同人サークル上海アリス幻樂団は、『東方風神録 〜 Mountain of Faith.』、『東方地霊殿 〜 Subterranean Animism.』、『東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object.』の3作のSteamストアページをオープン。3作それぞれを6月6日にリリースすることを発表した。価格は未発表となっている。
『東方風神録 〜 Mountain of Faith.』は2007年にリリースされた東方Project10作目に当たる弾幕シューティングゲームだ。「博麗霊夢」と「霧雨魔理沙」が主人公(自機)として登場する。
Windowsでリリースされた最初の作品である『東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.』以降少しずつシステムが追加されていったが、本作は原点回帰を標榜。Windows向けにリリースされたシューティングゲームタイトル3作で追加したシステムから必要なものだけを選出し磨き上げ、さらに新しいシステムを追加している。スペルカードシステムは霊撃システムに置き換えられ、ボムの扱いが前作までと少し異なる。
原点回帰ということで、タイトルも東方Project初のシューティングゲーム『東方封魔録 〜 the Story of Eastern Wonderland.』に寄せたものになっている。
『東方地霊殿 〜 Subterranean Animism.』は2008年にリリースされた東方Project11作目。前作と同じく「博麗霊夢」と「霧雨魔理沙」が主人公(自機)。装備はパートナーに置き換えられ、「射命丸文」や「パチュリー・ノーレッジ」など、それぞれの主人公につき3人ずつ、計6人のキャラクターが登場する。
ZUN氏は自身のブログ(https://kourindou.exblog.jp/8425943/)で、シューティングゲームをほとんどやったことがないというデバッガーが頑張ってイージーモードをクリアするのを見て、本作ではイージーモードでもノーコンティニューならグッドエンドが見られるようになったことを明かしている。
『東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object.』は2009年にリリースされた東方Project12作目。サブタイトルを略すとUFOとなるとおり、ゲームでもベントラーアイテムを集めることでアダムスキー型のUFOが登場する。主人公(自機)は前作からひとり増えて「博麗霊夢」、「霧雨魔理沙」、「東風谷早苗」の3人となった。それぞれの主人公にふたつの武器タイプが用意されている。
システムとしての大きな変更点は、スペルカードの復活だ。前2作はパワーを消費して霊撃を発動するシステムだったが、本作はボムの欠片を3つ集めることでひとつのボムとなる。スコアシステムの基本バランスが大きく見直され、ZUN氏曰く易しげで稼ぎやすいという。
上記3作がリリースされれば、Steamで購入できるWindows向け東方Projectの弾幕シューティングゲームは『東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.』、『東方妖々夢 〜 Perfect Cherry Blossom.』、『東方永夜抄 〜 Imperishable Night.』の3作を残すのみとなる。
ライター/古嶋誉幸