間経つと引っ越しを考える場合がある。引き留めることもできるが、引き留めずに見送るとその住人は島を離れる。その住人が住んでいた土地は売り地となり、そのあとに新たな住人が越してくる。

 虫あみなどで住人を殴ると好感度が下がるらしく、好感度が低くなると島を出て行きやすくなると考えるプレイヤーもいる。マスクデータが多いため何が真実かは不明だが、引っ越しフラグは好感度とは関係ないともいわれている。

 離島した住人の墓を建てるのはリア氏だけではない。TwitterユーザーのJen Takeda氏は、たいへいたを島から離れさせ、それを忘れないために彼の墓を建てた。

 Takeda氏はゲームを始めるときにネコの住人だけの島を作ろうとしたのだという。氏はPolygonのインタビューに答え、墓を作った理由を「私の島がどのような物だったか思い出すため」と語っている。計画のために泣く泣く追い出すことになったが、それでも彼がそこにいた記録を残そうとしたようだ。

 ゲームに登場するお墓の利用方法はゲーム内の出来事にとどまらない。TwitterユーザーのDaphne氏は現実で失った愛犬の墓を島に作った。2019年11月に虹の橋を渡ったというが、ゲームで墓を作った時は半年経ったいまでも泣いてしまったという。このほか、愛猫を失ったというRaine氏も同様にゲームでお墓を作っている。

 2月20日に公開された「あつまれ どうぶつの森 Direct」でも、一瞬映ったお墓が注目の的となった。死とは縁遠いゲームに登場するお墓は、それだけで目を引く存在となっている。それだけに、お墓を利用して実際に何かを弔う行為が起きるのは必然だったのかもしれない。

ライター/古嶋誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros
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